音楽の喜び フルートとともに

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息を吹き込む

2012-08-31 21:13:50 | レクチャー、マスタークラス

見事な、山葡萄。山ではなく、近くの開店準備中のお店の前にありました。居酒屋さんでもできるのかな?と思っていたら、自然食品屋さんでした。こんなに見事に山葡萄を育てられる人は、自然を愛しているんだろうななんて勝手に想像して、お店に行きたくなってきました。

シンプルなことですが、アンブシャーや、姿勢、腹筋と横隔膜、音の形、いろいろいろいろ悩んだけど、結局、楽器を充分に生かして、音を出そうとしたら、息を吹き込むことが大切なんだと言うことがわかってきました。

息の速さ、量をコントロールを音によってコントロールする。

こう書くと、当たり前のことですが、スケールの時、下降形で、吹き込みをだんだん多く、速度を速め、上昇形で、緩めていくと、ずっと同じ吹き込み方で演奏より、ずっと音楽的に聞こえます。

物理の法則のように、くだりは加速度がつき、のぼりは、重力の影響を受ける。

具体的にはいろいろ曲や、使う場所に寄って違うこともありますが、大体は自然の法則と吹き込み方は相似形です。

ずっと、吹き込んだほうが良いかというと、それではやっぱり、圧迫感を感じてしまいます。そういう効果を狙う時は、それでOKですが、あまりありません。

そして、息を吹き込もうとすると、お腹の支えが大事です。
お腹の支えというと、お腹に力を入れて固めることかと、思っていましたが、逆に筋肉は柔らかくし、骨で立つ。骨格を意識して、できるだけお腹や、肺の動きを妨げないように立つことが大事です。

胸を広げ、口の中を、特に口蓋を出来るだけ上げ、吹くと、驚くほど、音が広がります。一度試してみてください。


お直し

2012-08-30 21:51:54 | Weblog

夏水仙はヒガンバナ科。学名のリコリスは、ギリシャ神話の海の女神の名前だそうです。

今日は久しぶりにご近所のMさんのお宅にお邪魔して、お茶をしながら、洋服をお直ししてもらいました。
プロの仕立て屋さんではありませんが、ガレージセールに何着もエプロンや子ども服を縫って出したり、洋裁が得意。
私も、ドレスを縫ってもらったり、ブラウスを好みの布でお願いしたり。

リサイタルのドレスを16号から11号に作り直してくれたのもMさんです。

今度は、買ってきた薄手のレース付のチュニックが、2.3回洗濯しただけで、背中と腕の付け根がほころびてきたのと、白いレースのワンピース。これは、時間がなくて試着しないで、買ったら、胸の辺りが少しきつい。
普段は試着して、迷って迷って買うのですが、よくある形だったのと、時間がなかったことが、災いしました。
着てみると、「しまった。」合いません。
早くMさんに見せたかったけれど、いろいろ忙しくて、夏の初めに買ったのに、もうシーズンオフになっちゃう。

チュニックは、裏地と表地があるのを、ほどいて、縮めて縫い直し、上から叩きます。
薄いオーガンジーの表地は縫い代もなく、縮めるしかありません。

話しているうちに、手は動き、そのうちGさんも来て、次の古本めぐりの日を決めます。

子育て仲間なので、子どもたちの行く末が気になります。
子どもたちの恋愛、進学、就職、運転免許の話題。

公園で遊んだり、幼稚園で泣いていたのが、嘘のようです。

ワンピースも、生地が少ないので、脇が詰まっていたのを、ほどいて6センチほど、開きます。それでも、ブラが見えない。
どれだけ、詰まっていたのか?最近のデザインは胸がない人向け?
いや、理由は他にもあることはわかってます…言いたくないけど。

脇にはファスナーがあるので、大変な作業になってしまいました。
しかし、さすがMさん。しゃべりながらも、ドンドン手を進め、わからないように、始末をつけてくれました。

よかった。これで、夏に間に合った。悩みは聞きあって、少し気持ちが楽になるし、
Mさんは、私の守護聖人です。

帰りに、育てているゴーヤを頂きました。それから、まわし読みしているコミック数冊。
これで、またがんばれます!本当にありがとう。


勇者

2012-08-29 21:09:34 | 哲学

ブルーベリーの実が色づいてきました。早く採らないと、すずめに食べられてしまいます。今シーズンはまだ一粒しか、人間様の口には入っていません。すずめの方が早いのは命がけだから。当然です。

「わが闘争」を読んでいると、ヒトラーと、私との違いは紙一重なんだと思えてきます。
国民の生活を考えていると、言い、国民の医療、福祉、貧しい人を救いたいと彼は言っています。
愛する国民のために。

悪いことをしようとして悪いことをする人は少ないです。ヒトラーは、英雄としての自分に浸りきっていたのかもしれない。ドイツ国民を救う英雄。女性に人気があったそうです。
彼のような自己陶酔型の人は、結構たくさんいて、私の中にも、そういうところはあります。ありがたいことに、ヒトラーのような権力を私に人々が持たせることはないから助かっていますが。

ジーン・シャープは、独裁者は、支える人間がいなければ生まれない。と書いています。

いろいろな理由で人は、独裁者を赦します。
勝ち馬に乗って利益を得たい、単純に暴力が怖い、仲間として扱われたい、面倒なことに巻き込まれたくない、争うのがいやだ、自分にまずいことがふりかかってくるかもしれない。

大声で主張したり、乱暴な手段で何かを得ようとするのは、たとえ、内容がどんなに良くても、取り合わない。と言うことが、常識になるまで、第二、第三のヒトラーは生まれてきます。

そして、どんな小さな声でも、どんなに気に食わない意見でも、聴きあう。と言うことを決めなければ、また、独裁者を育ててしまいます。

それは、政治の世界の話ではなく、家庭や学校でも充分に起こりうることなのです。

傍観すると言うことは、加害するのと同じということを良識ある人々が、認識しないことには、いじめはとめられない。勇者は、剣を振るうのではなくて、いかなる時も、静かに発言するのです。


夏祭り

2012-08-28 19:39:25 | Weblog

8月最後の土日は、例年、牧野駅前商店街のお祭りです。5時から車通行禁止になり、道路脇は、夜店で埋められます。
スーパーの駐車場は、ビンゴゲームや、地域で活動しているヒップホップの子どもたちや、エプロンシアターなどの上演会場になります。
夫が食事当番でしたが、息子は友達とお祭りに出かけるというので、夕食は夜店で。

枝豆、ビール、たこ焼き、焼き鳥、炭火焼きでおいしい。名物は、きゅうりを一本串にさしたもの。地元の漬物屋さんが、はじめたらしく、ここ数年。大流行です。あちこちで売られるようになりました。
もちろん、本家の漬物屋さんは開店前から長蛇の列です。並んでいるだけで熱中症になりそうで、私は買えたためしがありません。
今年らしく、塩麹につけたきゅうりを買いましたが、きゅうりそのものはおいしかったけれど、漬け方が少し浅く惜しい感じでした。

鮎の塩焼きを串にさしたのが200円で売っていて、これは、臭みがなくて、おいしかった。
夫はシュウマイパンを買って食べていましたが、キャベツと一緒にシュウマイが2個、ハンバーグ用のパンにはさんであって、結構いけました。プロの夜店屋さんだけでなく、PTAや、商店街の人など、いろんな人が、自由に店を出しているので、商品もバラエティがあっておもしろいのです。
食べなかったけれど、チキンのケバブを出している店もありました。

後、東北復興のお店もでていて、くるみゆべし、ごまゆべし、おやつこんぶなどなど買いました。ゆべしはお勧め、おいしいです。

最後は、これ。

天の川ロール。商店街の定食屋さんが、考案したもので、何か賞もとったそうです。
菊人形の菊味噌など、ここ枚方の名産品で作ったファストフード。
なかなかのお味で、ビールにぴったりでした。

夏休みもいよいよ終わりに近づきました。


マンドリンとギターとフルートと

2012-08-27 20:55:16 | 音楽

今日は午前中、甲子園口のピアノのNさんのお宅で、合わせの練習をして、午後は、住吉代謝の近くで大学のマンドリンクラブの同期の友人と、アンサンブル。

枚方のうちの家から、大阪駅を中心に西と南にY字に約60キロを移動。
阪堺線は、市電。久しぶりに乗りました。
昭和の空気漂う町並みと調和しています。とっても懐かしい。


1stマンドリンのYさんが、入院。予定していたコンサートに出られなくなり、代わりにフルートを吹いてよ、と言うわけで、かりだされました。
住吉大社の中で演奏するらしい。

ギターやマンドリンは、もともとそんなに音量が出る楽器ではないので、よりやさしく繊細な表現に注意するようになります。
音楽と同じように、学生時代からの友人たちは、懐かしく、暖かかでした。

帰りに天満橋の中川楽器で、マンドラと、ギターのケースを買うのに付き合いました。


マンションの一室を利用した楽器屋さんは、外からではわかりにくいですが、ギター、マンドリンの専門店で、マンドリンの品揃えが充実しています。
マンドリンは、美しい螺鈿の細工があったりして、楽器自体が美術品のようです。
オーケストラ楽器の中に入っていないせいか、なんだか、マンドリンを取り巻く人々の空気自体もゆったりと流れているようです。
一度、古典もじっくりやってみたい気がしてきました。

今日は、移動時間が長く疲れたけれど、友人と懐かしい話ができて楽しかった。
また、会える本番がたのしみです。


トリオ

2012-08-24 21:25:40 | 音楽

うちで、最後のひまわりが咲きました。30本の密植ひまわりのうち、育ちの悪かった最後のひまわりが咲きました。直径3cm位、高さは50㎝くらい。一番大きなひまわりが、直径40cm、高さ2m50㎝。大きなのは地植えで日当たりのいい場所で、小さなのは、前に使っていた土を変えないで植えた植え木鉢。環境によって同じ種でもこんなに違います。


今日は、フルートKさんと、ピアノのSさんが朝から、うちに来てくれて、ボルヌのカルメンを、再検証。
Kさんが拍の取り方、吹き込みなど、気がつかないで吹いているところを細かく見てくれました。
Kさんは、本当に細かく、よく研究しています。

3人でランチを取って、また合わせ。

ドップラーのリゴレットファンタジーを、合わせて見ました。
Kさんは、5年ぶりのセカンドだそうですが、どんなテンポになっても全然大丈夫。
さすがです。
夕方遅くまで、吹いたりしゃべったり。まだ、やりたかった。


ミント水

2012-08-23 23:02:36 | 哲学

最近はまっているミント水。庭からオレンジミントとペパーミントをつんで、


お湯を注いで、


さめるまで放置。


後は冷蔵庫で冷やして、大体はストレートで飲みます。暑い時さっぱりします。
ニースで出てきたミント水は、濃い青緑色の液体に、甘いシロップが入ったものです。
「ミント水は恋の味。」なんて、かっこいいギャルソンがいいながら、出してくれました。
癖があるけれど、気に入ってどこの店に入っても、頼んでいました。ミント水をたのんで「無い」といわれた店はなかった。

しかし、確かにミントの味はしましたが、こうやって作ってみると、あの濃い青緑色の液体は何者だったのだろう?と思います。
これは、その時飲んだミント水とは似ても似つかぬ淡く、やさしいミント味です。

クラッシック音楽をする。ということは、それだけで他国の文化を理解する、ということです。
良い、悪いとか、正しいとか正しくないとかいう視点を、手放すこと。
比較は、必要です。自分の立っている位置から、何番目の位置に相手があるのか?を知らないことには、相手と付き合うことが難しいからです。

あれから、何年も経ちますが、いろいろなものを日本はフランスから取り入れてきましたが、ミントにをシロップを入れて飲むという、フランスでポピュラーな習慣は、全く日本でポピュラーにはならなかったことを考えると、ミント水と言う文化は日本人からすると、かなり遠い位置にあると考えられます。

その辺の、庶民的なフランスの店では、衣を着けてあげたこれでもかというほど大きなとんかつ。フライドポテトが山ほどついてきて、ナイフでかつを切ろうとすると、ポテトがあふれて落ちる。サラダを頼むと、つかるほどのオリーブオイルと、レモンがついてきて、他の調味料を探すと、自家製のあまり酢も塩もきいていないマヨネーズと、マスタードがついてくるだけ。
この油の濃い料理の後に、出てくるミント水はあれくらいの濃さでなければ、ならない。肉や油を分解して、口の中をさっぱりさせるのです。

和食には到底無理だとしても、日本で食べる上品で繊細なフランス料理の後で、あの濃いミント水を飲むと、今までの料理は、なんだったのか?っていうくらいぶち壊しです。

それでも、そのぶち壊し具合まで、楽しめるようになれば、相手への理解がすすみます。理解は愛。悪習慣までそのままで、認める。使いつづけるかどうか?は選択だけどね。


消毒

2012-08-22 22:36:25 | Weblog

枚方市の職員さんが、14日の集中豪雨で、ガレージに上がった下水の消毒に来てくれました。

ほんの1分ほど、「かかるから、家に入っていて下さい。」と言われたので、家の中から写しました。

うちは、ガレージだけだったので、とっくに、自宅のホースで水を流して、汚れは流していましたが、やはり、細菌が心配です。この一角は小さな子どもたちが多く、いつも道路で遊びまわっているので、なおさらです。

使わない自転車の自転車カバーなどは、洗うのを忘れていたら、すごい匂いになっていました。洗濯用の液体石鹸で、洗ってやっと匂いが取れたくらいです。
それにしても、一軒、一軒消毒に回って、本当にお疲れ様です。おかげさまで、これで、やっと安心です。感謝です。

うちくらいの軽い被災でも、大騒ぎしているのに、宇治や、震災の被災者の方は、本当にどんなにか大変だろうと思います。どんな形でも、支援を続けていかなければ。

忘れてはいけない、本当は私たちが受けたかもしれなかった被災。豊な生活を支えてきたものは何だったのか?

みんなが考える時に来ているんだと思います。









指が回らない時

2012-08-21 22:01:49 | レクチャー、マスタークラス

木津川と、宇治川、桂川が八幡で合流しています。ここは、御幸橋をわたりきらず、中央から木津川と宇治川の堤みを走って、京阪の鉄橋を望みます。

指が回らない時、何がなんでも、早くしたくて、メトロノームを使って、ゆっくりから初め、だんだん早くすると言うのは、よく使われる方法です。
メトロノームを使うのは、悪くないですが、早くする前に、一つ一つの音符のキャラクターをつかんでおくことが大切です。

例えば、拍子。4分の3なのか、8分の6なのか。その音が、拍頭なのか?裏拍なのか?は、大きな違いです。

フレーズの始まりと終わり。ブレスの位置。

上向形なのか、下降形なのか?

同じ16分音符でも、同じ長さで演奏するとは限りません。

そして、キャラクターを決めたら、必ずその形で吹くことが、大切です。どんなに早くなっても形を変えてはいけません。

逆に形を変えてみな同じ長さで演奏しようとすると、指は決して早くまわりません。
特に拍の裏と表を反対に間違って演奏しようとすると、体と、息が一致しなくなって、つらくなってきます。

一拍目は一拍目。

古典はなおさら。近代の曲でも、拍子の書いてある曲はほとんどその法則が適用できます。
指が回らない時、何か身体と音楽が一致しないと感じた時、その項目で一度、チェックして見てください。
大体は、解決すること請合います。


週末家族

2012-08-20 23:03:07 | 音楽

お昼は高温。夕方は雷雨。少しずれると降らなかったり、お天気はあっという間に変わります。

お盆明けの、週末は、近所のショッピングモールに必需品を買いに出かけたくらいで、家にいました。
一日練習していたら、夕方、夫が、古いエレキギターを持ち出して、弾きだしました。
ずっと、聴かされてばかりで、触発されたのか?

仕方ない、一緒にやるか。
と言っても、夫は、中学の頃、コミックバンド(自称)をやるくらい音楽が好きでしたが、全曲耳コピー。コードは読んでも、楽譜は読めません。
レパートリーは、ビートルズなら、なんでも。他には、70年代ポップス。時々は、天城越えとか、川の流れのように。知っている曲なら、何でも弾けます。

しかし、私は楽譜が無いと、吹けません。
そんな時は、高校生の時に買った、変色したポップス曲集。ピアノの楽譜ですが、コードが書いてあります。
フルートで、メロディを吹くと、いくらでも合わせてくれます。

ヘイ ジュード レットイットビー、中学の頃、下校の曲だったロングアンドワインディングロード、コンドルは飛んで行け。
カーペンターズのトップオブザワールド、シング、スーパースター。
ポール・モーリアのシヴァの女王、恋は空色。メリー・ジェーンに、愛は夢の中に。
今となっては、懐メロ特集です。

二人で、ジャンジャン合わせていると、次男が、アコースティックギターを持ちだして、一緒に弾こうとしてしばらく格闘していましたが、「だめだぁ。」そりゃそうです。EmとG7しか、まだ覚えていない。お気の毒。

本当に久しぶり。ここ数年忙しかったから。

それにしても、やるとなったら、休みなし。曲集2冊終わるまで、止まらない。
次男はとっくにどこかへ退散。
これだから、ワーカーホリック体質は仕方ない。
でも、楽しかった。
終わった後、やってきた次男に「入れなくてさびしかった?」と聞くと、「別に」
「はい」なんていうわけないか。