音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

選曲と再会

2014-01-31 22:37:55 | 音楽

今朝はピアノのKさんと、4月のコンサートの打合せ。
とっておきの音楽祭inひらかたは4月13日、駅前のスターバックスの店内でやります。

カフェの中ということで、ピアノはなく電子ピアノを持ち込みます。自分のやりたいことだけでなく、場所のことも考えなくてはいけません。
Kさんはピアノの楽譜でジョプリンや、ディズニーの曲を持ってきてくれていました。
ディズニーがいいかもとやってみましたが、ピアノ譜なので、アレンジがフルートにあいません。
デュオの楽譜があったので、スコアを見ながら旋律を追いながら吹いてみると、Kさんは気に入ったようです。
ピアノのアレンジがいいです。何曲か入れることにしました。

ジャズのナンバーで、ファッシネイション、アメイジンググレイスもいいかも、チリビリビン・・・こんな曲はやったことがありません。吹いてみるとおもしろい。
この中から選ぼうとほとんど決めて、Kさんは帰ろうとコートを着てから、置いてあったオペラのアリアをフルートに編曲したものを見つけ「こんなんあるやん。やってみよう。」とまたコートを脱ぎました。

kさんは、声楽もやっていたのでオペラが好きです。私も大好き。
魔笛の夜の女王のアリアや、美しき水車小屋の娘のアリア何かを一冊全部二人でやって、「ああ、おもしろかった。またしよう。」ともう本題を忘れています。Kさんのオペラはとってもよくって、私も時を忘れてしまいます。

結局ぎりぎりまでやって、決めきれず、何曲か楽譜を持って帰ってくれました。

夜になって、父を見に実家に行くと、震災の年に実家でホームステイをしていたオーストラリアからの留学生のGくんが帰ってきました。

こちらで、教職をしたいGくんは2ヶ月こちらの高校で教育実習をします。19歳だったGくんは21歳になってたくましく育っていました。
フルートを吹いていたのが、今や剣道をしているそうです。
本当に日本びいきです。漢字をたくさん集めて覚えているノートには、薔薇とか、日本人の私でもかけないような文字がびっしりと並んでいました。
それでも、高校生には手こずっているようです。
英語を教えていますが、「ほとんどはやりたくない、強制されて、仕方ないからやっているんだ。」と嘆いていました。
こんなに日本を愛してくれているのに、高校生たちの負のエネルギーに負けないで彼の夢が叶うことを祈っています。


スペインからの留学生

2014-01-30 23:16:02 | 音楽

今日は、友人のDさんが、自分の家にホームステイ中のスペイン人Uくんを連れてやってきました。
2月にDさんがお手伝いしている放課後のこどもたちを預かる会での演奏を頼まれまれたのです。
Uくんは、こちらの大学に留学して、通訳か教師になるべく勉強中です。
子どもの相手をするのは、勉強になるとDさんと一緒に会のお手伝いをしています。子どもと遊んだり、英語を教えたり。
ピアノも子どもの頃からやっているので、Dさんに言われて私の伴奏をしてくれることになりました。
Dさんも覚えたてのヘルマンハープで一部参加です。

これが大変。
「エーデルワイスと、きらきら星、虹の彼方にをハープと一緒におねがいします。ハープの楽譜は○だけど、ピアノとフルートの楽譜は無いのです。」と聞いていたので、初めの音を聞いて楽譜を作っていました。ピアノの楽譜を探したら私の手持ちに「虹の彼方に」だけがありましたがアレンジがしてあって、ハープのシンプルな譜面とあうかな?と思って今日。

Uくんは、身長180センチ位の22歳。ラテン系ハンサム。
日本語ペラペラ。自国で勉強をしてきましたが、日本に来てからの方がはかどったそうですが、18ヶ月でここまで!というほどよくわかります。
「ピアノ伴奏譜を持ってきました。」というので、見せてもらうと、虹の彼方にではなくて「ムーンリバー」
Dさんが「英語でムーンリバーじゃなかったっけ。」
「それは、オーバー ザ レインボウ。」と突っ込んでしまった。

楽譜問題が解決して、「さあ始めましょう。」と始めたら、ハープが半音ほど低い。
「楽譜を引っ張ればいいんじゃない。」とDさんが言いますが「いやいや、チューニングして下さい。ねじ回しを持ってきた?」
「どうやったかなぁ。」おもしろい人です。

3人でなんとか、合わせて。
次はUくんと私のゴーベールのマドリガルに合わせて、Dさんに絵本を読んでもらいます。
楽譜のここにこのセリフと細かくしていますが、なかなか楽譜を読むのが難しいようです。

Uくんも練習時間がなかったそうですが、私の演奏が止まらないようなリズムはとってくれています。

後はみんなと歌う「どこかで春が」「ゆき」「お花がわらった」これは大丈夫。
しかし、絵本は一度では無理でした。

またもう一度練習します。


タマゴリョーシカお試し

2014-01-29 23:29:46 | 子ども

羊毛フェルトのマトリューシカキット。藤久のリトルプリックシリーズのタマゴリョーシカです。お雛様が作れるかどうか?今度は人形でお試しです。
まず青いフェルトでタマゴ型をつくります。


これは、マニュアル通り。もう一つは、アクリル綿を入れて作ってみます。
予算内に収めるためと、たくさんの綿を小さく形にしようとすると、時間がかかります。
サロンでは子どもがいるので危ないニードルは使えないので、人数分の本体を作っておいて、そこに飾り付だけしてもらいます。スタッフが人数分つくるにしても刺す整形は時間がかかりすぎます。


整形できたタマゴと、まだこれからの綿入れのタマゴの比較。

これをブスブス刺して、同じくらいの大きさに。


これなら大丈夫。見た目もわからないし、綿の量が少ないので、刺す時間も少なめでいけます。
これに、他の色の綿を乗せていって


ほら、できあがり。


中に綿が入っているのと、見分けがつきません。ただ、触ってみると、綿の方が柔らかいです。
柔らかいのは、気持いいです。

あと、量産するためには、もうちょっとシンプルにする必要があります。そのために試してみたいことがあります。次はそれに挑戦です。


羊毛フェルト 100均のマカロンキット

2014-01-28 21:54:59 | 子ども

2月の子育てサロンで、羊毛フェルトのお雛様作りをやりたいなぁ。
しかし、羊毛フェルトを使ったこと経験はありません。
なので、まず何か簡単なものを作ってみよう!ということで、やってみました。

まずは、100均のキットでマカロンのストラップを製作してみます。
ストラップ、ニードル、羊毛フェルトで105円。すごい安さです。

ピンクのフェルトを用途別に3つに分け


一番多い束を3cm幅に広げて端から巻きます。

巻き終わったら、ニードルでブスッと刺します。・・・なんだか頼りないと思いましたが、一刺しするだけで、端が止まります。


後は、整形しながらひたすらニードルでブスブス刺します。

ははーん。だんだんわかってきました。刺すと糸どうしがからみあい小さく固く結びつくのです。
同じ様の毛糸で、しっかり刺したの途中で止めたのと、もっと刺してみました。

同じものを二つ作って合体。くっつけるのもニードルで刺すだけ。

白いフェルトをよって溝にそって刺し、ピンクの羊毛をその横に2本刺してマカロンのできあがり。

ちょっと寂しいので、家にあったレースをあしらってみました。これはボンドでくっつけます。
ストラップは私は使わないので、このまま。

できそうな気がしてきました。次は、マトリューシカに挑戦してみます。


検診デイ

2014-01-27 22:18:52 | 介助

今日は、母と一緒に父を検診に連れて行きました。「尿の勢いを見るテストをするので、溜めてきてください。」と言われていたのですが、朝9時車に乗る直前にトイレに行き失敗。
10時、案の定病院で、「50ccしかありません。150ccは溜めないとテストできません。溜めてからもう一度しましょう。」と看護師さん。

水分をとってと父に言っても、飲み物に口をつけて2.3口飲んだところで、「もう、いらん。」
一から説明し直し、また一口。「なんで飲まなあかんの?」とまた一言。
11時にエコーを取ったらまだ、78cc。

何か食べたら飲めるかと、病院の喫茶でワッフルを食べて、また呼ばれて12時に見たら、90cc。

喫茶店でワッフルを食べながら飲んでもらったり、図書館で雑誌を読んで12時45分。「トイレに行きたい。」と言い出し、「我慢して。」と泌尿器科に駆け込んだら、「50ccですね。もう、検査しましょう。」
今度は間に合わず、パッドに漏らしてしまっていたのでした。

トイレに行って測ってもらったら残尿7cc。これは、いい数字らしいです。
先生に診断してもらったら「ごめんなさい。大変でしたね。もう、この検査はしません。異常があったら、おっしゃってください。次は血液検査にします。」

母が精算している間、
二人でいると「もう、どうしようもないな。情けないなぁ。すまんなぁ。」と父は記憶が無いし、先生が何を言っているのかあまり理解できていませんが、何かまずいことがあったらしいことは感じています。

「お父さん、先生は大丈夫だって、なんにも、どこにも悪いところは無いって。」
「そうか、まだまだ死なへんってか。」
「そうそう、まだまだ死なへん。元気、元気やって。」と言うと、嬉しそうに顔をくちゃくちゃにして笑いました。
父のホッとした顔を見ると、今日の診察は時間はかかったけれど悪くなかったと思えてきました。
二度は嫌だけどね。


お直しと、合わせ

2014-01-24 22:12:56 | Weblog

朝、ご近所のママ友Mさん宅にお邪魔しました。
去年買ったスカート。着る度にざぶざぶ洗濯していたのがまずかったのか、ウエストのゴムが伸びてしまいました。


暮れからだましだまし着ていましたが、気がついたら膝丈のはずが、足首あたりまで裾が・・・。冬でよかった。コートで隠れていなければ大変なことになっていました。

で、神様、M様ということで、いつものようにMさんにお願い。
ゴムを通してあるのではなくて、ギャザーを寄せて3本縫い付けてあるので、簡単にゴムを変えるというわけにはいかない。

「そうしようかな?」とMさんしばらく頭をひねった後、「そうだ!」と立ち上がって2階からバイアステープをとってきました。
ぬいつけてあったゴムを1本とってしまい、そこに裏側からバイアステープでパイプを作って、そこにゴムを通してしまおうというのです。

ゴムをはずして、ギャザーを伸ばしながらバイアスをしつけでとめ、裏側からミシン。おしゃべりしているうちに、ほら、このとおり。

「上下のゴムは、おいとくね。これは、ギャザーを寄せるデザインの一部になってるから。」

表から見ると、全然わかりません。
「今度から、緩んでもゴムを変えられるからね。」しかも、太いゴムを通せるので、そうそう緩まないはずです。
これだけのことで、お気に入りのスカートが延命しました。
しかも、いろいろ話も聞いてもらって癒されました。
お直ししてもらえるのは、うれしいけれど、半分。半分はMさんと話したい口実。・・・いや、半分以上。
今日も聞いてもらったり、聞いたりしていい時間をすごしました。

午後からは、Sさんとピアノ合わせ。生徒さんのSさんも「歌の翼に」を合わせてもらいました。
フルート歴4年、うちに来てからまだ一年ですが、いい音で吹けるようになってきました。
どんどん変わられるので、毎回本当に楽しみです。

明日は、Mさん、S・Sさんを合わせていただきます。


フランチェスカ・ダ・リミニ

2014-01-23 21:41:50 | 名曲

フォーエバー社のモンテシスラ、小さなバラ。この寒さにも耐えています。

ポール・タファネルのフランチェスカ・ダ・リミニ幻想曲を練習しています。
前にもコンサートにかけたことがありますが、再演。

アンブロワージ・トマの歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」のテーマをもとに書かれていますが、前回いくら調べてもこの歌劇がダンテの神曲によるものくらいしか資料を見つけることができませんでした。

今回調べてみたら、英語版のトマのオペラリストがあり、そこに 1882年4月パリで初演されたこと、5幕もののオペラであったことが書かれていました。
1811年生まれ、1896年没のトマ71歳の作品。20余あったオペラ作品のうち最後の作品です。
しかも、5幕もののオペラは、これ以外には「ハムレット」しかなく、これは大当たりしました。
だから、これはかなりの力の入れようだったのではないかと類推されます。

「真夏の夜の夢」や、「二重梯子」など喜歌劇を多く書き、「ミニョン」に至っては1866年に発表されてから、94年までに1000回の上演回数を数える人気作曲家だったトマの歌劇は今ではあまり演奏されません。

フランチェスカ・ダ・リミニは、絶世の美女。宿敵マラテスタ家の長男ジョバンニに嫁ぐことになります。ジョバン二は、醜男だったので、弟のパオロを代理として送り、二人は恋に落ちます。
結婚してみるとジョバンニは違う男だった。
パオロは兄に逆らえずやけくそで軍隊に入ったら手柄をあげます。
しかし、抑えきれずに愛し合う二人、それがついにジョバンニの知るところとなり、二人は刺殺されてしまいます。

ダンテの神曲では、ウェルギリウスの案内で地獄をめぐるダンテの前に、不義の罪で地獄をさまようパオロとフランチェスカが現れ、その苦しみを話します。

いったいどういうふうに、トマの歌劇に描かれていたのかはわかりません。しかし、この幻想曲のテーマは本当に美しい。
一度聞いてみたい。





幸福

2014-01-22 21:47:32 | 哲学

母が買ってきたフリージア。春の色と香りです。

豊かになること、競争に勝つこと、楽をすること、健康であること。
すべて幸福の絶対条件ではありません。

仲間がいること、これは幸福には欠かせないものです。
誰か仲間が不幸な目にあっていると、自分も幸福な気持ちではいられない。
どこまでを仲間と感じているんだろう?

家族、自分の友人、家族の友人、親戚、親戚の友人、隣の人、隣の隣の人・・・。
そうやって、国中や、世界中の人といろんなことや、ものを分かち合っているくせに、もうその感覚が麻痺してきています。

どこかの国の災害や、紛争、飢餓のニュースの後、おいしい食事のCM、暖かい部屋、こうこうとつく電気。
そういうことに慣れきってしまって疑問も感じない。

夢の中の、狂った状態が、正常だと思って育ってしまった。
人らしく生きるって、どういう事なんだろう?

現実は、競争社会で、ギリギリまで頑張って、疲れきってるという人もいますが、
しかし同じ現実で、人生を、楽しみ、感謝している人もいます。
違いはどこからくるんだろう?
考え続け、学び続けること、それしか、今は無い。




検診日

2014-01-21 20:37:42 | 介助

今日は、父の認知症の定期検診。母は仕事なので、私が一緒にいきました。
精神科は、今、受診する人が増えています。
認知症の患者の他に、うつの人も増えているらしいです。

増えているというか、助けを得てもいいと思う人が増えた。
いきなり死んだり、暴力を振るったり、何かの依存症になる前に、病院にかかって見てもらって治療した方が絶対にいい。

体と同じように、心も痛んだり、疲れたりするということを、ようやく社会が認めるようになってきたのだと思います。
治療は大切。治療したら、また働ける社会になっているともっといいのですが。
だいぶ、大丈夫になっているらしいけど。

父は、前回よりいいみたいです。
導尿をして、体の調子が悪かった時には全く父からの発信が無かったですが、最近自分から話しかけたりしています。

昨日は母の話によると、買い物にも一人で行ったそうです。牛乳一本言ったのに、同じものをいろいろ買ってきたそうですが。
「なにかお困りのことはないですか?」と先生に言われて、父は「別にありません。」
とにかく記憶力がほとんどない以外は、穏やかに毎日が過ぎていきます。
家族もだんだん覚えられない父に、慣れつつあります。

受診後、母のいない家に返せないので、うちで夕方まで過ごしました。
ご飯を食べた後「帰ろうか?」という、父を次男がサンルームに誘うと日が差してきてとっても暖かい。
「ここは、気持ちいいなぁ。」と父は家に帰ることを忘れて、長いこと二人で世間話をしていました。

人として健康で当たり前の生活をすることが、大事なことを父が教えてくれます。
ゆっくり時が過ぎて、夕方父を実家に無事送り届けて一日が終わりました。


ピアノとフルート

2014-01-20 22:06:51 | 音楽

今日午前中、ピアノのKさんと、コンサートの打合せ。
4月にあるので、春の曲をいろいろ取り上げてみました。
花、早春賦、春よ来い、朧月夜、春が来た、さくらさくら、荒城の月

いろいろな編曲。大曲仕立てのものから、ポップス調までいろいろあります。

今日は大寒ですが、演奏していると体がほこほこしてきて春がきました。
午前中いっぱいさんざんいろんな曲を練習して、花と朧月夜のオーソドックスな形をを録音。CDに落としてコンサートの主催者に送るそうです。

さて、午後からはピアノのTさんと、練習。
暮れにブランクのあったピアノ教室を再開するTさんのリハビリをしようと定期的に会って練習することにしました。
やっぱり4月に教室を開くためのデモ演奏会を自宅で開こうと企画しています。
一人では、勇気がでないとTさんが言うので、一緒にすることにしました。

まず、ヘンデルのソナタや、モーツアルトのフルートとハープのためのコンチェルトを練習。
Tさんのピアノは歌うピアノ、呼吸があいます。

自信が出ないと教室を開く気になってから3年も考えていたそうです。
私だって自信なんかないですが、もっと上手くなりたい。もっと自由な表現を手に入れたいという意欲と、練習時間だけはいっぱい。そしてそれが楽しい。

完璧な人はいないし、完璧な教師や、演奏かもいません。私もそうだけど、みんなもそう。完璧でないからこそできることがあります。
音楽を学んで感じた喜びや楽しみを、たくさんの人に知って欲しい。
こんな時間をみんなに持って欲しいし、一緒に演奏したい。

それには、楽器の演奏の仕方をつたえなくっちゃ。
まあ、そんなこんなで、一緒に春の生徒募集コンサートをします。