音楽の喜び フルートとともに

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バジルのバリエーション

2023-08-19 21:00:00 | バレエ音楽
トマト冷麺。スーバーで売ってたので買ってきました。

表示を見たらトマトのソースと、乾燥パセリとバジルがついていました。
『パセリとバジル、マシマシできる!』

パセリ、ちっちゃ。でも充分。



バジルは二鉢。
今年はよく育っています。

パセリとバジル、マシマシ。
爽やか〜!美味しかった!

もちろん、自作のサラダやスープ、パスタに入れたら最高ですが、簡単ランチもランクアップ!おすすめです。
バジルとパセリの栽培、ベランダ園芸でも簡単にできます。
といっても、5月植付け(苗ならまだいけるかも)なので来年にぜひ!冬には枯れる一年草です。(近畿では)

バジルはシソ科の植物でイタリア語バジリコは「王」という意味だそうです。
熱帯アジア原産。
インドではクリシュナ神、ヴィシュヌ神に捧げる神聖な植物とされていました。
ペルシャ、エジプトでは墓のそばに植え、故人が黄泉の国にたどり着ける植物とされていました。

ヨーロッパには16世紀に入りました。中世ではサソリが好むと思われていて、粉末にしたバジルを吸い込むと頭にサソリが湧くという迷信が信じられていました。

日本には江戸時代に薬草として中国から入りました。
貝原益軒の『大和本草』(1709年)の雑草類に「羅勒」らろく メバハキと紹介されています。



音楽の中のバジルで最も有名なものはレオン ミンスク(1826-1917年)ボヘミア王国ブルノ近郊生まれ、オーストリアハンガリー帝国ウィーン没

のバレエ音楽「ドン・キホーテ」の中に出てくる床屋の青年、キトリの恋人「バジル」

1869年マリウス・プティパの振り付けによりボリショイ劇場で初演されました。

バレエ「ドン・キホーテ」

ドン・キホーテとサンチョ・パンサが冒険の旅の途中通りかかったバルセロナ。
ドン・キホーテはそこで宿屋の娘キトリに出会い、彼女を憧れの姫君ドゥルシネアだと思い込みます。

キトリは床屋の息子バジルと恋人同士です。
しかし、キトリの父は他の金持ちの男と結婚させようと思っています。
結婚を反対された二人は、居酒屋に逃げ込みます。
そこで見つかり追い詰められたバジルは、狂言自殺を図ります。
瀕死を装い、バジルはキトリとの結婚の赦しを得ます。

バジルとキトリの結婚式を見届け、ドン・キホーテとサンチョ・パンサは次の旅にでるのでした。

庶民である床屋の王様?に雑草の王様バジルと、(スペイン語読みはバジリオ)とつけたのは、なかなかのネーミングセンス。

この「バジル」の第3幕のバリエーションの踊りは難易度が高く、男性バレリーナの技量を見せる見せ場となっていて威風堂々とした王のような風格のある踊りになっています。
また、ローザンヌ国際バレエコンクールの課題にもなっています。

夢の饗宴動画見つけました。