音楽の喜び フルートとともに

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ヴィオラ、木管フルート、ピアノのトリオ

2021-06-30 22:55:49 | 音楽
今朝はヴィオラの金重さんが堺から来てくれました。

今日は近所のピアノの坂田さんも来てくれてうちで三人でトリオデイ。

まずお茶とかわいい頂き物のドーナツ。

初めはヴィオラとフルート、ピアノで小品集二冊から少々演奏。

それから、金重さんお気に入りの、うちの黄柘植の頭部管、本体溶銀パウエルに持ち替え。

テオパルド ベームのラハナーとメンデルスゾーンの主題による3つの二重奏曲…ピアノも入っています。

私も頭部管パウエルの木管に替えて演奏。
いいです✨

気を良くして、ドゥメルスマンのウィリアム テルの主題による華麗な二重奏曲。
初見でできるような曲ではないですが、少しゆっくり目でしました。
これは楽しい曲です。

ドップラーの夢遊病の女の主題による二重奏。

超絶技巧…ゆっくり目で。


お昼ごはん。
頑張って作って置いたものを食べてもらいました。
このメンバーは世間話も楽しいです。

食後、ヴィオラとピアノで白鳥。
それからヴィオラとトリオ。愛の挨拶、ソレアード、バロックホーダウン、モーツァルトのフィガロの結婚序曲などなど編曲ものコーナー。

再びフルート2本で、クーラウのショパンの主題によるトリオ

同じくクーラウ のトリオop119

3時半過ぎたので、二回目のお茶。
トマトゼリー。

世間話のついでに、高校の科学の教師でもある金重さんにコロナウィルスのワクチンの原理をレクチャーしてもらいました。

スマホの中の図解つき。
実は来週、
★Science Café 番外編【免疫そしてRNAワクチンとは【金重美代さんのScienceCafé 番外編】

を講習会をされます。

吹きづめで疲れたけど楽しかった。合奏に飢えています。
まだまだ足りない。
来月もすることにしました。

■日時  7月7日(水) 18:45~
■会場  近鉄学園前駅前 西部公民館5階視聴覚室 
     グループ名【NARA EU CLUB】
■会費  EU協会会員500円 一般1,000円



庭の収穫と演奏予定

2021-06-29 22:23:30 | コンサート
今朝うちで育てているオクラを収穫しました。
数年前は大きく育つのを待ちすぎて筋だらけになったのを思い出して、早めに収穫しました。

もう1つはお茄子。
今年初めて。
いつも剪定するのが遅すぎるラベンダーも。


収穫していると時間を忘れて。
しまった❗
今日は母を病院に連れて行く日でした。大丈夫、1:00には間に合う。
実家に着くと
「12:40には着かないと!」とご立腹。いや、聞いてないし。
仕方なく高速に乗って、

間に合いました。
MTを撮って、心電図エコー

心電図は予約時間より早くとってくれて
診察の3時半まで一時間あるので病院でランチ。

診察は年なりの脳梗塞。
首の血管が細くなっているけれど、手術するほどでは無いそうです。

血液さらさらにする薬はもう心臓の方で飲んでいるので、薬も出ずに帰ってきました。

とりあえずほっとしました。

昨日二回目のワクチンも打てて、手は一晩中、痛かったけれど熱も出ず元気そう。

デルタ株はワクチン打っても効かないかもしれないの、安心し過ぎないよう、念押しして送り届けました。

シューベルト、マティエガのフルート、ヴィオラ、チェロ、ギターのための四重奏。
8月に演奏できそうです。

7月11日にはピアソラとモンティ。

7月23日 プホールのブエノスアイレス組曲

8月23日はシューベルトの四重奏

今度こそ、演奏できますように。

夜、収穫物を実食。
オクラは筋だらけ
お茄子は中に少し虫食い。無理矢理炒めて食べたけど、皮が固め、実は詰まってしっかりしていたけれど、少し苦味がありました。
残念…。

チューリップツリー

2021-06-28 22:36:13 | 日記
近所のタイサンボク。
大きくゴージャスな花のなる木はアメリカ原産です。

この花を見るといつも思い出すことがあって。

高校の美術の教師が、「ハワイで大きな花のなる木があって、チューリップツリーと言うんです。それを描いていたら、みんな集まって来て、喜んで大騒ぎになった。」

チューリップツリーは私の中ですっかりタイサンボクの花になっていて、いつも思い出すのです。
実際には、お仲間のハクサンボクだったのですが、写真を見てもピンとこない。

先生の話の中のチューリップツリーはおおらかなハワイの人と同じように、これくらい大きくてゴージャスでなくては。

そもそも、先生は小さなおじいさんにしか見えず、時々お酒の匂いがして、生徒の何人かを捕まえては「美大に行けるよ。行かないか?」と声をかけて。
私も声を掛けられた1人。

結構な頻度で、アルコールの匂いがして、本当か嘘かわからない話しをたくさんしても、首にならないのは、実は高名な画家だからという噂が静かにされていて、

でも、高圧的でなく、静かに話すせいか、反抗期の女子たちも、そのことを誰も問題にしなかった。

東京芸大に入るのは難しくて、本を食べて覚えたとか。

今でも本当だったのか?と思うのは、戦時中の話し。

学歴があったから、上官に任命されて。
南方に行かされた。
絶対にこの戦争で部下を死なせたくなかったから、「敵を見たら逃げろ。」と教えた。
お陰で他の部隊が全滅したけれど、うちの部隊だけは1人も死なずに日本に帰ってきた。

もう1つは、ひめゆり部隊を教えていた。
出征で別れて、後で全滅したと聞いていたけれど、ある日
生き残りの人がいることがわかってホテルで会った。

顔を見た途端、何も言えずに二人とも背中を向けて泣くだけだった…。

最近になって先生の名前をネットで探してみたけれど、出てこない。
当時でさえ高齢だったので、もう消息は無理かもしれない。

お話も変えて覚えているかもしれません。
本当のところ、どうだったのだろう?
なぜ美術の授業でこんなことを話していたのか?

とにかく、
数式や、公式、単語ほとんどを忘れてしまったけれど、薄暗い美術室で、聞いた話しだけは
タイサンボクの花をみる度に思い出す。

円錐管ベーム式フルート四重奏

2021-06-27 18:45:56 | コンサート
今日は橋を渡って、


ポートライナーに乗って

海の上を行って

ポートアイランド

オルフェオで


1832年式円錐ベーム式フルートによる四重奏
The conical quartet
井上登紀 榎田雅祥 富久田治彦 満丸彬人

円錐フルートというのは、今の金属のベーム式が出てくる前、ルネッサンスのワン キーフルートの後のフルートのことで、指使いは今のフルートと同じですが、木製で、本体の筒が今のフルートのように真っ直ぐではなく、少し足部管に向かって細くなっています。
この向かって左の方がワンキーフルートでこれも細くなっていますが指使いが複雑で、音程も少し不安定な音があります。
先に金がついていて、杖の代わりに使って、散歩先で吹くのが流行っていたそうです。



今日の奏者の皆さんの円錐ベーム式フルート。

ドヴィエンヌはパリ音楽院、初代フルート課の教授でした。

スッスマンはフルートの教則本を残しました。
この四重奏は超絶にテクニカルで難しいです。

ライヒャはベートーベンと同じ年に生まれ、同じ楽団でフルートとヴィオラパートをそれぞれ受け持っていたそうです。
ところが、二人が24歳の頃、楽団は解散。
二人ともそれぞれに音楽で生きる道を探らなくてはなりませんでした。
そのせいか、この曲はテクニカルではなく、それでいて美しいメロディとそれぞれの見せ場がある合奏の楽しさに満ちています。
誰もが一度は吹いてみたい曲になっています。

フェルステノーは音楽の花束という有名な教則本を残しました。
この四重奏は最後の楽章がハイドンの作曲したオーストリア国歌のヴァリエーションになっています。
これが本当に美しい❗


これは富久田先生の円錐管。
足部管が小さいけれど、Bまで出るのでベートーベンまでなら十分吹けますと言っておられました。

円錐ベーム式フルートの時代は短かったけれど、金属のフルートでは出せない微妙なニュアンスが出せ、ルネッサンスフルートではできない音程の良さ、指回りの良さで。

なぜ、失くなったのかというとそういう柔らかく繊細な音が求められなくなってしまった。

しかしこういう時代だからこそ、生音で微妙で繊細な音に魅せられ癒される人も多いのでは?
と言う気がしました。









増井一友追悼コンサート

2021-06-26 18:04:24 | コンサート
今日は夙川ギターアンサンブルで、ギターの増井一友先生の追悼コンサートでした。



西宮練習会でいつもお世話になっているメンバーが5人も出演しています。

ギターの古橋さん、渡邊さん、高井さん、三浦さん、本庄さん。

増井先生と懇意にされていた池上敏先生が多くの楽曲をこのコンサートのために作曲されていました。


ギターデュオで追悼曲「カノン エレジアーコ」
個人への想いが伝わって来る曲でした。

ギター合奏でKazutomo による小品集
昨年11月の初演のバッハの甘き死よきたれとグレゴリオ聖歌の楽園にてを編曲したものに加えて変奏つきのサラバンドを加えたもの。

地の底から響くバスギターの音が誰もがいつかは迎える死とそしてその中にも希望を感じさせられました。


スペシャルゲストの西垣昌信氏によるドビュッシーの墓とファリャの火祭りの踊り。
ドビュッシーは増井先生の1900年代初頭に作られたギターで演奏されました。
音量ではないと言うことが歴然とする名演でした。
ファリャは西垣先生のギター。こちらは150年前のギターで、これはもうどうやっているのだろう?というギターの表現を越えた原始の力を感じさせる演奏でした。


フルートの田畑裕美さんを加えて、池上先生作曲によるKazutomoによる2つの無言歌。この世とも思えない美しさでした。

2つの無言歌第5集
これは田畑さんのお母様より増井先生とのデュオをと頼まれていたのを構想を考えているうちに亡くなられたそうです。
慚愧に堪えないと池上先生は書いておられました。

増井先生と懇意だったイギリスホートン氏のトワンゴロジー

フランス、ピリス氏の放浪者

ギャグノー氏の映画都市 可愛いミューズの踊り

増井先生の広い交友関係と温かいお人柄が忍ばれるコンサートでした。
ご冥福をお祈り致します。











カルテットの幸せ

2021-06-25 22:43:55 | 音楽
今日はカルテットデイ。
金重さんのビオラ、木村直子先生のヴァイオリン、木村政雄先生のチェロに久米のフルートで

今日は
モーツァルト フルート四重奏A durとCdur。

A dur は、先月にやった宿題です。

アウフタクトの入り方、合図の仕方。

ヴァイオリンを支える所、ヴィオラを支える所、チェロの出番。


同じ音でも和音によって、間にはいる時、上下で鳴らす時、微妙に高めにとった方が良かったり、低めにとった方が良かったり。


直子先生の指導でどんどん変化して行くのが、とてもおもしろいです。

みっちりと三時間位合わせて頂いてもあっという間に感じました。

練習後のケーキ💖





鞍馬~大原へ

2021-06-24 22:06:02 | 日記
先週末、「どこに行くの?」と聞いても応えず。
気づいたら鞍馬街道を驀進。
杉木立はちらっとみた感じ悠久の時を生きている感じですが、

昨年の台風で土砂崩れや倒木が多く、まだ回復していない所がたくさんあります。

叡山電鉄市原~鞍馬間は昨年7月以来現在に至る不通です。

奥に行くとお蕎麦屋さんがありました。壁面はアンティーク時計のコレクション。

お蕎麦を頼むと蕎麦雑炊が出てきました。

鞍馬の花背さん。

この見たこと無い形の塗り箱は

ごまだれで食べる冷たいお蕎麦。…冷麺?のような感じ。

初めに出てきた手拭いと箸置きは無料お持ち帰りです。
箸置きは隣接する工房で作った半端ものだそうです。


食後峠を越えて大原の里へ。

里の駅では
つきたてお餅を頂いて

帰路へ

こんなことしてたら練習できない。
今週末に合奏するモーツァルトの四重奏だけは吹いたけれど…。
あれあれ。






紫陽花と絶対音感

2021-06-23 23:05:25 | 音楽
6月も後一週間。
今月は紫陽花をたくさん撮りました。
紫陽花は日本原産。
ガクアジサイが原種だそうです。
万葉集には記述があります。

紫陽花の八重咲く如やつ代にをいませわが背子見つつ思はむしのはむ 橘諸兄
挿木で品種が生み出され、中国やヨーロッパに輸出されました。

土が酸性だと

青色になります。

アルカリ性だと

ピンク色。
リトマス試験紙と逆。ややこしい!
土の中のアルミニウムイオンの量によるらしいです。

音楽の中で色彩の変化と言えば、調性です。

葉月最相さんが著書「絶対音感」で書いておられるように、音に色を感じる人たちというのは、少なからずいます。

ドレミファの全ての音に色を感じる人。
ドだけの人。
半音も色を感じる人。
自分が演奏する楽器だけ感じる人。

様々だそう。

ハ長調なら赤い色を中心に動き、ト長調に変わった途端に青い色に変わるとか…。

半音は隣の音を薄めた色になったり…。

最後の方で、その色を聞き取って行くと共通した同じ色が出てきて、日本の場合、大体がヤマハの音楽教育に使われた色音符と同じ色だった。

拙速に結論に結びつけてはおられません。
この色に当たらない人もいるので。

音だけ出なく、程度の差こそあれ、感覚の記憶は誰でも1つや2つはあります。

梅干しを見ただけで酸っぱい記憶が上がってきて唾が出る。
とか、暑いときに、滝の写真を見ると涼しい気分になるとか…。

関係の無い事象を結びつける感覚。

見えない2つ以上の点を脳内で補って見るとか。

顔の一部が見えていなくてもそこに目や鼻や口があることを知っているということだったり。

そういう脳の働きが音感と色を結びつける記憶となって定着するというのはありそうなことだと思います。

私自身は絶対音感や色が見えたりという能力はありません。

それでも調性の変化のおもしろさは感じられるし、音楽のおもしろさも感じているのでご心配なく。







楽譜フレンチコンポーザー

2021-06-22 22:43:41 | 近代
栗の実がなっていました。

栗の花も結構なインパクト!

今日はピアノのSさんが来てくれました。
前回キャンセルになった埋め合せ。

今回はフレンチコンポーザーを持参してくれました。



この曲集は、パリ音楽院のフルート課の卒業試験の曲を集めたものです。

ベーム式フルートが開発されたのはドイツでしたが、そのフルートを持って世界のフルートをリードしたのはフランスの人たちでした。

ベーム式フルートの興隆期。
1音大の作曲集と言うより、世界を席巻したフレンチコンポーザーの集大成です。

やろうと約束していたフォーレのファンタジー。
久しぶり。
6/8バルカローレのような感じで始まります。
アルペジオが細かく転調していくフォーレにしては斬新な試みをしている作品です。

「合わせたことの無いのをやってみようか。」と後は選びながら

ビュッセル(Henri Busser)のプレリュードとスケルツォ。
音楽院の作曲課の教授でドビュッシーやボザを教えました。
指揮者もしていて、フォーレのシチリアーノをオーケストラ編曲したのも彼です。
長生きで1871年に生まれ、1972年101歳に亡くなりました。
この曲はタファネルに捧げられています。

アルバート ペリロー(Albert Perillou)のバラード。
これもタファネルに献呈。
1846ー1936
サン=サーンスに学んだオルガニスト。

デュベルノイ(Alphonse Devernoy )1842-1907
のコンチェルティーノ
彼はパリ音楽院でピアノの名手、作曲家、ピアノ課の教授として活躍しました。
主にオペラやピアノの曲を残しています。

今日はこの3曲をしましたが、他にもゴーベール、タファネル、シャミナーデ、エネスコ、ガンヌというまさにフルートの輝けるフレンチコンポーザーの歴史がつまった一冊です。
久しぶりに生合奏できてすっきりしました!


京都F先生レッスン

2021-06-21 22:24:43 | フルートレッスン
京都三条大橋、床が準備Ok。

尺八の練習をしている人がいました。
残念ながら、橋の上からは音までは聞こえませんでした。
フルートだったらどうかな?
セッションしたら楽しいだろうなぁ。なんて考えながら。

今日はF先生のレッスン。
モーツァルトのフルート四重奏Cdur。

この曲は、不完全です。
1楽章と2楽章が失われて、3楽章と4楽章が残ったと考えます。

なので、初めの曲は3楽章Andante。
ゆったり歌いましょう。
pで柔らかい音で始めましょう。
fpはモーツァルトらしい表現です。目立つように。
四小節目のトリルは上から、

五小節目はfで歌いましょう。
7小節目はpで
13小節目と15小節目は同じように始まりますが、3拍目が違います。
違うことをしっかり見せて
fへ。
16小節目の3拍目の頭の16分音符は切りましょう。

22小節目からはpでfpの音だけを強調しましょう。

30小節目rf リンフォルテはそこだけをしっかりフォルテにしてもらいたかったと思います。
なぜかと言うと、そこは放っておくと、普通はシンコペーションなので、1拍目の裏を強調してしまうから。

33小節目の8分音符は短めにヴァイオリンの旋律が入って来るから。

38小節目はD→D#に向かって少しcresc

42小節目付点4分音符を膨らまさないでpへ。
fまで待ちましょう。

51小節目その前のヴァイオリンと替えて。

56小節目強く。

59小節目装飾音をはっきり入れましょう。

61小節目転調しているので不安な感じで、63小節目がナチュラルになっていますが、64小節目半音階なので66小節目で解決するまで不安なままで。

67小節目で元気に。

rf忘れないで。
71小節目短めで。
75小節目fpのあと消えていくとように。

2楽章menuetto
pで始めましょう。
3連譜甘くならないように、初めの8分音符を3つに数えて練習しましょう。

15小節目の8分音符から16小節目の16分音符に向けて終わる感じdimで次の音からまた、始まる感じで。

20小節目の32分音符はしっかり力強く引っかけて

23小節目1拍目、DC#
24小節目ED
25小節目FE
dimでセットと思って

40小節目新しく始まる、開く感じで

60小節目1カッコはdimでおさめる。
2カッコは強めでヴァイオリンに繋げましょう。

最後のG3つの音は軽く終わりましょう。