音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

愛の喜び

2021-09-02 21:45:11 | フルートレッスン
今日は雨時々曇り。

朝はオンラインレッスンでした。マイクスタンドに100均のクリップ型のスマホスタンドを挟みました。
それだけでは滑ってしまうので、やはり100均のシリコンの指サックを裂いて巻き付け滑らないようにしています。

パソコンも無く、ZOOMやsyncroomも使ってみたかったのですが、どうしても使えないと言うことで、Lineのビデオ通話を使っています。

音質は悪いし、聞き取りにくいですが、チューナーやメトロノームを使って、自分で修正出来るように提案しています。

例えば、音程は聴きながら訂正していますが、自分で練習するときも、スタンドに置いてスケールを調整したり、曲の時もロングトーンのところで見てチェックするなど。

テンポはリアルレッスンでは手を叩きますが、タイムラグがあるので、メトロノームを使ってゆっくりできるリズムから自分で吹いてもらって、安全にゆっくり練習するところを見せてもらいながら調整します。

先週から
クライスラーの「愛の喜び」

お姉さまの誕生会で吹く予定でしたが、秋に延期することになったそうです。
残念ですが、練習は続けたいそう。

教えるということもありますが、こういう姿勢から私の方が学ぶことも多いです。

今回は、動画に合わせて練習しようとしてうまくいかなかったそうです。

この曲は原曲はヴァイオリンなのですが、動画などでみる演奏はテンポが速い上に、ルバートかかりまくりで、これに引っ張られると演奏がガタガタになってしまいます。

まずはゆっくり、8分音符一拍でメトロノームをかけて練習してみましょう。

装飾音符はリズム崩壊しやすいので、装飾音符を取って練習してから、つけてみましょう。

4分の3拍子のウィンナワルツをまずは表現出来るようにがんばりましょう。





子どものレッスン

2021-08-26 20:40:50 | フルートレッスン
今日は暑かった!
またまた35度の世界。

小学生のレッスン。
24日から新学期が始まっています。
「いやや~!学校行きたない~。」と来るなり叫びます。


「学校でも何か楽しいところはないの?」
と聞くと、
「まーったく無い!」
「そうなの。」
「ずぅっと夏休みがいい。来週から六時間やねんで
ふー。」
こんな暑い日に学校に行って、勉強して、その上レッスンなんて疲れちゃうよね。

それでもコンサートフルートの基礎練を6つ。

ゆかいな牧場
ぶんぶんぶんを吹いてくれました。

ピッコロで練習していたせいで
譜読み、リズム、運指はバッチリ。
タンギングがピッコロに比べて難しいみたいです。

舌をまず出してひくタンギングをやってみるといい感じにいきました。

恐竜シールを6枚ゲットしてご機嫌で帰りました。

ガリボルディOP131

2021-07-28 22:11:25 | フルートレッスン

クレオメスピノザ、アブラナ科
寝屋川市役所の前に咲いていました。

今日も暑かった!
母を連れて
自宅→実家→枚方市役所→枚方北郵便局→D2→ダイソー→フレスト→実家→自宅
この上、母はムサシも周りたかったらしいです。

車が乗れる時を待ち構えていたみたい。
大きなよしずと、五キロの除草剤も買いました。

今朝のレッスンはアルテ巻末、ガリボルディのエチュードOP131-12番
ジュゼッペ ガリボルディGiuseppe Garibordi(1833-1905)イタリア マチェラータ生まれ
その後パリで活躍しました。
パリではタファネルやアルテスなどフルートの名手が活躍していて、パリ音楽院フルート科の興隆期でした。

その中で演奏家、指揮者、教師として活躍しリュデュック社やルモーネ社から、旧式のフルートにもベーム式のフルートにも対応するエチュードを多く出しています。

彼自身は、ベーム式のルイ ロット1857年製No. 400を吹いていたそうです。

Etude mignonnes op.131はかわいいエチュードと言われるもので、初心者用のエチュードとして優秀であるだけでなくメロディックで、跳躍の練習にもなり、繰り返し時には違う形を使うなど、よく考えてあります。

No. 12はF#moll
アルテス本編のスケールとアルペジオをやってから演奏すると効果が上がります。
Tempo di Valzer
ワルツのリズムと言うことを忘れずに。
初めのフレーズは8小節目までです。
休符はフレーズの終わりではありません。

休符で口を閉じないで、しかし短めに続けましょう。
4小節目から出てくるC #五個は、同じ音程になるように気をつけましょう。

二段目のメロディは、4小節初めのフレーズと同じですが、後半4小節が違います。
同じでもmpと mf に変わっていることを意識して、後半はfに持って行きましょう。

この二段だけでもガリボルディの特徴が現れています。

楽しんで演奏できるはずです。









教本ご紹介

2021-07-25 15:49:19 | フルートレッスン
実家の百日紅が満開です。

フルートパートナー
キョイドウミュージック社刊
Aー1
子ども向けというわけではありませんが、アルテや、ガリボルディ、ルデュック社のモイーズの教本に行くまでに、フルートの基本的な運指、簡単な調性、スケールとアルペジオが組織的に学べます。

短めで、簡単なアレンジで書かれた曲はソロでも、デュオでも、ピアノをいれても合奏出来るので、発表会や、小さな音楽会でも使えて便利です。

難し過ぎないアレンジは、初めたばかりの生徒さんも使え、達成感を味わうことができます。

そして、なにより演奏していて楽しい曲が多いです。

楽しみながら、成長する。
それこそが、私の目指しているところです。

白鳥仕上げ

2021-07-21 22:05:23 | フルートレッスン
昨日も今日も快晴。
枚方市の最高気温は36度です。
昨日は久しぶりに子どもを送りました。

前回おばあちゃんが好きと言っていた石榴の実は大きくなって、紫陽花はほとんどが枯れていました。
「あれ、2つ残ってる。」と指差して教えてくれました。

こんな子どもと接することができるのは楽しいです。

今日はリモートレッスン。
サン・サーンスの「白鳥」の仕上げでした。

先週、ヨーロッパの「白鳥」は神話と宗教と民間伝承が混じりあったような壮大なイメージであることをお伝えしました。

ゆったりと大きなイメージが大切です。

6/4という珍しいリズムに注目してください。
3/4拍子のように3拍で区切らないで、特に初めのH、低音のGの音で下に落ちて来ないで下さい。

3小節目の休符もフレーズの終わりでは無いので、上をずっと向いていて下さい。

5小節目のHの音までずっと上がって行くように。
続いて同じ形の2回目はより上がった感じで。

新しい形のフレーズは2小節ずつになります。2小節の最後の音にそれぞれ山が来ます。山といってもまだpであることを忘れずに。

Eからのフレーズは、ちょっとamazingな感じ
白鳥を照らす月が影って、シルエットだけになりよく見えないけれども、神秘的で惹かれるという風。
Fで神秘がピークになり、F#で雲が払われ、また、はっきりと白鳥が見えます。

Hのmfがこの曲の一番音量のあるところです。
ピークを向かえた後、6小節でゆっくりと下って行ってppで終わりを向かえます。
ここで大事なのは、初めのフレーズと同じで、4分音符3つずつでフレーズを区切らないことです。
スラーが切れていますが、タンギングはできるだけ穏やかにしましょう。息を入れ直したり足したりしないで2小節と次の小節のHまでをできれば一息で吹きましょう。

次も小節線で切らないでドレドミーまでを一息で
最後のGのロングトーンは、ヴィヴラートは控えて、pp。
音程が下がらないように、少し上を向きながらdimしましょう。

充分にppで演奏すれば、息は続きます。

口を閉じないで、音がなくなった後も息を吐いているときれいに終われます。





跳躍の音程を吹くのは?

2021-07-14 22:01:31 | フルートレッスン
うちの裏庭のランタナ、七変化。
植木鉢で育てていたら、種がこぼれてこちらの方が育ってしまいました。

今日は家でレッスン。
ゴロゴロ雷がなって、一転にわかにかき曇り…
降りません。

こんな日もあるのですね。
植木に水をやっていてよかったです。

ユーモレスクの三回目。

ここの装飾音符は、レミソ
ミシレは切らないでスラーで吹きましょう。

シレはシを吹くときに、右手中指と薬指を押さえておいて、吹くと押さえるホールが減って吹きやすいです。
初めは慣れないので難しいかもしれませんが、音程が変わらない指使いなのでスタンダードでいろんな所で使いましょう。
ここで出てくる8分音符のAの音の音程を気をつけましょう。

練習としては、その前のGのオクターブを正しくとるように練習しましょう。

初めはGdurのスケールをやって音程を確認して、アルペジオ、三度→五度→オクターブと言う風に音を減らして行くと自信がつきます。

Gがうまくとれると次のAは自然にとれるようになります。

それでもうまくいかないときは、低音を吹くときに下を向いて吹いていないか?
あるいは、上に向いて吹いていないか?チェックしてみてください。

正しい位置で吹いているとそんなに上向いたり、下向いたりしなくても安定した音程で音が鳴るようにフルートはできています。

一度吹きかたを見直してみることをお勧めします。














京都F先生レッスン

2021-06-21 22:24:43 | フルートレッスン
京都三条大橋、床が準備Ok。

尺八の練習をしている人がいました。
残念ながら、橋の上からは音までは聞こえませんでした。
フルートだったらどうかな?
セッションしたら楽しいだろうなぁ。なんて考えながら。

今日はF先生のレッスン。
モーツァルトのフルート四重奏Cdur。

この曲は、不完全です。
1楽章と2楽章が失われて、3楽章と4楽章が残ったと考えます。

なので、初めの曲は3楽章Andante。
ゆったり歌いましょう。
pで柔らかい音で始めましょう。
fpはモーツァルトらしい表現です。目立つように。
四小節目のトリルは上から、

五小節目はfで歌いましょう。
7小節目はpで
13小節目と15小節目は同じように始まりますが、3拍目が違います。
違うことをしっかり見せて
fへ。
16小節目の3拍目の頭の16分音符は切りましょう。

22小節目からはpでfpの音だけを強調しましょう。

30小節目rf リンフォルテはそこだけをしっかりフォルテにしてもらいたかったと思います。
なぜかと言うと、そこは放っておくと、普通はシンコペーションなので、1拍目の裏を強調してしまうから。

33小節目の8分音符は短めにヴァイオリンの旋律が入って来るから。

38小節目はD→D#に向かって少しcresc

42小節目付点4分音符を膨らまさないでpへ。
fまで待ちましょう。

51小節目その前のヴァイオリンと替えて。

56小節目強く。

59小節目装飾音をはっきり入れましょう。

61小節目転調しているので不安な感じで、63小節目がナチュラルになっていますが、64小節目半音階なので66小節目で解決するまで不安なままで。

67小節目で元気に。

rf忘れないで。
71小節目短めで。
75小節目fpのあと消えていくとように。

2楽章menuetto
pで始めましょう。
3連譜甘くならないように、初めの8分音符を3つに数えて練習しましょう。

15小節目の8分音符から16小節目の16分音符に向けて終わる感じdimで次の音からまた、始まる感じで。

20小節目の32分音符はしっかり力強く引っかけて

23小節目1拍目、DC#
24小節目ED
25小節目FE
dimでセットと思って

40小節目新しく始まる、開く感じで

60小節目1カッコはdimでおさめる。
2カッコは強めでヴァイオリンに繋げましょう。

最後のG3つの音は軽く終わりましょう。



トラウマと子どものレッスン

2021-06-10 22:35:26 | フルートレッスン
この花はムラサキカタバミ。
これも南アメリカ原産。江戸時代に入ったそうです。
雑草としてあちこちに繁殖しています。

でも、かわいい。

小4女子Aさんのレッスンに今日はお父さんが見学にいらっしゃいました。
お休みができたそうです。
Aさん、大好きなお父さんの前ではりきっています。

習った曲を自分から、どんどん吹いていきます。
はりきり過ぎて早くなって吹きにくそうなので「ゆっくりね。」と声をかけたら、上手に吹きだしました。

「荒城の月」を吹いた時に、お父さん「学校でこの曲を何度もリコーダーで吹かされて、トラウマですよ。」とポロッとこぼされました。

「学校で…嫌な思いされたんですね。」
「本当に何度も吹かされて。」
「吹かされてって!」とAさん大笑いします。

23曲を一度に吹こうとするので、途中で「休憩しましょうか?」と言ったら、「嫌だ。まだ吹く!」
「音楽ゲームは?」
「後で。」

22曲を吹いて、最後の一曲「ちょうちょう」は前回初めたばかりですが、楽譜を読みながらゆっくり吹けました。

そして最後に
お父さんと一緒にリズムカードゲームをしました。
Aさんがクイズを出します。「お父さん、このカードはなんて読むか知ってる?」
「えっ、えっと…4 8 16。8分音符。」
「ちがーう!」
「えーっ!」Aさんもお父さんも、とっても楽しそう。

音楽は楽しい。
少しでもそう思ってもらえたらうれしいです。




Moderato とレドの変え指

2021-05-28 22:53:27 | フルートレッスン
マツバウンラン(松葉海蘭)の風情が好きです。
山野草で使われていますが、北アメリカ原産です。

オンラインレッスンはガリボルディの20のエチュードNo5
Moderato は 音楽用語で 中くらいの速さで という意味です。
速度記号というのは 単なる速さを示しているだけではなく その音楽のキャラクターを示します。

メトロノームができたのは1819年頃で速度記号はそれ以前からあります。

速度は主に体感。

イタリア語を辞書で調べてみると、Moderato は、節制のある。適度な、中庸なと書いてあります。

「中庸」ってあまり聞かない言葉です。

語源は孔子の書いた「中庸」

偏りのない。過不足なく調和がとれていること。普通であること、尋常であること、普通であること。

アリストテレスの言う極端と極端の間の状態。
過剰と不足を調整するもの。
と辞書にあります。

音楽用語で言うと、速くも遅くもなく、調和が取れた状態。
激しくもなく、ゆっくりし過ぎず穏やかな状態。

と言ったところでしょう。
曲想は穏やかで調和がとれた状態で最初から最後まで演奏しましょう。

初めの8小節 は二小節ずつcresc.dim. しながら 5.6小節目の 山のピークまで クレッシェンド。
7.8小節目で 収めるよう、長いフレーズを意識して演奏しましょう。

8小節目のスラーのついたレードは、レーーとdim.で休符まで伸ばしてみます。
その息の状態を保ったまま、指をドに動かします。

ドを鳴らす時に息を足したり、指を押さえる音を立てないように。
ドは、右手 薬指と中指を押さえたままの変え指を使います。

この指は音程は押さえても押さえなくても同じで、たくさんの指をあげたり押さえたりしないで正しい音が出る運指なので、レド、ドレのレガートの時は、必ず使いましょう。


コロナ下でのレッスン

2021-05-27 22:30:03 | フルートレッスン
雨の木曜日。
すだちの花が終わったかと思うと、もう小さな実がついています。

でも、今日は水玉が主役。
採りそこなっているバラの鉢の雑草の上にも
今日もよく降りました。

雨でも元気に来てくれた小学生。
学校は、緊急事態宣言以来、家で勉強したい人はリモートで授業を受けられますが、この子のクラスでは二人だけ休んでいるそう。

それもコロナのせいかはわかりません。

うちも消毒、マスクでレッスン。
緊張しますが緊張感がでないように気をつけています。
レッスンの時間を楽しんで欲しいから。

今日は、シューベルトの子守唄や、バッハのメヌエットを吹きました。
ずいぶんうまくなりました。

ピッコロからフルートに変えようと思って、予定していましたが、緊急事態宣言で買いに行く予定を延期。
来月には買えるのでしょうか?