音楽の喜び フルートとともに

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フランソワ・ドヴィエンヌ

2012-05-31 21:36:14 | 名曲

実家に咲いていたゼニアオイ。ヨーロッパ原産。日本には江戸時代に入ってきたそうです。銭葵の名は、花が一文銭の大きさに似ているからついたそうですが、同じゼニアオイ属のマロウが、薄紅葵という美しい名前をもらっているのに、なんだか損をしているような気がします。

フランソワ・ドヴィエンヌは、1759年フランスのオート=マル県 ジョワンヴィルで生まれました。鞍職人の末っ子。フルートをフェリックス・ローに師事し、パリで演奏活動をはじめ、1788年の資料では音楽の教授として掲載されています。フルートの名手としても知られていましたが、ファゴット奏者としても職を得ています。フランス軍の軍曹としての地位があった彼は、軍楽隊の子女に音楽を教えていました。

1789年にフランス革命が起こり、その後、軍も改組され、パリ音楽院が1793年に設立されると、ドヴィエンヌは、初代フルート科の教授になりました。
革命の嵐が吹き荒れる中、彼は、結婚し、5人の子どもをもうけました。

1790年にオペラ「ル マリアージュ グラデスタン」(非合法な結婚)を作曲、人気を博しました。
1793年には、「修道女」は人気を博したものの、6年間の上演禁止を経た後、「女子寮」と改名され、再上演。人気を得ました。フルート協奏曲を7つあまり、トリオ、ソナタ、交響曲など多数の曲を残しています。
1795年に出版された「フルートの演奏法」は近代のフルート奏法の基礎となる音楽史的にも重要な教則本です。

1803年9月パリの新聞に「過労とフランス革命によるさまざまな悲しみとつらい思いが、彼に脳障害を起こさせ、狂気の世界に導き、ここに死去」と言う記事が載ります。4ヶ月精神病院に隔離された後の死です。44歳でした。


枚方にクラッシック音楽をひろめよう!実行委員会

2012-05-30 21:23:01 | 音楽

憧れのイングリッシュガーデンに欠かせないラベンダーは、いろいろな種類があります。これは、デンタータと言うそうです。
とても、いい香りがします。

7月5日に企画していたカルメンを。都合により順延することにしました。順延して、もっと中身を充実し、大きな企画にしようというのです。
1月か2月に会場を取り直し、フルート2本と、ピアノの他、歌、踊り、合唱を加えて、仕切りなおしです。

「枚方にクラッシック音楽をひろめよう!実行委員会」を、立ち上げました。

「歌劇カルメン」は、オペラで全曲聞くと、3時間にも及ぶ大作ですが、語りを入れ、小さな子どもから、年配の方まで、楽しめるように考えています。これをきっかけに従来のクラッシックファンのみならず、たくさんの市民に来ていただいて、音楽を楽しんでもらえるようになればと願っています。

今日は、そのための足元固め。まず、4人ピアノのSさん、語りのKさん、フルートのKさん、そして私で企画会議。
実行委員運営にしようと言い出したのは、語りのKさん。
協力してもらえるところには、協力してもらって、いいものを作ろうというのです。
広告や、協賛を得ることで、チケット代も抑えられるかもしれません。
普段は個々に活動している団体や、人たちなので、練習のために集まったりしないといけないので練習会場も大きなところを借りたり、リハの回数も増やさないといけなくなるので、経費もばかになりません。
プログラム、チラシ、チケットの作成も結構します。

だからといって、何もしないでいると、何も生むことはできません。

音楽は無くても生きていけるけれど、音楽は人を生き生きとさせ、心を豊かにします。
音楽は、人を通して表現され、人をつなぎ、人から人へと伝わってきた芸術。
そういうものに、価値がないのなら、人間の価値や、意味などどこに存在するのでしょう?

たくさんの人と音楽を作りたい、そしてたくさんの人に届けたい。
たくさんの人と手をつないで、この企画を成功させたい。
そんな思いが4人集まって、私も、大きなパワーをもらいました。
楽しい舞台になりそうです。


掃除

2012-05-29 20:15:50 | 哲学

モッコウバラ(木香薔薇)をアップする機会を失ってしまいました。4月10日、松井山手の実家近くのダンススタジオ。これは、ガレージの屋根の上です。下に小さく赤く見えるのがこの屋の自家用車。これほど、日本の風土を謳歌している薔薇は他にあるでしょうか?
この頃、どこの庭のモッコウバラも、花盛りでした。

今日は雷雨でした。天災や、人災。自分一人ではなんともできず、不安な気持ちになりがちな今日この頃。
何もできないなら、じっと座って考えていず、掃除をします。
掃除機かけたり、雑巾がけしたり。庭を掃いたり。

自分に自信がなくなったり、仕事や勉強に行き詰ってきたら、掃除。
きれい好きというわけではありません。潔癖症なんて程遠い。
身体を使って掃除をして、きれいになると気持ちよくなります。
狭い家でも、古い家でも前より居やすくなります。
こんな、簡単なことで?と我ながら思いますが、単純なことほど、パワーがあるみたいです。

きれいになった自分の部屋を見渡すと、誇りが沸いてきます。

考えてみると、赤ちゃんを育てていた頃、彼らの命を支えるために必要な一番は食事(おっぱい、ミルク)。次に、清潔な身体を保つこと。(うんちとおしっこの始末)
きれいになったオムツをあてて、ご機嫌な赤ちゃんの誇らしげな顔。それを見ると、私も誇らしい気持ちになりました。

身を美しくすると書いて、「躾」しつけと読みます。
自分で自分の身を美しく保つ。自分を律することは、人間の尊厳や、誇りと強く結びついているような気がします。

だから、掃除をして、自分で自分の住む環境をきれいにすると、自分に誇りが沸いてくる。
自信喪失気味の時、特に良いと思います。試してみて。


大阪クルージングバス

2012-05-28 21:58:35 | Weblog

アルストロメリアの花束。最近人気のアルストロメリアは、日本で改良が進んでいる品種です。いろいろな色の組み合わせがあっておしゃれです。

8月5日のリサイタルのチラシと、チケットの第一稿が上がってきました。何箇所か修正していただいて、メール返信。だんだん迫ってきました。
家で練習ばっかりしていると、あんまりここに書けることが少ないです。
私自身は、いろいろ実験してみたり、思いがけない発見があったり、うまくいかなくて落ち込んだり、失敗したり、上がったり下がったり、どきどき、わくわくしているのですが・・・。
ただ今はアンブシャーの改造中。
しかし、あんまり、未消化のものも出せないし。また、そのうちね。

そのかわり。
土曜日に買い物に出かけたら、おもしろいものに出くわしました。


大阪クルージングバス。
大阪人として、うれしいような、はずかしいような。

これに乗って、楽しい観光をして、大阪のいいところ、発見して帰ってくれるといいな。
音楽も、街も人が来てくれないと、発展しない。
過分な発展はもういいけれど、やっぱり、誰もきてくれないのはさびしい。
どうぞ、みんなが豊かで、幸せになれますように。


ピアノ合わせとパジェロ入院

2012-05-25 21:21:52 | 音楽

多肉植物のベンケイソウ科、エケベリア 白牡丹。実家の庭に増殖中。よほど、環境があったのか、すごい勢いです。うっかり、ポキッと折っても、落ちたところで根を張るたくましさ。花もたくさんつきました。


今日午前中は、ピアノのSさんと、リサイタルの曲をあわせてもらいました。
Sさんは、「勉強になるから。」と、いつも、協力してくれる、ありがたい友人です。

ヘンデルの「シバの女王の入場」は、ゆっくりと、方向性を考えながら、演奏してみました。長い16分音符ばかりのフレーズは、どこで切るのか?どこが頂点なのか?クレッシェンドなのか?ディミヌネンドなのか?ほとんど、楽譜には書いていません。
自分で考えて、ピアニストと合わさないと、つまんない演奏になってしまいます。

ゴーベールの「ロマンス」は、調性が細かく揺れ動きます。
Sさんに、和音を弾いてもらってその中に旋律の音を入れ込んでいきます。同じ音でも、場所によって、微妙に音程が変化していて、違う調性の音をいれてしまうと、フレーズの中でその音が、全く違う色合いになってしまいます。
しかし、この和音。B7のー5とか、なんだか、あまり使わないような和音がいっぱい。
考えるだけで、時間がたってしまいました。

イベールと、ドヴィエンヌは、一回づつあわせるだけで、時間切れ。残念。カルメンは、また今度。

午後、うちのパジェロが、JAFで、移動。
実は、3日前、車の下から、異常な水漏れ。スーパーでちょっとした買い物をして、帰ってきたら、車の大きさくらいの水溜りができていました。その時、『故障かな?』と思って、自動車屋さんにもっていかなくては。と思ったのですが、忙しかったので、『まあ、また今度』と見送ってしまいました。

次の日、5分ほど運転して帰って、停車すると、「シュゥーッ!」と、言う音が、3分がぐらい続いて止まりません。
車の下をのぞきこんだら、うっすら、煙がでてきました。
すぐに消えたけれど、今日になって、三菱さんに電話したら、「自分で、運転されない方がいいです。」
というわけで、下の絵。


JAFさんって、こういう時、本当に頼りになります。昼からレッスンがあったので、搬送してもらって、三菱さんへ。
ラジエーターの水が、漏れていて、蓋がこげていたそうです。接続してあるパイプも3本ほど取れていたそうです。
危ない、危ない。

三菱さんには、明日、実家に行く用事があったので、無理を言って代車も用意してもらいました。
本当にお世話になりました。
実家は、車だと15分から20分でいけますが、電車で行くと、乗り継ぎを入れて、50分。本当に助かります。
感謝、感謝。


幼稚園児来宅

2012-05-24 21:12:24 | 子ども

エニシダと、羽衣ジャスミン。5月12日頃、満開でした。最近気がついたら、もうほとんど咲き終わっています。このままでは、アップできなくなる・・・と言うわけで、見事に満開の花、二つ並べてアップ。春は、紹介したい花がいっぱい。うれしすぎる。



今月は、どういうわけか、懐かしい友人と、会うことが多いです。
今日は、前宅の近所の友達Mさんが、一番下の幼稚園児Rくんを連れて来てくれました。

一番上の子どもは、私の次男と同じ高校3年。2番目が中学2年。そして年長さん。3人男ばっかり。
今も、幼稚園と中学と、高校をはしごする生活を続けています。
「もう、しんどなってきたわ~。」って、本当に子育ては大変です

それでも、「子育てサロンが、人手不足でたいへんでねぇ。」と相談すると、「手伝いにいったげるわ。」って、すごい人です。
ありがたい

途中でテストが終わった次男が帰ってきて、そろそろ大人二人の間で飽きてきたR君のお相手をしてくれました。
Rくんが遊んで良いようなおもちゃも、もうさすがに無いので、困っていると、高校生の友人が持ってきた「人生ゲーム」
「PS無いの?」と言っていたRくんも、お兄ちゃんが遊んでくれるというので、楽しんでいたみたい。

末っ子の次男は、誰かのお世話をする経験が乏しいので、いい機会です。
ちょっと手を焼くかと思ったら、長男次男にいつも揉まれているRくんは、遊ぶのも上手。遊ぶというより、遊んでもらってたんじゃないかな?

取り留めの無い世間話をして、お茶を飲んで、お菓子を食べて、そんなことで、ちょっと、元気が出て、またがんばれるんです。
がんばれMさん。がんばれRくん。がんばれ次男。がんばれ私。


梅田でレッスン

2012-05-23 21:12:22 | レクチャー、マスタークラス

コメットピンクマーガレットと、バーベナ、天使のほほえみ。ご近所に、絵を描くように、ガーデニングをしている人がいます。
同色のグラディエーションが素敵です。家の前を通るのが楽しみです。

S先生のレッスン。
ヘンデルの「シバの女王の入場」は、タンギングが課題です。音の変わり目を意識しながら、全部レガートで吹きます。きっちりここからとわかるように、変わるように。
次に、息の流れを阻害しないように、舌をうわあごについたか、つかないか?のところにつく練習。
タンギングの前後で、できるだけ音が変わらないように。
上記を、ゆっくり、音を聞きながら練習します。

ゴーベールの「ロマンス」
調整の違いを、意識するために、調が変わるところで細かく区切り、その調のスケールを吹いてみたり、その調の曲をふいてみたりして、特徴をつかむ練習をし、鮮やかに変わるように。どこを取り出して吹いても、すぐその調整の音になるようになるまで練習します。

イベールの「遊戯」
リズムを浮き立たせるような演奏を心がける。8分の5に3連符、16分音符を正確に入れる。

「カルメン幻想曲」
前向きに、イメージを持って演奏すること。シーンを思い描いて。

ドヴィエンヌの「コンチェルト第7番 1楽章」
常に前向きに、明るく。スラーでくくられた音の頭をはっきりと出す。3連符で動くところ、小節の2拍、4拍のところを次の頭を目指すようにはっきりとタンギングする。

ドップラーの「リゴレット幻想曲」
デュオで、1stを吹く場合。フェルマータをどれくらい伸ばすか?合図を忘れない。
音程を2ndに合わせようとしない。自信を持って演奏する!





旧友

2012-05-22 22:23:11 | Weblog

ご近所の庭に、咲いているバーベナ。天使のほほえみ、パープルエンジェルスターという、名前の品種です。ちょっと、照れてしまうような名前ですが、この花は名前に負けないかわいらしさです。

今日は、初めて親になった頃、友達もまわりにいず、不安で孤独でどうして子どもを育てていったら良いのか毎日悩んでいた頃。
同じような年頃の子どもを持ち、お世話になった子育て二人Yさん、Kさんが仲間がうちに来てくれました。

2年くらい、暮らした香里園のマンション時代の友達。
牧野に越してからも、時々会ったりしていましたが、Kさんが香里園の夫の実家に移り、Mさんは羽曳野に越し。なかなか、簡単に会えなくなっていました。


最近、ずいぶんご無沙汰だと思っていたら、Yさんから、突然の電話。
「東京に移ることになってん。簡単に会えなくなるから、今度会おうよ。」
「えーっ!」
と言うわけで、約束。

Yさんは、先日大病を患い手術をしたばかり。
こういうことがあると、一瞬、一瞬が貴重に思えます。

大変な時に、支えあった仲間。
どうか、元気で、また会いましょう。






金環日蝕

2012-05-21 21:10:53 | 子ども

今日、テレビのニュースでは金環日蝕で、もちきりでした。
うちでは、そう熱くはなかったのですが、実家に帰ってみると、何日も前から母が、日蝕の時刻を書き出し、めがねを買って日蝕を待っていました。それを見ていたら、なんだか見逃すのはもったいない気がして、夫に言うと、会社帰りに日蝕レンズを買ってきました。
新聞の時刻表を手に、レンズをもって、6時15分に起床。夫も、息子も寝床に入ったままでてきません。

だいぶ欠けだした頃、夫がやってきて、観察に加わり。

きれいに、金環になった頃には、息子も起き出して、食べたり、着替えたりしながら、観察。外に出ると、ご近所の人たちも出ていて、「おはようございます。」
普段、顔も合わせないようなご近所さんとも挨拶したりして。日蝕をみた。という共通の話題があって。つながりを感じられてよかった。日蝕の効果ってこんなところにも。

300年後も、ゆっくりみんなで日蝕を見られる豊かな社会であって欲しいものです。


心と体のセミナー

2012-05-18 21:43:24 | レクチャー、マスタークラス

うちの柑橘系2種。左がオレンジのスィートスプリング。右がすだち。

スイートスプリングは、まだ、一年たっていないので実を食べたことがありません。スダチは何回か取れましたが、どれも硬くってほとんど汁気がありませんでした。
いつ摘果したらいいのか?よくわからないまま、とってしまったから。
「アゲハのために、植えているんだからそれでいいんだ。」と夫と息子は言っていますが、せっかく植えているのだったら、やっぱり食べたい。あくまで、食い気の私です。
こっそり、今年は、調べておいしい柑橘系をいただきたいと決意して、アゲハの幼虫も、夫に隠れてお箸で取り除いています。

心と体のセミナー
人間関係で何かあった時、相手の責任にしていないか?病んでいる人、暴力を振るいたくて相手を探している人を除いて、すべて自分の責任にすること。それが愛するということ。

相手の幸福のために、フィードバックすること。
問題は、自分が作り出している。共有のもので、もめると現代は分けて、関わらないでいいように分断する。共有の課題は人と繋がるレッスンになる。関わることで相手の幸福に繋がると言う時以外発信してはならない。

相手に合わすこと。発信のことばかり考えていないで、まず、受信してからはじめる。

緊張は恐怖。恐怖心は分断と、対立意識から生まれる。

物質主義になっていないか?自分の体と心以外は、すべて自分のものではない。
物は、人と繋がるためのきっかけと考える。そうしないで、物を欲しがるから、争いが生まれる。

人は自分のことが一番見えない。自分を見るのを、自分が一番へたくそだろ、考えて、謙虚になること。