音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

カルメン3

2013-01-30 22:32:04 | コンサート

緞帳が上がるのを、不思議そうに見ていたシンバルのYくん。前回のリハーサルで、少し心配なところがありましたが、前奏曲が始まってみると、人が変わったように自信たっぷりに叩いてくれました。
子どもの腕では重たいシンバルをしっかり構えて、早い動きも気持ちよく叩いています。トライアングルの最年少Wくんも、しっかりついてきます。
終わりまですると、二人でくるりっと動きもキビキビと退場。

Kさんの語りも元気よく、トランペットKくんの衛兵隊のラッパ。舞台裏から音だけ聞こえてきますが、効果的。

合唱起立。子どもたちの合唱。
前奏が終わって、きっかけは私がフルートを振ること。バッチリOK。ちゃんと入ってくれました。
声もよく出ています。中間のブレスも揃って入れました。最後の音の切り。うまい!感謝です。

アルトフルートに持ち替え、合唱と一緒に女工たちの歌。
アルトのパートを吹きますが、この音程の難しいこと。ビゼーが革命後の作曲家であると、感じるのはこういうところ。合唱の人たちは、この難しい音程を何度も練習していましたが、本番は?大丈夫。
ソプラノパートとアルトのキャラクターの変化も鮮やかに変わりました。「けむりー。」最後の音も、煙のように消えていきました。

ホセとミカエラの二重唱。フルートとピアノだけでしますが、踊りの登場。ホセ役のWさんのソロの踊り、Oさん青い衣装のミカエラ。衣装が決まったのは、1週間前。みんな写メしか見ていません。大丈夫、ミカエラのイメージです。

セギディーリヤ。
真紅の衣装の美しいMさんのカルメン。喧嘩騒ぎを起して衛兵に捕まったカルメンは後ろ手に、紐を巻いての登場です。歌がどんなに変化しても、フルートでぴったりついていきます。

ジプシーの歌で、ギターのMさんが舞台に乗ります。「酒と音楽!」という語りの後、ギター。音量が心配でしたが、よく聞こえます。カルメンのMさんも、絶好調。踊りも入り、盛り盛りのジプシー。
タンバリンのNちゃん、トライアングルのAちゃんも登場。Nちゃんが年長10歳なので、リードして、くれます。
闘牛士の歌は合唱付き。また合図。ちゃんと入ってくれます。いつも遅れがちだった問題の場所も難なくクリア。いい感じです。

花の歌は、ピッコロと、また、ペットのラッパつき。踊りも、ホセとカルメンの熱愛シーンをうまく表現してくれました。

休憩。後半に続く


カルメン狂騒曲2

2013-01-29 20:35:55 | コンサート

サイネリア セネッティ レッド ペンタス。長すぎる名前。
実家の鉢植えです。「よく咲いたでしょう。下手な切り花よりいいかと思って、移動したの。」玄関の切り花の定位置にドーンと座っていました。綺麗。

カルメンの続き。
27日朝。9時までは何もできないと分かっていても、早く目が覚めてしまいました。
荷物を積んだ車で、ピアノのSさんの待っている場所に行くと。時間なのにいない。ちょっと早かったかと思って時計を見ようと携帯を見たら、メールが2通。Sさんから、「美容院が遅れているので5分遅れます。」もう一通はギターのMさんから、「譜面台あった?持っていかないといけないかな?」
遅くなったら嫌なので、車をSさんの家の前に回し、「譜面台はあるから、もって来なくていいです。」
「いつものやつ?」「いえ、いいのをKさんが持ってきてくれます。」「ありがとう。」

Sさんが来たので、ふたりで印刷の心配。「紙を息子に頼もうか?」とSさん。「頼みたいけど、出来上がりの紙を見てないからなぁ。Kさんこだわって選んでたしなぁ。」
「とりあえず、ありそうなところは、一軒しかなくて、10時半しか開かないから、リハの途中で抜けて行くしかないね。」
私は運転中なので、Sさんが「電話番号しらべとくわ。」と調べてくれました。

会場に着いてみると、ダンスの人がもう来ていて、着替えてすぐリハ。

実は、14日のリハの時には照明も照明担当の人も予算が少なくて使えなかったので、今日開演までに決めなくてはなりません。リハの時には、まだ踊りができてなくて、それも合わせてみなければなりません。
12時半にコーラスとこどもたちが来るのでそれまでには充分終わるはずです。

が、全部で18曲。シーンは、曲ごとに違いますし、曲の途中でも、薄暗くなったり明るくなったり、ホリゾントが入ったり。演奏をしなくては、イメージもわかないし、どこでどう変えたらいいのか?も照明の人にもわかりません。
結局、何度もとめて修正をくりかえしたり、色も微妙に変えたりして、結局、印刷に行くどころではありません。休憩時間に、Sさんが、ありそうな文具屋さんに電話して確かめてくれたら、A4はあるけれど、B4は切らなくては無い。あとから来たコーラスの人にお願いして、もう普通紙で予備を50部つくってもらうようにお願いして、お茶を濁すしかありませんでした。

ギターのMさんが11時前に来てくれたので、ギターの部分も入ってもらってしましたが、演奏より、音楽や踊りがあうか、照明がどうか?そういうことしかできません。

そのうち、コーラスと子どもたちが来たので、合唱と、パーカッションが入る曲をもう一度。
「踊りの人がいない。もうこれしか合わせられないよね。」とMさんが言ってくれたので、控え室に帰ったダンスのOさん、Wさんを携帯で呼び出し。
もう一回に入れるようにして、なんとかリハ終了。

「水分。水分。」乾燥して、唇が閉じたらくっついて離れなくなってきていました。
1階の自動販売機でスポーツ飲料を買って、一気飲み。
「私のおにぎり一個あげる。」Sさんが手作りのおにぎりを一つ分けてくれました。ありがたい!
しっかり食べて、気になる受付に行ってみると、もうロビーに人が集まっていました。

楽器店からお手伝いに来てくれたYくんを捕まえて、「席が足りないかもしれないから、足りなかったら出してもらいたいんです。」と伝えていると、たくさん知人が、来ていて、うれしいやら、ご挨拶をしなくてはならないし。

やっと抜け出して、舞台から緞帳の隙間から覗いてみると、もう、残席わずか。よく見えないといっていた3階後列に立っていたり、椅子を出して座っている人ももういます。「まずい。」
「Kさん、やっぱり席が足らないみたい。」紐をかけて使用禁止とかいてある席にももう座っている人もいます。
「端席はだめなんですよね。」
開演直前。「あれ、はずしましょう。」とホールの人が、ルールを破ってはし席を開放してくれました。
それから、通路と、再前列に1列。並べてくれました。受付のYくんも5人いるスタッフも殺到して、席を並べるどころではなかった。

そして開演ベル。ギリギリの判断でした。
おかげで、前列には誰も座りません。
後列にはたっている人もいるのに…。
緞帳があく直前。思い出した!ギター弦が照明が当たると音程が下がるのに、フルートは上がる。チューニングを高めにとってもらうって言っていたんだ!上手のMさんに、「チューナー貸して。」「もう開くよ。」「ちょっと、待って。」
ピアノのAをもらい、打鍵で442HZ、余韻は少し高め。
取って返して、Mさんに、1ポイント高めで取るようにお願いして、ダッシュで立ち位置。すぐ開帳。
間に合った…。
さて、無事に終わるでしょうか?










みんなでつくるカルメンはやっぱり狂騒曲?

2013-01-28 23:06:00 | コンサート

27日(日)カルメンを盛況のうちに終えました。たくさんの方に支えられたコンサートでした。

本当にみなさん、ありがとうございました。
コンサートの熱気で、帰宅すると、夜、雪が降ってきました。今季初、積雪。

今朝も、残っていました。


金曜日、プログラムを印刷した時に、「受付とか、書いた紙を、ラミネートできたら、ずっと使いまわせるんだけどなぁ、」とピアノのSさんにつぶやいたら、「ポートで借りられるよ。お金はかかるけど、土曜日だったら使えるわ。」
土曜日指定された時間にいくと、「どうぞ。」と快く貸していただいて、「受付」「当日券」、「使用禁止」これは8枚。メセナ階段席は両端から落ちたりしたら危ないので使用禁止なのです。
ラミネートをしていると、スタッフの人たちが「どうぞ」とおぜんざいを出してくれました。
この日は子どもたちのイベントでみんなでお餅つきをしたそうです。
美味しいおぜんざいを頂き、準備万端。この頃はのんびりしていました。

金曜の夜遅く。チケットの売上状況がKさんからメール。302枚。受け取ったのは夜だったので、見たのは土曜の朝。すごいなあ。なんてのんきに思いながら、仕事に追われていて、夜になってゆっくりメールを読み返すと、
『え?302?』電話で追加を聞いたチケットが9枚。まだあります。席は足りたかしら?

ホールの担当Kさんに電話。「すみなせん、メセナの席は何席でしたっけ?」
「全部で360席ですが、今回は前の席を出さないで、あそこで踊るから、階段席しか出さないので、280席。」
ひえーっ!席が足りない。
「あの~311チケットが出ているのですが…。」
「チケット買った人が全員来るとは限らないから。」
「その上、当日券を買う人が何人くるかわからないんです。」
「チケット何枚だしはったんですか?」
「・・・。」言えない。
「後列に1列出すとしたら、何席出せますか?」
「20席。でも、後列は見えにくいからやめたほうがいいですよ。出すとしたら前。でも踊りはるからなぁ。」
「真ん中の通路は?」
「あそこは1列出せますよ。」
「前に2列。真ん中に1列。大丈夫でしょう。並べるのは自分たちでやらないといけないですが。」
「それは、構いませんから。」

実行委員にメール「明日席を出さないといけないかもしれません。」
メールを打ってしばらくして、「あれ?プログラムは300しか刷ってなかった!まずい!もう店はしまっています。
どうしようもない。今メールを打ったらみんな眠れなくなる。しっかり休んで、ベストコンディションできてもらわなくちゃ。駅前の店をネットで調べて、ありそうなところをあたっておきましたが、あまりありません。

当日朝、「問題発生、チケットが311枚、プログラムは300枚しか刷っていない、B4中厚口持ってます?なければ途中で駅前に買いに行ってすらなくちゃ。」
一斉メールすると、「出演者にも、正式なプログラムを渡したいです。」とKさんから、ということは追加30名分ほど!当日券も何枚でるかわかりません。
だめだ全く足りない。

席が足りないようなコンサート、久しくしてなかったので、みんな頭がついて行っていません。
どうなっちゃうんだろう?ってことで、あすに続く。



カルメン印刷

2013-01-25 21:57:33 | 音楽

今日はプログラムの印刷。
ピアノのSさんと、駅で待ち合わせ。最後の郵便局通い。
牧野の生涯学習センターで印刷。
手作りプログラムで少しでも経費を浮かします。経費だけでなく、実行委員のみんなで作った原稿には思い入れがあります。
写真や、模様もちゃんと印刷で出るか心配です。

製版して、試し刷りをしてみたら・・・薄い!せっかく入れた模様や、写真がかすれて読めません。
トナーのせいかと、しばらく何枚か刷ってみますが変わりません。濃さの設定を変えてやってみましたが、ダメです。
製版のせいかと、2回製版を変えてやってみましたが、変わりません。
ついに職員さんを呼んで、やってもらったら、製版の段階で、濃さの調整5段階の濃さの5。一番濃いものに設定変更。

やっと、写真が読み取れました。写真を濃くすると、今度は広告の文字が太く濃くなって潰れてしまうところがでてきました。
しかし、それは私の広告の部分。不慣れなセブンに変えたせいで、なぜか太文字になってしまい、変えられない。プリンターで印字した時は、そこそこだったので、「まあ、いいか」と思って、そのままにしたのが、まずかった。仕方ない。自分の広告だし、ほかのところを犠牲にするよりまし。

ということで、私の広告だけ異常に太文字、ですが、まあ全体には美しい仕上がりになったと思います。

印刷を終えて、持ち帰って二人で、今度はビンの底を使って二つ折。
300枚。5時過ぎでなんとか作成することができました。
やったー!

その後、ちょっとだけ、自分のソロのところとか、合同練習でできなかった気になるところをSさんと合わせて、6時30分解散。
Sさんや、みんなと作り上げる時間も残りわずかになってきました。
悔いのないように、がんばろう!

26日午後7時~7時15分 FMひらかた802 「花と音楽のまち ひらかた」で「みんなでつくるカルメン」の紹介しました。
下記アドレス「FMひらかた802」で聞けます

http://www.media-gather.jp/_mg_standard/deliverer2.php?p=aryD7GPwwfI%3D

ハバネラ、闘牛士のうたのフルート演奏も少しだけあります。

みんなでつくる「カルメン」1月27日(日)メセナひらかた ホール 3時開演。
チケット 市民1000円 市外2000円 残席わずかです。当日券あり。


コーラスラスト練習

2013-01-24 21:21:40 | 音楽

山茶花、八重霞。白い花びらに、うっすら桃色、このさし加減が奥ゆかしくて可憐に思えます。

今日は、もうひとつのコーラスグループの練習。
27日に向けて最後の練習なので、みなさん力が入っています。

「あー。って歌うときに、波平さんの頭にあるたった一本の毛が自分の頭についていて、それを上に引っ張られてるような感じで。下がってこないように。」
Kさんのレッスンは、おもしろくてわかりやすいです。

「もう15年もならってるんですよ。先生が楽しくて。」
「昭和6年生まれもいるんですよ。83歳。」
「皆さんお元気そうですね。」
「歌ってたらね、楽しくてね。ここ来て帰るときは体が軽いんですよ。」
「お声もよく出ていましたね。」

「本番まで風邪ひかないようにね。」
「友達に聞いたんだけどね、お風呂に入った時に、口を開けて、シャワーをガーッてかけると風邪ひかないんだって。それでね、10年風邪ひいたことないんですよ。私はまだやってないけれど。」

「ホント、ホント。風邪ひかないことが一番ですね。」
「声が本当に艶っぽいですよ。」

「あらー。うれしい。先生のどあめ差し上げます。」
「あら、私も。」
「私も。」
と、手の中はあめでいっぱい。
いつも休憩時間にはアメをそれぞれ持ってこられていて、交換するそうです。
女子校のような空気で、楽しかった。

カルメンのおかげで、コーラスのみなさんとも繋がりが深められて本当にそれだけでもやってよかった。

みんなでつくる「カルメン」まで、あと3日。
27日3時開演 メセナひらかた。

残席わずかです。


たばこ工場の女たち

2013-01-23 22:43:41 | ロマン派

今日は、フルートのKさん、ピアノのSさんと、ヴォイストレーニングのみなさんと、カルメンの合わせ。

Kさんが、一緒に来れるのは初めてです。
合唱のみなさんは、暗譜されていて、合図もバッチリ見てくださるように練習も進んでいます。
今まで、仕事でなかなか来られなかったソプラノの人も来ていて、高い音の層が厚くなって、よく声が出ています。

ビゼーの曲は、どれも難しい上に、男女混声ですが、残念ながら男性が少ない。アルトやバスの音程も女性に割り振っているので、とても技量がいります。
そこを、一生懸命練習でカヴァーされていていて、その努力に本当に頭が下がります。

タバコ工場の女工たちが、休憩時間に、工場から出てきて一服する場面で歌われる合唱。

たちのぼるけむり ゆらゆら ゆらゆら
すてきなけむり やさしく やさしく
こころも うきうき
あまい恋のささやき けむりよ
恋の悩み よろこび けむりよ
あまいことば けむりよ
たのしいゆめも それはけむり けむり
たちのぼる けむり ゆらゆら ゆらゆら
アー 空にたちのぼるけむりは 
けむりユラリユラリ けむりよ

メリメが小説「カルメン」を発表したのは1845年、ビゼーのカルメンが1875年。
古代アメリカで生まれたたばこが、スペインの植民地を通して、ヨーロッパに上陸したのは15世紀位。
自分で手で巻いて吸っていたたばこが、産業革命で、工場で作られるようになったのは17世紀。
カルメンの舞台となったセビリヤの街には、本当にたばこ工場があったそうです。

女性や子どもがそういう工場で働いて、わずかながらも賃金を得られるようになったことと、自分で自分の運命を切り開いていく自由な女「カルメン」の登場は、無縁ではありません。

それまで、なかったようなアンチヒロイン。
よりを戻そうと、懇願するホセに向かって言い放つ。

「自由に生き、自由に死ぬんだ!」

という言葉は、殺されても自分の心は自分のもの。という最下層の流民で女。カルメンの矜持を示すと同時に、その言葉を聞いて共感する庶民が、この歌劇の成功を支えていたと考えられるのです。
フランス革命は1787年から始まりましたが、すぐに完成したのではなく、政治、経済、文化とあらゆる潮流となって、波及していったもので、まだまだ、階層意識の強い中での、歌劇カルメンです。






習慣

2013-01-22 20:37:16 | 音楽

昨夜は、ブログを書こうとしたら、ネットが繋がらない。どうも雷雨のせいみたいです。夜遅くまで待ったけれど、結局ダメだったので、一日お休みしてしまいました。

自分としては、土日以外は欠かさず書こうと決めていたので、ちょっと残念。

今日は大丈夫。これは、年末に買ったカサブランカ。全部咲いたので、嬉しくなって記念撮影。綺麗です。


音楽をしている人は、習慣にしていることが少なからずあります。

スケールや、ロングトーン、練習のほかに、身体のことは、結構多くの人が習慣にされています。

毎朝、友達Kさんは、ウォーキング。早朝3キロも歩くそうです。
Nさんは、ダッシュでマンションの階段を上り下り。
ヨガや、ピラティスもよく聞きます。

腹筋、背筋は、私もしています。50回ずつ。
昔は100回ずつやっていました。その頃は、足あげ、腕まわし、100回なんて感じで、やってましたが、やればやるほど、回数を重ねないと効かない気がして、どんどん取られる時間が増えてきて、結局、ホドホドがいいかと、50回でやめることにしました。

それより、フェルデンクライスや、ボーンズレッスンのように体を緩めたり、バランスを調整することを、したら良いかと、方向転換。今は、ゆるゆる、ボーッとするような感じの身体のメソッドを自分で作ってやっています。

今も結果が欲しい気持ちが勝ってしまいますが、10年前と比べれば、随分プロセス重視になってきたような気がします。

100回なんてやっているときは、達成感が欲しかったような気がします。「こんだけやってるんだから、なんとかなるはず。」という気持ちが多かったように思います。
実際には、やっている時間の割に、音に対する効果はイマイチ少なかった。
あちこち、ショッチュウ痛かったし。

それに体は堅いより、柔軟性が高いほうが、音にとってはいいような気がします。

というわけで、習慣にしていることが、明日の私をつくる。なので、その習慣が、ちゃんと羅針盤のように、理想の私の方向をむいているか?毎回、チェックはした方が良いという話です。


嬉しいお客様

2013-01-18 21:54:16 | 音楽

今日は、寒かった。
北国の人からすると、こんなくらいって感じかもしれませんが、ここ大阪では粉雪が舞って、今日のご挨拶はみんな「寒いねえ。」。
雪は小さすぎて携帯では撮れないので、北山杉の上に見える雪空をパチリ。
寒そうでしょ。

今日は嬉しいお客様。
山口県周南市に嫁いでいったAさんが、香里園の実家に帰ってきたのでと、夕方うちに寄ってくれました。
初めにレッスンしたのは、20歳の頃。それから、転居して、また帰ってきてレッスンして、もう一度結婚で転居。
切れ切れですが、長いお付き合いになりました。
看護師学校の卒業試験を受けて、最後の単位をとって、2月末に引越してきます。優しく穏やかで、本当にがんばりやさんです。いい看護師さんになりそうです。

水曜日ボーンズレッスンで、学んだワニのように腹ばいになり、両手でずりずりしていると、首と肩の付け根の大きな骨の周りが暖かくなり、股関節が気持ちいいです。
それから、フルートを吹くと、重心が下がっていい音がします。
プロコフィエフのソナタの、フルート離れした低音撥弦のような、アクセントが、楽々でるし、いつもは、超音波のような高音のDが滑らか。

その体、その音を再現しようと、記憶をたどってやっても、できません。
到達点、ゴールを見ていると、プロセスが飛びます。プロセスがないということは、点を求めることになります。体は、呼吸し、血液が流れ、体内の水や、筋肉は有機体で、固定化したものではありません。それなのに、点を求めると言うことは、固定化した何かを求める。有機体としては有り得ない一つの理想型を求めるという。非科学的な状況になります。
実際には有り得ないポイントを求めていて、手に入るわけがないし、足場が固まるわけでもありません。足場が無いということは、いつまでもそのシステムだと、積み上がらない。

天才という人は、初めからプロセスを見つめています。だから楽々と、成長するように見えるのです。言い換えれば、そのシステムが変われば、普通の人でも天才と同じように成長することができる。

しかし、それでもまだ、結果が欲しい私です。







洗濯手人形

2013-01-17 21:22:32 | 子ども

子育てサロンの手人形ラインナップ。何年か前にスタッフみんなで手作りしました。
最近使ってなかったので、使おうと出してみたら、汚れてきていました。
「フェルトって洗えるのかな?」
「ぬいぐるみだったら、ビニール袋に重曹を入れて振り洗いするらしいよ。」
「フェルトは、手洗いと違うかな?」
「じゃあ、ネットで調べて洗ってくるわ。」

ということで、調べたら、ウール用洗剤で、ドライコースで洗える。と書いてありました。
新品のようにはなりませんが、と但し書きもついていました。
自分の服はドライと書いてあっても、ドライコースでは洗いますが、エコロジーを気にしてせっけん洗剤でじゃぶじゃぶ。ほこりや油汚れなどは取れますが、何度もやっていると、白なんかはなんとなく、色が暗くなってきます。

さすがに、みんなの手作り品を、万一でも傷つけてはいけません。
ウール洗いを買ってきたら、いい匂い。合成香料も良くなっているようです。
21年ぶりのアクロン。

ドライコースで洗い終えてみると、心なしか洗う前よりきれいになりました。
ところどころ、フェルトについたシワを、指で左右に広げて、ちょっと残ったところもありますが、あまり気にならない。
よかった!きれいに干せました。
2月のサロンではこれで遊びます。
こどもたちがどんな顔をするか、楽しみです。


共同体感覚ゼミ

2013-01-16 22:02:54 | レクチャー、マスタークラス

土曜日は人間関係学、共同体感覚のゼミに参加しました。

言う人と言われる人
意識があるのは、2%

言う人が力を持っていて、言われる人が力無し。ということで、例えば、主人と奴隷、親と子、上司と部下、先生と生徒。

分断されていて、全く交流がないのが区別。差別は区別に気がついていないと意識化できない。

言う人と言われる人は、自分自身の中でも起きる。手を動かしているのは、私たちの脳だけれど、手からも情報が入ってきています。その情報を入れずに、動くはずだと動かしていると、ある日どこかを痛めたりします。

言う人と言われる人は、交流すると、連携することもできます。
感覚を意識に上げることができれば、情報として活かすことができます。
阪神大震災の日、90すぎのおばあさんが、毎日寝ていた1階の部屋ではなく、2階で寝ていて助かった。
なぜ、90すぎまで生き抜いて来ることができたのか?言葉にもならない感覚を彼女が意識化することができたから。
頭だけとか、体だけになっていなかったから、助かることが出来たのです。
上司と部下は、部下からの意見を上司が聞くことによって、組織は二つの目と耳と口と頭を手に入れるその力は2倍以上になります。

じゃあ、意識化すればいいのか?と思っても、自分一人では、自分の後頭部が見えないように、ほとんど、意識化などできないのが、人間です。
意識にのぼるのはわずか2%。

例えば、日本に生まれるということは、1000人の人に支えられているということを、意識できているでしょうか?
服一枚、口に入れる食べ物、器、暖房に使うガスや電気。何一つ自分一人では手に入れることができない。そこで生きて呼吸しているというだけで、1000人の人を搾取しているのかもしれない。

その人が、なんの感謝もなく、自分一人で生きている気がするというおかしさ。
思い通りになるのは、自分の体だけ、という意識が無く、自分の家や自分の器や自分の衣服や自分の土地だと思っている非科学的な考え。
意識化するだけで何かがかわるはず。