中さん

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日記(8.20)コラム「コフィ・アナン氏」

2018-08-20 11:50:57 | 日常
8月20日  (月曜日)   曇り 少し蒸す日だ

散歩に出かける。

街路樹の栃の木に実がなっている。

畑のアサガオがいっぱい咲き始めた。

稲の穂が頭を垂れてきた。

バターココナッツのスープを作ってもらった。
結構いける。

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【コラム】筆洗19日 アナン氏

  誰が最初に「ABCの歌」を歌うかでマペット(人形)たちがもめている。
 「あたしが一番に」「あんたはこの間、歌ったでしょ」「わたしの歌はかわいいわ」。

  収まらない中、ある人物がやって来る。
  「何か問題でも」。
  マペットたちが一斉に訴える。
  私が最初に歌いたい。

▼この人物はわけないさという顔で提案する。
 「どうしてみんなで一緒にうたわないのさ」
  みんな、納得し、ともに歌いだす。

▼2001年放映の米国幼児向け番組の「セサミストリート」の一場面。
 その人物とは、当時のコフィ・アナン国連事務総長




     第七代国連事務総長コフィ・アナンは、
     国際政治を揺るがす様々な出来事に直面し、
     いかにその事態に介入したのか。
    「同時代における最も偉大なグローバルリーダー」(アマルティア・セン )
     と評価されるアナン初の自伝。
     上巻は生い立ちから、ソマリア、ルワンダ、ボスニア、コソヴォ、
     東チモールの紛争への介入や国連改革など・・・・。
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▼その人の訃報に触れて、子ども番組を思い出すのは少々場違いか。
 されど、その人が呼びかけた、
「トゥゲザー(一緒に)」の声が耳に残る。

  そして、その言葉こそこの
  ノーベル平和賞受賞者が一生をかけて
  訴え続けたことだったのではなかったのかと思える。

▼事務総長だった1997年から06年といえば難しい十年間だった。
 地域紛争、イラク戦争、エイズ(後天性免疫不全症候群)
 などの感染症の拡大、貧困。

 イラク戦争を止められなかったことを最後まで悔いていたが、
 いずれの難問にも粘り強く挑み続け、成果を残した。

▼粘り強さの理由を語ったことがある。
 青年期の57年。母国ガーナの独立を目撃した。
 「不可能なことなどない」。

  自国優先の風潮の中で、
 「一緒に」の人の逝去が心もとない。

コメント
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