中さん

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日記(8.5) コラム「自国第一主義」 

2018-08-05 20:34:42 | 日常
8月5日   (日曜日) 晴れでも蒸すので気持ちが良くない。

コラムに

 米国で人気のショー番組が、日本でも放送された。
 昭和30年代のことである。
 舞台の上では、やんちゃな男の子が自慢の喉を披露していた。
 音程などおかまいなし。
度胸満点の熱唱に、司会者が言った。

「坊や、元気なのはいいけれど、歌うときだけは、五線譜の中で歌おうね」。

 ▼調子外れの歌声を、さわやかな笑いに変える。
  司会者の機転に番組を見ながら拍手したと、
  今は亡きフリーアナウンサーの小川宏さんが自著に書いていた。
  五線譜からはみ出した音符ほど、聴衆の耳を迷惑させるものもない。
  かといって、言下にけなせば角が立つ。
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 ▼ここ半年の世界経済を見るに、
  72歳が五線譜無用とがなり立てる
  「自国第一主義」の歌声は、


  坊やのステージとあまり大差ない。
  米国のトランプ大統領が中国に発動した高関税は、
  報復関税の返歌を招き、今や終止符の打ちどころがない“貿易戦争狂騒曲”である。

 ▼7月から始まった対中制裁は発動を検討中の分も含めて
  総額2500億ドル(約28兆円)の中国製品が対象になる。
  中国も1100億ドル分の関税で応じるという。

  怒声に怒声で応える不毛な輪唱は、自国企業や消費者の心理を冷やすだけだろう。
  いつまで続けるのか。


 ▼米国のやり方も乱暴だが、
  横紙破りの商慣行で自国に富を偏らせた中国に不協和音の音源はある。
 価値観をともにする日本や欧州と声をそろえて非を鳴らせなかったのか。

  事ここに至っては、聴き手にどう響くかおかまいなしの、
  中国憎しの「怨歌」にも聞こえる


 ▼米国は輸入車への追加関税も検討しており、
  業績好調のトヨタ自動車なども無事には済むまい。

  不協和音は聞くに堪えないが、
  耳に栓をしてやり過ごすわけにもいかない。
  日本はどこで、合いの手を入れたものか。
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日記(8.5) 高校野球「甲子園100回記念大会」

2018-08-05 10:31:19 | 日常
8月5日  (日曜日)  晴れ 酷暑続く!

早朝、5時頃には野菜収穫へ。
昨夕、カミさんの友達が何人か訪れてきたので
スイカや野菜類がさばけて良かった。
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今朝はカボチャ・スイカの収穫。
スイカが甘くなった。


キュウリ・ナスもいっぱい収穫できた。

雨が降らないのでキュウリが曲がるなあ~!
草取りも一段落したので、
そろそろキャベツやブロッコリーの準備に入らなければと思いつつも
この連日の暑さにやる気も失せる。
今日も天気図は

13号の動きが気になるなあ~!

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高校野球の100回大会が甲子園で開会式が行われる。
記念大会で始球式には各校出身のレジェンド・・名選手が名を連ねる。


コラムにも・・
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脚本家の山田太一さんが、
知っている子のいない小学校に運動会を見に行ったそうだ。
雨が突然降ってきた。リレー競走は雨の中で決行されることになった。

▼泥に足をとられ、転倒する子が続出したそうだ。
 みな泥まみれで素晴らしいレースとなった。

 山田さんの心に残ったのは、転ばずに一番で走った子供よりも
 「二度もころんで、ひきはなされて、それでも走った泥まみれの」子供だっ  たそうだ。よく分かる。

▼甲子園の夏がまたやって来た。
 勝利をつかむ限られた者と、それよりも圧倒的に多い敗者が、
 また生まれる。若者たちのプレーに目が離せないのは、

 「ころび、ひきはなされ、それでも走る」敗者たちを慰めたいと思うからか。
山田さんの文章にふと思う。

▼ひょっとして慰めているのはグラウンドで嗚咽する球児だけではなく、
 過去のわれわれ自身か。

 夢はかないにくく努力は必ずしも報われない。
 それを思い知らされた大人は夢という白球をひたむきに追いかけ、
 希望というバットを信じて強振する球児にかつての自分を重ねる。

 白球に手が届かず、バットがむなしく空を切ったとき、
 若者のその痛みと、大人になったわれわれ自身の過去の夢に泣く。

夏の甲子園に懐かしさを覚えるのは、現在と過去が、
 若者と大人が交錯する場所だからだろうか?


百回の記念大会。気をつけてくれ。
 この夏はとびきり暑い。さあ行け。
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私が高校生の時、同期の野球部員達が2年連続で甲子園に出場した。
誇らしかった時代だ。応援もすごかったが勝ち進むと寄付金も都度増えて行った。
学校としては
他にラグビー・テニス・卓球・バレーボール・柔道・体操も
毎年全国大会出場校であった。
あの時代は何処に行ってしまったのか?
今は観戦するのみだが
確かに死力を尽くして負けてしまった学生たちの涙は、
自分たちのあのころの悔しい負けを思い出させる。

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