音楽の喜び フルートとともに

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きんとん占い

2010-12-31 22:19:10 | Weblog

いよいよ、2010年最終日。いつもと変らず、今日も練習しています。

1日、2日はバラバラなので、今夜の夕食は一緒にと母から召集が掛かりました。
久しぶりに実家で両親、妹の家族、我が家族が集まって食事しました。

おせちがもう作ってありました。姪達がくすくす笑いながら、甘党の次男に栗きんとんを「食べて。」と進めます。大きなお皿二皿にきれいにならんだきんとんの一つを次男が喜んでつまんだ途端。
「うっ!」と、炊事場に走りました。

「おばあちゃん、食べたよ!」と姪達が笑い転げます。

砂糖の容器に間違って白い塩を入れてしまっていたそうです。
それをきんとんに砂糖と思って大量に投入。すごく塩辛い栗きんとんができていました。
「そうやねん、間違ってしもたわ。ああ、もったいない。どうしよう?」
「もう、捨てるしかないやんな。」
と、母がいうので、「薄めて、ポタージュのベースにしたら。」
「冷凍しといて、少しずつ使えばいいよ。」
「そうそう、豆乳をいれたら、いいかも。ホワイトソースみたいになるかも。」
「そりゃ、無理違う?」
と、妹と私で口々に言っていたら、
「じゃあ、あんたも持って帰って。」と、母に半分渡されてしまいました。

「塩栗きんとんの使い道」が、来年初の解決しなければならない課題になりました。
来年は、新しい、いままで出会ったことのないような課題にチャレンジする年になりそうです。

今年も一年お世話になりました。良いお年をお迎えください。

 


音階と分散和音

2010-12-30 19:43:16 | 音楽

「大掃除は、風邪引くからやめよう。」という夫や、息子の声でとりやめ。
お風呂のマットを洗濯して、ささっと雑巾掛けをしておしまい。
「いいのか?これで。」と、言う心の声を抑えて、今日も気楽?に練習。

速いパッセージを練習していると、音の連結の悪さや、質の悪さにうんざりしてきます。
「このままではいけない。」

モイーズの「音階と分散和音」フルートのための480の技術練習。
長調1から12と短調241から252を練習します。モイーズは、乱数表を作ってスケール、アルペジオを調や、形を変えて取り出して練習するように書いていますが、

ギオー先生による練習法は、一番目のテーマ隣の音から3度上までの2小節をなめらかに、1から12つまりハ長調からロ長調で、4回ずつ繰り返し、できたら、一度上がった2番テーマで同様に繰り返し、最高音のC#まで、全部やると一時間位かかります。そして、同じ形で、短調で。
速くすることではなく、連結なので、滑らかに次の音に移行しているか?を集中して聴きます。
変な音が入っていると、1小節を3つに分けて、それぞれのパーツを2音の連携ずつにして繰り返します。
これだけやると、かなり指の無駄な動きが減ります。
全ての音のスケールの連携をすることになるので、すごく効きます。

どこか身体が凝ったり、疲れたりすると、そこに課題があるので、緩めたり、回したり。
全ての隣の指の連携をすることだけでなく、長時間やることでわかることがあります。
同じ曲で、同じフレーズばかりで練習していると、気付かないうちに、バランスが悪くなっていることもよくあります。がんばろう!


情報と民主主義

2010-12-29 21:22:26 | 哲学

夕刻、淀川南岸を走りました。強い西陽。
大日ジャスコで、千葉の義父に、年賀を買いました。セーターとベスト。暖かく過ごしてもらえるといいな。1日、2日に次男と、夫が義父の下に届けてくれます。

情報と民主主義について、ここ数年ずっと考えています。
民主主義は、一人一人の国民が、権利を保障されることで成り立つ制度です。
基本的人権を守ることが、その制度を支えます。
基本的人権とは、生きることに必要な権利の保障。学ぶこと、情報を得ること、発言すること、衣食住 などなど。自分と同じ様に他の人の権利を保障する。

民主主義は多数決ではない。一人の命をお互いに尊重し、違いを認め合う為のプロセスをいいます。
より良い結論が出るとも限らないし、正義を決めるものでもない。

国民主権とは、厳しいものだと思っています。
全ての国民がその決定のプロセスに関わり、責任を負っているという考えの上に成り立っています。
20歳以上の大人は全て、今の政治に100%の責任を負っているという考えです。
その為の選挙。その為の議員制度。

政府や、制度の失策は自分の失策。子どもが、選挙に参加できないのは、責任を負うことができないからで、基本的人権においては子どもも大人も、障害者も、男女も違いは無いと考えます。

その考えにおいて、人一人の命は、重い。なぜなら、人の命に責任を持てる人など世界に存在しないからで、たとえ政府であっても、命を奪うことなど出来ないはず。
民主主義は、必ずしも戦争を放棄をするものではないけれど、その考え方において、戦争放棄を内在している。と考えます。
日本の憲法は、「世界を絶滅の危機においやった独裁、封建への強い反省から
制定された、平和主義と民主主義が結びついたもっとも清新的な憲法である。」と小田実さんは、言いましたが、まさにその通りだと思います。

何で、こんな小難しいことを書き出したかというと、情報公開を金科玉条のように考え、その情報により、危険にさらされる人の命を無視する傾向がますます強まり行くように思えるからです。

政治家が自分達の利益のために不利な情報を隠しているのと、国民のために命がけで働いている人の個人情報とを、一緒くたに考えるのは、それこそが、全体主義。ファシズムであると思います。

「最大多数の最大幸福は、恐ろしい間違いである。一人一人のため、全員の幸福があってこその民主主義である。」ガンジー。

個人情報を隠してから、公開するとか、方法はいくらでもあるだろうし、公開を要請する民主的に充分なプロセスを経たり、政権の交代などの手段がとれない制度の国のもとにいる国民でもないだろうに。

自分達は安全なところに守られながら、人の命を危険にさらしても、情報が欲しいというのは、私には、欲望の暴走であるように思えます。


忘年会

2010-12-28 20:14:51 | Weblog

年末にもかかわらず、のんき?!に練習しています。
昨夜は、ご近所の友達と忘年会。ソプラノのKさん、ピアノのSさん、CAPのFさんと私。
今年は忘年会は無いなと思っていたら、最後の最後にKさんの召集。

夫は連日忘年会。長男不在。
次男に「好きなもの買ってもいいよ。」とスーパーに連れて行ったら、高いのではなく、手ごろ値段のお寿司と、酢蛸、カップラーメンをご所望。
親のふところ具合を微妙に、察してくれる息子です。
「1人は寂しくないよ。ママがっかりでしょ。」「うん。」

Kさんお勧めの味工房「やまずみ」。地元の小さな居酒屋さんですが、ひろうすの湯葉あんかけ、豚肉のゆず胡椒煮、マグロの湯引き、鯛のかまぼこ、鶏の砂ズリ、鯛の干物のあぶったの。地酒にぴったり。・・・私は飲めないけどね。
アテは大好きです。締めの鯛めしまで、どれもこれも良いお味。

他の3人は酒豪で、Sさんなど、顔色一つ変らない。
しかし、女の集まりは、おしゃべりが目的なので、飲めなくても大丈夫。
夫や、子どもの話から、仕事や人間関係の話、市政の話題まで。6時にはいって、帰ったら11時すぎてました。5時間しゃべってたって。
まあ、忘年会だから。

夫はすでに帰ってて、年に一度の夜回り当番をすませた後でした。
「近所の居酒屋どうだった?」
以前から、近所で頃合の飲む所が無いと、言っていた夫です。
一つ、良さそうなところを見つけて、うれしそう。
これは、また連れて行かれるな。と予感した私です。



今年最後の合わせ

2010-12-27 23:34:14 | 音楽

今年、最後のピアノ合わせ。
Sさんに今年も最後までお世話になりました。

Jaen de Nivelle、先生にこの前教えていただいた所をチェック。
ブレスの位置、フレーズ感を合わせていきます。
3拍子が一小節ごとに区切られてバタバタして感じられるので、1.2.3ではなく、2.3.1と次の小節の1拍目を目指して方向性がでるように、弾いてもらう様にお願いしました。

歌のメロディと、間奏の弾き分け、各テーマごとの音色の統一。アウフタクトと次に出る音の連携と、音色の統一感。スタッカートの長さの調整。
することは、いっぱいあります。

fからdim.して段々ppで演奏すると、音は小さくなっていきますが、それとは逆に音一つ一つのコントロールが必要になり、逆に集中はどんどん高まっていき、それと同時にお客さんも、ぐっとfの時よりもずっと耳を澄ますようになっていきます。
そして、音が無くなると、ぐっと緊張と集中が高まり、そこに、予期しないff。ppがあることで、より開放感と、高揚感が高まります。華やかなフィナーレが演出できます。

こういうストーリーを、2人で合わせます。
楽譜から読み取ることは、人さまざまです。しかし、一つの楽曲を演奏するためには、どんなに人数がたくさんいても、一つの方向を向くことが必要になってきます。
それは、一緒に動くためには、どうしても必要な条件です。
どうやって、統一していくか?
天才ではない身には、音による対話だけで埋まるものではありません。

指揮してみたり、こんな風にと吹いてみたり、言葉によって埋めたり。
そうして、だんだん私たちの音楽ができあがっていくのです。

またまた熱い時間を過ごしました。




クリスマスイブ

2010-12-24 22:10:09 | 子ども

クリスマスイブ、誕生月が来月なので、今日は免許の更新です。
年内で枚方警察にいけるのは、もう今日だけ。

楽譜のコピーをして、警察で免許を更新して、seriaではがきとCD-RWを買って、京阪百貨店でクリスマスケーキを買って、郵便局で切手を買い、Kさん宅に楽譜を届けて帰る・・・と、自分で予定を組んで、忘れてはいけないので、携帯にメモって。

さあ、出発。
免許の更新は、違反が一度あったので、もう一度講習にいかなければ、いけませんでした。3年前に更新した時とルールが変更になっていて、残念。
2年前の夏、慣れない道を走っていて、一方通行に入り込んだ所、張り込んでいた警官に見つかりました。最近通ったら、そこは、対面通行に変っていました。その時も悔しかったけれど、今日でまたまた悔しさ倍増!だけれど、優良ドライバーを目指して反省。講習は来年25日です。

なんとか、市内を一周して用事を済ませることができました。満足。

夜、クリスマスケーキは、さっき買ってきたモロゾフのイチゴショートケーキの小さなラウンド。

実は、子どもが生まれて以来、ケーキは初めて。長男が極度の卵アレルギーで我が家では、クリスマスケーキは私作のフルーツゼリーと決まっていました。次男もアレルギーはあるものの、卵ではない。それでも、アレルギーに家族全員付き合ってきましたが、今夜は長男留守。

ケーキを生まれて始めて食べた次男は、「うまい、うまい。」と2切れも食べ、夫が残したものも平らげました。
食べたこと無いというのは、恐ろしいもので、なぜか、クリームをうまくフォークですくえない、ケーキが切れない、袖や口の周りにクリームをつけて満足気な15歳。

ケーキを食べられないのはアレルギーのせいだし、そのことで哀れんだり、本人が卑屈になることはないと思ってきたけれど、クリスマスケーキをこんなにうれしそうに食べている息子を見ると、本当にしみじみとうれしかった。

長男はどうしているかな?と少し胸は傷みましたが、自分で選んだことを尊重しなければ。

次男もツリーもイルミネーションももう喜ばない。それでも、ケーキ一個のことだ
けれど、良い笑顔が見れて、暖かい気持ちになったイブでした。


年の瀬

2010-12-23 19:14:49 | Weblog
音楽に夢中になっているうちに、年末になってしまった…。
S先生門下の発表会が1月16日にあるので、なかなか気分になれません。
例年この時期なので、親戚が集まってもフルート持参。
大掃除も、どうやって、短い時間で効率良くすまそうかと、そればっかり。

中国4回、韓国5回、台湾8回も行った夫もやっと帰国。年越しは日本で出来そうです。今年最後の韓国出張から帰った夫のために、我が家では冬至のゆず湯は、今夜です。

ああ、掃除もしなくっちゃ。何があると言うわけではないけれど、あせってしまう年の瀬です。

クリスマスコンサート日和

2010-12-22 21:19:32 | コンサート

今日は、ピアノのSさん、ソプラノのKさんとフルートの私とで、クリスマスコンサートが二つ。
午前中は、氷室の就学前の子どもたちの養護施設で、午後は津田の老健施設でのコンサートです。

Kさんは、音楽療法士でもあり、毎週これらの施設に通って、セッションしています。クリスマスなので、今回は特別企画でコンサート。で、近所に住む私達にお声が掛かりました。

ピアノもないので、電子ピアノとアンプを持ち込みました。
ドレスも必須、Kさんによると、子ども達は、ドレスが大好きだし、施設に入ったまま、どこにも外出しない方もいらっしゃるので、華やかな空気を感じさせる小道具も大切だそう。
オペラの人は衣装も楽器のうち。私の地味目な衣装は却下され、一番派手なものが採用。今回はドレスをトレードして、私のモノトーンのドレスをKさんが、私はKさんのスパンコール付きのピンクのドレス。
「ひぇ~!」と思ったけれど、カブリモノをするのと同じ。ピンクのカチューシャをつけて白雪姫になりきるおばさん。

朝の子ども達は、「シバの女王の入場」や、「星に願いを」、Kさんの「朝の歌」なんていう、しっとりした曲も、本当に静かに聴いてくれました。「サンタルチア」「崖の上のポニョ」は手拍子して大合唱。「赤鼻のトナカイさん」を演奏する頃には、フルートを置いて、Kさんと一緒に歌いながら、子ども達を連れ出して輪になってみんなで踊りました。

職員の方が、後で、重度の障害のこどもさんがいたのですが、いつもは首が左に傾いたままなのに、音を追いかけて、こちらの方を向いていたり、別の子どもは、普段は話さない、笑わないのに、音が聴こえだすと、ほほえんでいたそうです。他の子ども達も、本当に楽しそうで、コンサートに行くと、音楽の持っている力を感じて、私が幸せになります。

午後からは、もっと落ち着いたプログラム。
メンデルスゾーンの春の歌や、歌の翼、Kさんは宵待草、霧と話した、初恋。
日本語の歌詞が心に沁み込むのは、やはり格別です。
最後は、日本の四季の歌のメドレー「花」「夏の思い出」「赤とんぼ」「雪」「ふるさと」が、次々に出てきて、歌ったり、手拍子してくださったり。本当に楽しかった。

音楽の神様に感謝。







メサイア

2010-12-21 20:09:55 | コンサート

日曜に、メサイアを聴きに行きました。
枚方市民を募集し、200人の大合唱。7月から、練習していたそうです。
実は、生徒さんの1人がコーラスで参加されてて、チケットを買いました。

10代から80代までのコーラスのパワーと、エネルギーが枚方市民会館の大ホールに響き渡って熱いコンサートでした。

音楽を演奏する楽しみは、誰にでも開かれています。
私達は学校で、誰かと競争して、人よりもうまく出来るようになることが、勉強で、練習で、それは苦しくつらいことだと言うことをあまりにも学びすぎているような気がします。

練習や勉強とは、自分と、違う国や、時代の人の考えややり方を学び、その考え方や方法を使いこなすことで、前の自分では表現できなかったことが表現できるようになったり、自分の考えを一歩進めていくことができたりするということだと思います。

昨日の自分より少しでもうまくなりたい。そして、他の人と一つのものを作り上げたい。そういう欲求は、誰かと競って勝つこととは、質の違う時間なのだと思います。

競争があるとすれば、自分との競争。
誰かとつい比べては浮かんでくる、優越感や劣等感をしっかりと見つめ、相手との違いを発見してはそれを喜びとし、探求し、ひとりひとり立ちながら、しかし一つのものを作り出すための自己鍛錬の競争。
誰と比較することもない。だから、自分が相手ほど出来なくても、出来ても今のその時点の自分を受け入れれば良い。自信を持って。

音楽を学べば、世界はほっといても平和なる。と思っている私です。



梅田でレッスン

2010-12-20 23:14:48 | レクチャー、マスタークラス

今日は、ピアノのSさんと一緒に、梅田でレッスン。
「Jean de Nivelle fantasy」をレッスンしてもらいました。

Ballade de la Mandragoraのテーマを暗くなり過ぎないように演奏すること。
甘い言葉をかけてもらった時の、うきうきした感じ。作ろうとしない、子どものように純真な喜びで。

第二主題で、♭4つから、♭1つに変ります。
これは、それまでよりも暗目の音で。
続くallegroは、スタッカートでdimし過ぎない。2,3拍目を1拍目にかけるように。
Come 1moは、シンコペーション。レガートを練習するのに、2つに分けてばかりでなく、3つに分けて練習すること。
陸上でも、2足走行を3つにとると、推進力が生まれ、早く走れる!?そうです。
allegro decisoは緊迫感を持って、準備しておいて入る。

Marche des Archers et Torio Bouffe
テーマは弾んで。音の形を大切に。
Plus lentのレガートは、音に指を合わせて。
Plus anime que les movment precedentsは、16分音符四つ一組ではなく、1小節1拍に取って吹くと、吹きやすい。
最後のAllegro vivoの7連符は3,4に分けて明確に吹く。後は、一小節1拍で。

指を早く動かすだけではだめ。音楽を表現しなくては。
音を出す時には絶えずリラックス。音の無い所が緊張。
音を聴いたら、暖かい気持ちになって、にっこりとならなくては。
赤ちゃんがにこっとする感じ。

牧野に帰って、社協の交流会。夜は、23日に声楽のKさん、ピアノのSさんと3人で、演奏するコンサートの最後の打合せ。
Kさんは素晴らしいソプラノです。本番が楽しみです。みんながにっこり出来る演奏にチャレンジしたいと思います。