掃除も終わり、次男は昼間から年越しのため友達と出かけ、夫婦二人。
静かな大晦日です。
いいこともありましたが、つらいこともありました。
悲しみも喜びもいいさじ加減。
いいことが続かないように、悪いことも続かない。
そうそう聖人のように清く正しくは生きられないけれど、周りの人に助けられて、バランスが取れてきたような気がします。
何事も完璧には行きませんが、それだからこそ、先に向かって生きられます。
成長しきったと思ったら人生終わり。
まだまだ、学ばないといけないことがたくさんあるようです。
みなさんも未熟な私とまだしばらく、お付き合いくださいませ。
本当に今年もお世話になり、ありがとうございました。
みなさんの幸せを祈っています。
おもしい形のお砂糖。レミューズカフェで出てきました。コーヒーを混ぜているうちになくなります。
30日ともなればやっぱりお掃除しかありません。
昨日は家中の窓と、汚れのひつこい台所をやっつけました。今日は、床のフローリングを掃除します。
まず、掃除機でほこりを吸い取り、次に、スポンジに石鹸をつけて、ゴシゴシ汚れを落とし、それから雑巾で水ぶきして石鹸を落とし、最後にさらし蜜蝋のワックスをかけます。
そう広くないので、たいしたことないだろうと思いましたが、朝から初めて、3時ころまでかかりました。
その間ずっと「あまちゃん」総集編をかけたまま・・・。
夫がファンで、本編も欠かさず見ていたにも関わらず、私も次男も掃除しながらおさらいしてしまいました。
能年ちゃん、本当に可愛かった。夫はやっぱり能年ファン。次男は迫力のおもしろさで一票あかねさん。メガネ会計ばばあさんも好きらしい。私はマニアックに吉田くん。出てくるだけで笑ってしまいます。
総集編ではカットされた吉田シーンが多くて不満です。
「あまちゃん」が始まるまで見たことのなかったasaichiのイノッチと有働さんの受けも見るようになってしまい、存分に楽しみました。
震災から3年。
あまちゃんはおもしろくって、楽しくって夢中になってみたけれど、そこに描かれているのは、いいと思える時も、苦しい時も、不名誉に思える失敗のあとも変わらず、仲間として受け入れ、支えあって生きている海の村の人々の関係です。
恋しても、別れても、仕事で成功しても失敗しても同じ地域にいて、人は変わらない。フェードアウトなんてない。
また、世代の違う人が同じ地域、仕事をし、濃厚な人間関係を築いていく。縦とか横とかっていう東京での関係とは全く違った枠で動いていってしまう。そして、それが、力となって、あちらこちらから、復興への創造性となって湧き出してくる。またそれが東京で働く人も巻き込んでいって…。
震災の時、アートは何ができるんだ?って考えたけれど、この「あまちゃん」その一つを形にしてくれたような気がします。
影響にはいいことも悪いこともあって、手放しで評価してはいけないんだろうけれど、被災地に眼差しを向けさせ、そこで地元を愛し、誇りを持って生きる人々を描かれました。
かわいそうにという視点だけでは、復興支援は続かない、何かワクワクしたものを一緒に作って行けばいいんだという新たな復興支援への視点を日本中に伝えたところに、大きな意味があるような気がします。
まだまだ震災の影響は残っています。「忘れない。」という意味でもこの時期「あまちゃん」を見られて良かったと思います。
年末の慌ただしい中、まだ、楽譜を書いています。
年初、、10日に自治会の高壮年クラブの新年会にフルートで呼ばれました。
くるみ割り人形で一緒だったTさんと、フルート二重奏で行くことにしましたが、楽譜をあまりもっていません。仕方ないので、Tさんがいろいろ手持ちを出してくれましたが、その中に、年始の定番「春の海」がありました。
「春の海」はご存知、宮城道雄の名作ですが、もともとお琴と尺八の曲を、フルートとピアノに編曲されたものが多いです。
そのお琴の部分をフルートで吹いてしまおうと、Tさんが以前に編曲したものがあったのです。
手書きなので、スコアメーカーで、楽譜に起こしてしまいます。
14日に撮影したくるみ割り人形のDVDのジャケットとラベル、お礼状を41セット作成し、仕上げたのが一昨日。昨日は本番。リハをしていると、母から電話。「年賀状どうなってるの?作ってくれるって言ったじゃない。」
わかっているけど、これから本番どうすることもできない。
そもそも、自分の年賀状も一枚も書けていないのに。
「ごめん、明日電話する。」と切って、今日。
さて、今日になって時間があるかというと、午前中はレッスン。Sさんのレッスンの終了すると同時に、Kさんが、13時過ぎにDVDを取りに来てくれました。
少し話して、DVDを渡して母に電話。
そう簡単ではありません。父をほうって置くわけにいかないので、父がデイサービスから帰ってくると一緒に松井山手から、牧野に連れてきて、ここではがきの中身を作って印刷して、また山手に両親ともども送り届けないといけません。
しかも楽譜はとっとと作成しなければ、けれど昨年母がこだわり抜いて年賀状を作成したのを知っています。
時間はかかります。夕飯も多分一緒に食べるし、
パソコンを使われるとまた遅れます。
次男を連れて松井山手についてみると、両親は夕飯を食べています。
「今日は夫が忘年会だから、一緒に牧野で食べようと思っていたんだけど。」
「もうお父さんお腹すいたっていうから。一緒に食べてから行こう。」というわけで山手で夕食。
それから、やっぱりすんなりとは行きません。
「買い物に行ってから。」生活必需品を買うのも車が無いので大変な老親の世帯です。ほってもおけず、スーパーと、ドラッグストアと、酒屋に寄って、重いものを買い、やっと牧野に到着したのは8時前。
私はパソコン2台並べて、年賀状は今年は母自ら作成してもらおうと決めていました。
楽譜を作りながら、
「ぐるっと矢印を動かしながら、右を指でポチッと押してみて・・」と口をフルに使って自分で操作してもらおうというのです。
「え、どうすんの。なんか変なものが出てきた。いやいや、これがいいわ。」
見ると、ゆうちょのはがき作成キットですが、有料サイトの部分に入り込んでいます。
「これはお金かかるから。」と「どうやって帰ったらいいかわからへん。」「えっと。」といいながら、結局、手も出す始末。
その間に父は「何してるんだ。もう帰ろう。」「年賀状か、家でやったらいい。」「印刷か、これを買ったらいいねんな。はよ帰って買おう。」と5分置きに言うので説明にも忙しい。
忘年会で遅いはずの夫も帰ってきて、一緒に飲んでくれたので、少し収まりましたが、静かにはいきません。
その間に、語りのKさんとSさんがDVDを取りにやってきて。
本当に落ち着かない。
すったもんだのあげく、11時を回った頃、ようやく年賀状が出来上がり、山手に送り届け、はかどらなかった春の海をさっきようやく仕上げてメール送信。
今夜も遅くなりました。私の年賀状は一枚も書けず、今年も、バタバタとくれていきます。
今日は、お久しぶり。Iさんとデュオ、クリスマスコンサートです。
京都の出水のデイケアセンターのクリスマスウィークの一つです。今年秋に行った時に、もう一度と頼まれました。
忙しいIさんとくるみ割りでいっぱいいっぱいだった私は、22日に合わせて今日いきなりなので、朝早く牧野にIさんが来てくれ、練習してから出かけることにしました。
クリスマスということで、Iさんが用意してくれた楽譜は賛美歌が13曲。それから、ポルカを4曲。そしてジングルベルとふるさと、お正月。
賛美歌13曲はちょっと無理でした。うちにあったホワイトクリスマスを加えて、賛美歌を5曲までにおさえて。
柊かざろう、もろびとこぞりてなど、みんながよく知っている曲だけにすることになりました。
賛美歌の曲集は簡単なアレンジで音が少なく、シンプルなだけにちょっとした違いが目立ちます。
細心の注意を払わなくては。
シュトラウスのアンネンポルカ、ピチカートポルカ、鍛冶屋のポルカ、ラデツキーマーチの4曲。
こちらは、オーケストラで華やかなニューイヤーコンサートの曲ですが、フルート二本で華やかにするのはちょっと無理があります。
しかし、緩急があってダイナミズムが大きいので、シンクロするとデュオでもアンサンブルとして結構おもしろくなります。
ただし、繰り返し、ダ・カーポやダルセーニョ、コーダが多用してあって、短期決戦の今回は、どこへ飛ぶのか私はギリギリの把握です。
鉛筆で、ここまで吹いたらこことナンバーをふってみましたが、自信無い・・・。
お昼前に牧野を出て、そのまま出水へ。
行ってみるとちゃんと、大きな文字でクリスマスコンサートと私とIさんの名前を舞台の後ろに貼っていてくださっていました。
事務所中の控え室で、着替えて2時本番。
前来た時にお会いした方もたくさんおられましたが、違う方もいます。職員の方が、デイケアセンターで曜日に合わせて利用される方が違うと話しておられました。
ホワイトクリスマスでオープニング。そうそう今回はIさんがトッコtoocoフルートを買っていて、前半はそれで演奏。
「赤い色が、クリスマスでいいからと思って。」とIさんは、言っていましたが、どうでしょう?
私の家で演奏したときは残響が大きいので、大丈夫と思いましたが、ケアセンターは人が多くて残響が少ないため,初めの曲は音が捉えられなくて困りました。
ジングルベルは何人か歌ってくださって、落ち着いてくると、私がもっと音を絞った方が合うことがわかってきました。3曲目あたりからは、合うようになってきました。
そもそも賛美歌は、木管のような感じのtocco二本で吹いても良かったのですが、私はパウエルのゴールドしか持っていないので、かなり音の差があります。しかも私がセカンド。
思ったよりずっとp。これはこれで、かえって内省しながら演奏できてよかったかも。
拍手もしっとりとしていました。
京都はキリスト教の方も多いらしく、一緒に歌ってくださっている方もいました。
そして、ポルカ。こちらは、ラファンで吹いてくださいとお願いしました。
それは、正解。もっと華やかでもいい。
真面目なIさんが、慎重に演奏していたのが、ピチカートポルカで、私がトリオで旋律をとった途端に、テンポの緩急を極端につけてみたら、ちゃんとついてきてくれました。
びっくりしたかな?
心配していた繰り返しも、なんとか大事故ににはならずに演奏できました。
今年最後のコンサート。
今年も、呼んでくださり、聞いてくださったり、つながって紹介してくださったり、場を作ってくださったみなさんのおかげで、音楽を届けることができて、本当に幸せな一年でした。
本当にありがとうございました。
PS.写真はIさんと帰りに寄った伏見のレミューズ・カフェで頂いたシフォンケーキ。
音楽教室に併設されているカフェで、Iさんはそこでフルートを教えているそうです。
ハーフですが、喫茶にはグランドピアノも置いてあり、ミニコンサートなども開かれているそうです。
音楽好きなオーナーだそうです。また、場が広がりそうな予感です。
くるみ割り人形の次の日15日。芦屋「花鏡園」で、大学のマンドリンクラブの同期のNさんが企画してくれたクリスマスコンサート。
同期11人の同窓会と、クリスマスと、コンサートを一挙にやってしまおうという企画です。
現地集合。朝、一人で芦屋の駅を降りて2号線を歩いていると、サンタクロースの格好をしたバイクが30台もやってきました。手を振ってくれるので、思わず振替してしまいました。
今流行りのモブってやつかしら?一瞬で通り過ぎていきましたが、ちょっとワクワクしました。
交差点でどこかな?と立っていると携帯がなって「おはよう、今どこ?来てる?」
「来てる来てる。多分、今、店の前。」
見つけました。花鏡園という名前の意味がわかりました。園芸店と喫茶店が一緒になったお店です。
この二階で、まず同期会。
ドアを開けて入ると、懐かしい顔、顔。
「久しぶり!元気にしてた?」「うん。」大体は近畿に住んでいますが、一人福岡からきています。
私たち同期は結束がよく、みんなと結構よく会っています。前は子育ての話題が多かったですが、最近は親の介護がよく話題になっています。
もう介護も終わった人もいます。
会って話を聞いたり、聞いてもらったりしていると、直接手を出して助けたりはできないけれど、同じ世代、同じような時期に同じような苦労をして、大変な思いをしているとわかると、一人では無いという気がしてきます。
幸せも、不幸も、それぞれに噛み締めてきて、無傷の人など一人もいません。
年を経て、小さな違いを競い合った若い頃とは、違ったレベルで、出会うことができるようになってきました。
ランチが終わった頃に、お客様がやってきました。
Nさんのお母さんやお姉さん。若い頃から、私たちもよく可愛がっていただきましたが、変わらず暖かく見守ってくださっています。
相変わらず活動的なNさんのPTAのお仲間や、ギターの先生など、師走の忙しい時に、遠く芦屋までやってきてくれる温かいお客様ばかりです。Nさんの普段のお付き合いの深さも感じます。
お客様にNさんの手作りケーキ・・・とても自分で作ったと思えないほどのクオリティです。
と、コーヒーをお出しして、落ち着かれたところでコンサート。
トップバッターは私とNさん。
独奏でシヴァの女王の入城をふき、あとはNさんのギター伴奏で、グノーの「アヴェマリア」と「歌の翼に」を吹きました。小さな部屋にギターとフルートがあいます。
それからウクレレを習っているYさんとN・Aさんのデュオ。これが、なかなか癒されます。あっという間に温かい南国の空気が漂います。
そして、マンドリンアンサンブルなみーずの演奏です。
ずっと続けて、磨き続けているメンバーたちは、さすがの演奏です。
最後はお客様や、最近マンドリンを復活したメンバーと私も混じって「きよしこの夜」や「あの素晴らしい愛をもう一度」などをみんなで一緒に合唱、合奏しました。
終わってから私たちも手作りケーキを頂いて、お客様も混じって世間話に興じました。
距離が近いところがこういうコンサートのいいところ。
記念撮影をして解散。
私は梅田通過組4人で夕飯二次会をしてから帰りました。
準備や、プログラム作成、幹事まで、みんなやってもらって本当にありがたかった。
同期万歳!また会いましょう。
まだ、くるみ割り人形・・・今回は本当にたくさんの人に関わっていただきました。舞台前に「ショートケーキを作ろう。」と思いついたのは、私。
ダンボールに壁紙を貼って作ったショートケーキを用意して、舞台前と階段の手すりを布で覆って、イルミネーションをつけたら素敵だろうな。
と、しかし、そのショートケーキに「いちごを作って、乗せたらかわいいよ。」と言い出して、「バラも乗せるかっ」て、連日朝10時から、夜7時まで私の家に詰めっきりで、いろいろつくってくれたのはGさん。
材料費○千円。レースやサテンは語りのKさんの古いドレス。リボンはそれぞれの寄付。壁紙はうちの実家の家を建てた時のあまり。イルミネーションはもちろん借り物。
寄せ集めの材料で、素敵なラッピングをほどこしたクリスマスプレゼントの箱を10個も作り、ウレタンの緩衝材を白いネットで包んで生クリームを作ってくれたレッスン生のAさん。
掃除をしたり片付けたりみんなが気が回らないところを、いつも先回りして気づいてくれたやっぱりレッスン生のSさん。
赤いフリースやたくさん布を寄付してくれ。忙しいパートの時間を縫って手伝いに来てくれたママ友のMさん。
まだ、小さな子どもがいるのに、「どうするの?これじゃできあがらないよ~。」と言って4日間私の家に詰めっきりで、赤いバラやら、ピンクのバラやら、緑のバラをひたすら縫い続けてれたMさん。
「私あんまり時間が無いから、ごめんね。」と言いながらも、おいしいお菓子を持参して、いろんなものを作ってくれたOさん。やっぱり、大変な中、丁寧に丁寧にいろんなものを縫ってくれたY・Yさん。
「私は不器用だから、右のモノを左に運んでと言ってくれれば、それぐらいは出来るから言ってね。」といいながら、あれを縫ったりこれを縫ったり、こっちを貼ったり、動かしたり実は大活躍してくれたYさん。
みんなの力が集まれば、一人で考えているより、ずっと、ずっとすごいものが出来上がるんだっていうことを本当に間のあたりにしました。
本番は見ることはできませんでしたが、これが、舞台前の美術の全貌です。
これが、みんなの渾身作のショートケーキ。かわいいでしょ。うまくケーキの端を糸で縫って現場でくっつけてくれたのは、劇団の若者たちです。
ここは、茶色か白かが、なんだか禿げた板だったのが花のワルツのイメージに変身。
空調の前の扉は塞ぐわけにはいかないので、こんなことになりました。これは、私も予想外。
おまけ・・・こんなふわふわに包まれたチョウチョもどこかにあります。
いちごの中に顔があるのがあります。Gさんのいたずら。
Gさん、曰く、「ボランティアでも、なんでもいいものは作りたくない。」
質のいいものをつくれば、誇りが生まれる。力をつくせば、苦労は誇りと喜びに変わる。
音楽でも、美術でも、仕事でも、ボランティアでも同じ。今回はみんなが、そのことを教えてくれました。
心から感謝です。
昨夜は、くるみ割り人形に出演してくれたKさんが、出演する音大のフルートオーケストラのコンサートがありました。
指揮のKさん、クラリネットのYさんと一緒に出かけて、コンサートの後、梅田の喫茶で喋っていたらほぼ終電になってしまいました。奈良に帰るYさんは間に合ったんだろうか?
とにかく、そんなわけでブログを帰って書くパワーがありませんでした。ごめんなさい。
さて、くるみ割りの本番。
リハで初めて顔を合わせた人が何人かいて・・・しかもチャイコフスキーは、大編成にも関わらず、ブラスは25人。同じ楽器でもほとんど重なって吹くことが無く、1パート一人。
もっと、まずいのは、長いスケールを、弦楽器より音域の狭い管楽器で吹くと、3人ぐらいで分け持って吹かないといけない。
しかし、超絶技巧になってしまったクラリネットは、なんとかつながっていて、特に1stのFさん、バスクラリネットのHさんの演奏が素晴らしい。
打楽器の子どもたちは緊張しながらも、堂々とした演奏。
クララとフリッツの歌もとってもいい。
ドロッセルマイヤーおじさんは、20代の若者とはとても思えないキャラの立った演技。
ねずみ達は怪しく怖い・・・会場で子どもが一人泣きだしてしまった。劇団の演技と演出のMさんに拍手です。
そして魔法がとけたくるみ割り人形が王子となり、クララと道行き。
ミラーボールが回る雪のワルツの中、お菓子の国へ。
そして、休憩。
イルミネーションつけてくれたかな?こちらからは一切見えないので、見てみたい。
お菓子の国ではお菓子の精のバレエの子どもたちが、順番に踊ってくれます。
アラブの踊りは、本番で初めてソプラノサックスが入りました。本当にドキドキ。
中国の踊りは、ほとんど私のソロ。緊張しました。Kさんがピッコロで少しかぶってくれて、なんとか、吹けました。
金平糖の踊りの鉄琴を演奏してくれたのは、二人の子どもたち。完璧でした。
バレエはどうなっているんだろう?
大きな拍手を頂いて、きっとうまく踊っているんだろうなぁ。私も見てみたい。
そして、変更に次ぐ変更だった花のワルツ。うっ。テンポが遅い。しかし、仕方ない。始めたものは最後まで行くしかない。
終幕のワルツ、シンバルうまくいきました。
そして、クララが幕の中に駆け込み終幕。
全員のカーテンコール。
後は撤収。
ロビーに出ると、たくさんのお客様が、良かった、楽しかったと言って下さって本当によかった。ほっとしました。
くるみ割り人形のリハが終わり、つかの間の休憩。
子どもを見てくれることになっている実行委員のSさんに、「本番の休憩の間に、舞台前の赤い布を全部外して、2幕が始まる直前に、イルミネーションのコンセントを入れてください。」
「布は休憩の間に取れるけれど、直前は子どもを出さないと無理。同志社大の人に頼もう。」
頼みに行くと、担当の子どもがゆっくりしてもいい一人が志願してくれました。
下手側の、前の扉から入って、舞台の下を這わせてあるイルミネーションのコンセントを入れて、直ぐに扉からはけます。
「わかりました。がんばります。」頼もしいです。
「13時から、受付の人に説明しよう。一緒に来て。」と語りのKさん。
ということは、1時間無い。お昼をコンビニで買ってくるか。Kさんは買ってきたらしい。
他にも離れられない人は。指揮のKさん。「買ってこようか?何かいい?」
「なんでもいいです。」「おにぎりでいいかな?」
フルートのTさんと一番近所のコンビニに行くと、ブラスの人がたくさん来ていました。
お茶とおにぎり2個ずつ4個買ってコンビニを出ると指揮のKさんが見えました。
「あら、買っちゃった。」「来てしまいました。」自分で買うことにしたらしい。
「買います。」と言ってたけれどあげてきてしまいました。
帰ってみると、ドラムのWさんが、「控え室はありますか?」と聞かれたので、「男性の控え室は特別会議室です。13時からしか借りられなかったんです。」
「では、僕が借りてきましょうか?」と言われたので、「責任もって返すところまでお願いします。もし、離れないといけない時には、託してください。」と書類を託しました。
おにぎりを食べ、受付を見に行くと、私の生徒さんのひとりNさんが、もう来て準備開始してくれていました。バレエのU先生、子どもたちの保護者の方もこられて、「13時から説明と聞いたのですが。」
そういえば語りのKさんは、どこにいったのだろう?と思う間に、やってきました。
受付箱に半券いれや、封筒、当日券、ボールペン、取り置きチケットなどを用意しておいたので、私はもうやることが無い。説明はKさんに「託していい?」と聞いてから、そこを離脱。
ホールに戻ると、座席に楽器ケースが。
そのあたりにいた人たちに、「楽器ケースや手荷物は控え室に移動してください。」と叫びました。
何人か移動しましたが、まだケースが。
バレエの先生が来て、「もういれてもいいですか? 」
通路に出ると、お客様が廊下で列になって待っています。
もう一度叫びましたが、もう誰もケースを持って行きません。指揮のKさんの荷物もあります。仕方ないので、Kさんの荷物やケースを自力で楽屋に移動。
先生にお客様を入れるようにお願いしました。
「指揮のKさんいますか?スカートを貸してくれることになっていたんですが。」とクラのYさん。
「えーっ!今頃。みえないんですよ。」開場時刻、13時半は過ぎています。
ロビーを一巡しましたが、見えません。ダメだ、信じて待つしかない。
そろそろ、みんな席についています。
そこにようやくKさんが帰ってきて、服を着るのを手伝ってというので、手伝い。そのうちクラのY参加、ロングスカートを履いて現れました。
「間にあったんだ、よかった。」
これで、全員席につきました。
「お客さんは8割入っています。」
よし、これから本番です。
いよいよ、くるみ割り人形、リハーサル。
ご存知、くるみ割り人形は、チャイコフスキーの作ったバレエ音楽ですが、ハープも入る大編成のオーケストラによる組曲です。
それを、25人のブラスバンドとピアノ、打楽器だけでするのです。
編曲は指揮のKさんですが、加筆に加筆し、昨日のリハでも、楽譜が決まっていませんでした。
ブラスでも、オーボエや、ファゴットは無く、アルトフルートで、オーボエパートを吹いたり、音が薄くなってしまうホルンに足したり。
何より、クラリネット類は、ヴァイオリンパートの代わりですが、音域がヴァイオリンより狭く、チェロや、ビオラもカバーします。ソプラノやバスクラリネットがあるとは言え、7人それぞれが全く別のパートを吹き、なおかつ管にあるまじき動きをするという恐ろしさで、超絶技巧になりました。
かくいうフルートパートも、ピッコロやバス、アルトを4人で持ち替え持ち替えで、楽譜も変更、変更で私の楽譜は二転三転し、リハでもまだ、「そこ吹いて、そこはオクターブ下で。」と楽譜が変わる始末。
ピッコロは3人で分け持っていますが、吹けないところができてきて、
「ここ、どうしても間に合いません。吹いてもらえませんか?」
とフルートとピッコロを吹いているKさんが、昨日のリハで言い出し、
序曲の一部で、アルトフルートを吹いている私に、フルートを突然4小節だけふき、その間に、Kさんが、フルートからピッコロに持ち替えという決まりました。
昨日、一回吹いたら、持ち替えているあいだに、二人共吹けなかった。それっきり、あとリハと本番の2回しかありません。
となりに座っているTさんも、バスフルートから、2小節でピッコロ。ちょっとでも遅れたら吹けません。
みんなギリギリをやっています。
クララやフリッツの素晴らしい演技や、怪しいねずみ、バレエの子どもたちが何をやっているかを見る余裕もありません。
私のところは、リハが始まるまで、「1.2.3.4.1、2、3、4」と自分で数えながら、アルト、フルート、アルトとシュミレーション。それでも、心配。合わせるチャンスは、あと一回しかありません。
ドキドキしながら、リハ、なんとかうまくいった。
ミラーボールもうまく動いているようです。
花のワルツの大幅変更。
本番、どうなることやら。・・・あすに続く
くるみ割り人形の上演が無事終わりました。
なんていう一日だったでしょう。
朝、9時半集合。
実行委員で、会計のSさんを車で迎えに行き、メセナへ。
金曜日に、大半の荷物を運び込んでおいたので、今日は、受付グッズだけ。
自分が売ったチケットと、振込が間に合わなかった方のための取り置きチケット、受付のラミネート看板、テープ、ハサミ、計算機、半券入れの空き缶。輪ゴム、付箋、ボールペンなどなど。
メセナに、ホールの使用許可証をもらい、控え室の和室二部屋の鍵をもらい、2階ホールの入口へ。
劇団の方に、第二和室の鍵を預け、第1和室の鍵を渡すために、バレエの関係者を呼びましたが、まだ到着されていません。男性の控え室特別会議室は空きがなく、午後13時からしか借りられませんでした。忘れないようにしなくちゃ。
先にホールへ移動。
昨日取り付けた舞台前の赤い布が一枚落ちていました。
「つけなおしても、また落ちるかもしれないなぁ。どうしたもんか?」とSさんと相談していると、ホール担当のKさんが、「良い方法がありますよ。」
「安全ピンを布につけてください。」安全ピンを壁に刺すのかしら?と思っていると、「ワイヤをそのピンに通して、ワイヤーを養生テープで板に貼り付けるんです。この布は、滑りやすくてテープがつかないから、こうすると、少しましなんです。」
なるほど。これなら1部終了まで持ちそうです。
さて、10時過ぎにリハが始まります。「楽譜カバーを用意した?」とTさんが聞いてくれました。
「忘れたわ。」Kさんを捕まえて「プログラムをカバーにしたらどうかしら?赤くて色があっているし。」
というと、「そうしましょう。」
ということで、「背にプログラムを広げて挟んでください。」と叫びつつ。
「楽譜タテを揃えるので、全てホールの譜面台を借りることにしたのに、違う譜面台を使っている人がいるよ。」とまた、Tさんが教えてくれたので、指揮台の前に立ってみると、3本ほど違うものを使っています。クラリネットHさん。ところが、大きく3面になった楽譜に、リード入れがついた特殊譜面台。「譜面台は、これがいいですよね?」と聞くと、「そうなんです、これでないと楽譜が多すぎて置けないから。」「分かりました。使ってください。」
クラのNくんは、なんと私の古い汚い譜面台を使っています。「その譜面台、返してください。新しいのを持ってきます。」あとホルンのNさん。譜面台を3台借りて交換。
楽屋裏にいくと、同志社大学の音楽療法の学生さん5人が子どもたちのお世話をしてくれています。
「一日よろしくお願いします。」というと、「よろしくお願いします。」と答えてくれました。教えに行っているKさんが、単位になるように働きかけてくれたそうです。頼もしい助っ人です。
リハが始まるのに、バレエがまだ来ないと困っていると、Kさんが第二和室の鍵を「渡しとくわ。」と預かってくれました。
さて、緞帳が降りて、リハがはじまりました。明日に続く