音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

花粉の時の練習

2021-03-31 23:41:19 | フルートレッスン
桜も満開。

近所の住宅の桜がきれいだったので車を停めて、撮ってしまいました。


気温が上がると、杉から桧に花粉が変わったのを感じます。目がかゆかったのが、喉に来ました。

黄砂もきつい。

こんな時には無理せず練習。

フルートヨガとジャン フェランディス先生はおっしゃっていました。

ロングトーンを吹きながら、片足をゆっくり上げてみたり、背中を曲げてゆっくり膝が見えるところまで曲げてみたり。

ヘンデルのラルゴなど、ゆっくりした低音の曲でウォーミングアップ。と言われたのはフィリップ ベルノルド先生。

花粉症も長い深い息を吐いていると症状が緩和して来ます。

身体や吹く方向もいつも同じところではなくて、いろんな向きを試してみましょう。

全身に血がめぐるように。
吹いているうちに元気になってきます。

そうしたら、吹いた同じ時間休憩しましょう。
ここが大事。

休んだら、好きな曲をいろんな風に練習しましょう。
オクターブ下げてみたり、スイングしたり、拍頭だけを取り出してレガートで繋げたり。
タンギングで刻んだり。

難しいところを今日は避けてもいいですよ。
優しいできるところだけを、もっと質をあげる練習をしてみましょう。

元気が出たら、またすれば良いのです。




ラ プリマベーラコンサート

2021-03-30 22:31:18 | コンサート
日曜日はYoshu hall でLa Primavera Concertに行きました。
コロナ禍演奏家活動支援プロジェクト

伊藤先生のセミナーで友だちになった今田聡美さんが出演。
フルート今田聡美さん、ヴァイオリン後藤維花さん、クラリネット南方美穂さん、ピアノ渡部里紗さん、ソプラノ栂千晶さんとゲストのテノールの山本欽也さんの豪華なコンサート

ソロやトリオ、クインテット、ミュージカル作品からクラシック、オペラ、現代作まで盛りだくさん。

前半、今田さんはフルート、ヴァイオリンとピアノでチャイコフスキーのくるみ割り人形の花のワルツや、フルートソロで村松宗継のアース、クラリネットとのトリオでシュミットのソナチネを演奏。
美しい音色を堪能しました。

後半はビゼーのカルメンのハバネラ、ヴェルディの椿姫の乾杯の歌などソプラノとテノールも華やかで楽しいステージでした。

やっぱり音楽っていいなぁ🎵



西宮プレラ本番

2021-03-29 23:18:05 | コンサート
これは増川さんのサックス🎷。
年季が入っていますがこれがいい音です。

土曜日は、西宮プレラでギター練習会の本番でした。

朝、早めに行って、リハーサル。

ピアノとコントラバスが抜けたトリオでチャイコフスキーとメリーウィドウ。

ギターが大忙しになっています。
メリーウィドウはフルートは刻みが、多くなりました。

後半は渡瀬さんが来て、こちらの合わせ。
心配だったゴリウォークのケークウォークはなんとかなりそうです。

コンビニのおにぎりをお昼ごはんに食べて、本番。


いよいよ明日

2021-03-26 22:45:27 | コンサート
今週土曜日、明日いよいよコンサートです。
西宮プレラ 12:30~

ギターの渡瀬清隆さんとフルート久米で、
ドビュッシーの「ゴリウォークのケークウォーク」
カ シンビーニョ
「ソノローゾ」
ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」
モンティの「チャルダッシュ」

ギター古橋充義さん
サックス増川啓寛さんとトリオで
メリーウィドウ「ワルツ」
チャイコフスキーの「舟歌」

ピアノとコントラバスが、今回やむを得ない理由で欠席。
3日前に古橋さんがクインテットからトリオに変更した譜面を作って送ってくれました。

合奏の人数が多くなると、いろいろなことが起きやすくなります。

こういう時は、慌てず、落ち着いて出来ることをしましょう。
いずれにしても音楽はいつも冒険。
大丈夫。きっとうまく行くでしょう。
わくわく、ドキドキを楽しみましょう。




合わせ練習のコツのようなもの

2021-03-26 00:18:08 | フルートレッスン
ギターの渡瀬清隆さんと、合わせ練習をしました。

3/27(土)12:30~西宮プレラのコンサートで演奏するアラカルトです。

ギターとフルートは難しさが違うらしく、渡瀬さんが気を使わなくてもスッと弾ける曲からと言うので、選んだ曲は「ソノローゾ」

1946年作曲にショーロ(泣く)というブラジルのポピュラー音楽の1つです。

演奏しやすさは
ギターパートの決まったリズムとコード進行のせいです。
メロディと伴奏がしっかり別れています。

次がブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」
こちらは1873年頃ですが、ハンガリーの軍隊が酒場で兵士を募集するために演奏されたものを、ブラームスが編曲したものです。

ギターパートはほとんどズンチャズンチャと伴奏です。
但し、こちらはテンポが途中で激しく変わります。

よく聴き合わないとタイミングが合いません。

テンポが変わる直前で突っ込んで行かないように頼みました。

pauseという音楽用語がありますが、録画などに使われる一時停止。
一瞬完全に動きも呼吸も止めます。それからいきなり動き出す。この緊張と緩和が大切です。

最後がドビュッシーの「ゴリウォークのケークウォーク」
1899年作曲のこの曲は、ブラームスの頃の古典的な手法から離れて、調性の破壊。
美しいとされた調和の感覚を離れて、自由で生き生きとした音楽を目指しています。

子どもの領分と名づけられた曲集の中の一曲、シュシュのために作られた曲はおもちゃ箱をひっくり返したような大騒ぎ。
こっちに行ったと思ったら、あっちに跳ねて、ゆっくり静かに止まったと思ったら、また、飛び上がって、ひっくり返り…。

フルートもギターも大忙し。
これが合わすのが一番大変でした。

最後が、モンティのチャルダッシュ。
ブラームスのハンガリー舞曲第5番と同じく、軍人募集の酒場の音楽。

通常ヴァイオリンピアノで演奏されるこの曲をフルートとギターに編曲。
ヴァイオリンが旋律を全て演奏するところ、同じ旋律を二回目はギターだけで演奏します。速いところは除いて。
ちょっとずるい…。

これもテンポが変化しますが、大きなテンポの変化はさほど問題になりません。
それよりは、同じフレーズの中のテンポの揺らぎにギターの伴奏がついていけるか?

ついていくのでは遅くて、こう来たら、次はこうなるな。
という瞬間の予知能力のようなものが必要です。
それはオカルト的なものではなくて、いろんな音楽をやっていくなかで、こう来たら、次はこうなる。という必然があって、それをお互いに読みあって音楽を作るという感じです。

合わせ一回、後は本番当日の30分。
きっとうまく行くでしょう!




音程を正しくするためには?

2021-03-24 22:42:00 | フルートレッスン
金のなる木はフチベニベンケイソウという和名があります。英語圏の名前ダラーツリーから金のなる木とつけられました。
葉の形がコインを想像させるから

コインに見えるかな?

今日はリアルフルートレッスンでした。
ガリボルディのエチュードop.131No10 Gmoll

この初めの五小節。
中音のGから高音のDまで上がって、低音のGまで下がります。

GHDDG
GmollのIのコードのアルペジオ(分散和音)の変形なのですが、音程を正しくとりましょう。

スケールの練習や、アルペジオの基礎練習は大事です。
曲をする前にその曲の調のスケールとアルペジオはぜひやって下さい。

それから、楽器のメンテナンス。
ここ10年以内に製作されたフルートは音程が良くなって来ているので、良く鳴るポイントを見つければ、さほどアンブシャ(仏 管楽器を吹くときの口、口腔周りの状態)を変化させ無くても音程はとれるはずです。

高音は音の鳴るポイントが狭く融通が効きにくいです。
特にEは狭いので、この音が良く鳴るポイントを見つければ、あまり移動させなくても全ての音が音程正しく鳴るはずです。

低音だからといって下を向きすぎたり高音だから上を向いたりしなくてもいいはずです。

自分1人では、なかなか音程が取れない時はチューナーを使ってもいいでしょう。

ただ、依存するのは良くありません。音を出して、それにあわせたり、チューナーであわせたら、無しで吹いたりして、音で覚えるように訓練しましょう。

古い楽器の中には、音程の取り方が違うものがあるので、それはそれなりの手当てをしなくてはなりません。

また、新しい楽器でも、調整が狂って来ると押さえても隙間が空いていたりするので音程が悪くなったりします。
コルクは乾燥する冬には動き安く、位置が変わってしまうと全く音程はまずいです。

音の響きや音の飛びも全く変わってしまうので、楽器のメンテナンスはとても大事です。

フルートのコルクや、タンポは年々良くはなっていますが、フェルトや豚の腸の皮を使っているので消耗します。

いい状態で演奏するためにも、こまめにメンテナンスして気持ち良く演奏しましょう。










シャコンヌってなんだろう?

2021-03-23 22:49:26 | 音楽
実家の垂れ桃。


小さな鉢ですが、よく育っています。

ヴァイス(1687-1750)のシャコンヌ Gminor
吹けば 吹くほどいい曲です。

シャコンヌ(仏chaconneシャコンヌ 伊ciaconaチャッコーナ 西チャコーナchacona )は元々は新大陸からのもので、1598年に伝わったマテオ ロサス デ オケンド(1559-1612ペルーの副首相 風刺作家スペイン生まれ)ペルーの出来事を記述した詩。舞曲として紹介されているのがヨーロッパでは最古のシャコンヌです。

当初は歌のある快活な舞曲。ギター伴奏で演奏されました。
性的、風刺が含められていて、禁止されたりしましたが、スペインやイタリアで短期間に広まりました。

アルレッキーノと呼ばれる宮廷道化師と関連付けられていたそうです。

その後、スペイン、イタリア、フランスでそれぞれ独自の発達を遂げました。

ヴァイスの生まれたブレスラウ(現ポーランド ブロツワフ)当時のプロイセン王国では、当初はイタリアのシャコンヌを模倣するようなものでしたが、主にオルガンで発展し、変化に富んだバス主題を用いるようになりました。

フランスでジャン バティスト リュリ(1632-1687)の安定し抑制された印象のシャコンヌが、劇中でもっとも華やかな場面を作ったりすると、プロイセンでも、流行し、オルガン作品と融合する形のシャコンヌが作られました。

ヴァイスのシャコンヌもこのような落ち着いていて、壮大、短調による変奏を伴ったスタイルのものです。








音楽を支える想い

2021-03-22 22:30:39 | 音楽
今日はハープのレッスンでした。
レッスン場所が変わりました。
塚口駅徒歩6分。



Stadio T-raum
先生の生徒さんが亡くなった後に娘さんがレッスンスタディオとして建築されたそう。

お母様が残されたグランドハープ付きのレッスンルームがあり、そのハープでレッスンを受けました。

お母様とお会いしたことはありませんが、温かな柔らかい音で、人柄が忍ばれました。

ホールもあるそうで、「コンサートしようかな?」と先生はおっしゃってました。

フルートと違って、ハープは持ち運びが難しい楽器です。

貸し教室や音楽教室でレッスンしようとすると、ピアノのように置いておかないといけませんが、繊細な温度管理もしないといけないし、不特定多数の出入りのあるところでは倒されるのも心配。

高額だし、投資に見合った人数が集められるのか?というと、とても難しい。

そう思うと奇跡のようなレッスンスタディオです。

先生の想い、お母様の想い、娘さんの想い。
そして私たち通う生徒たちの想い。
何1つ欠けても、音楽を続けて行くことはできないところでした。

こういう1人1人の想いが音楽を支えています。



ギターとフルートアラカルト

2021-03-19 23:13:48 | 音楽
今日午後はギターの渡瀬清隆さんと合わせ練習でした。

3/27(土)西宮プレラ13:00~
西宮ギター練習会
で演奏する分です。

今回のオーダーはアラカルト 。
よく知られた曲。知らなくても、親しみがあり、どこかで聞いたような曲をジャンルや年代を超えて集めました。

ドビュッシーの「ゴリウォークのケークウォーク」は

1899年ドビュッシーの娘シュシュが好きだったフローレンス ケイト アプトンの描いた絵本「2つのオランダ人形とゴリウォークの冒険」
その中の黒人人形ゴリウォークが踊るモンパルナスのダンスホールで流行った踊りの曲をイメージしたものです。

カ シンヴィーノ「ソノローゾ」はブラジルのリオ グランデ1946年作曲のショーロです。
ショーロは19世紀リオデジャネイロで起こった泣くと言う意味を持つフルート、ギター、カヴァキーニョで演奏された音楽です。

ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」
ハンガリーのロマ(ジプシー)音楽を1850年代に採譜し1869年に発刊したピアノ連弾のための「ハンガリー舞曲集」の5番です。
後に管弦楽に編曲されました。
この曲はハンガリーの軍隊が兵士を募集するために、酒場で演奏されたケーレル ベーラのチャルダーシュが原曲で、ブラームスは編曲であると明言しています。

モンティのチャルダーシュ。
ブラームスの5番と同じく酒場で兵士を募集するために演奏された曲です。
19世紀に起こり、農民の歌などを取り込み、ヨーロッパで大人気を博し、ウィーン宮廷でも演奏されました。
あまりの人気に、禁止されるほどでした。



進級サプライズ

2021-03-18 23:25:00 | フルートレッスン
今日はAさん、3年生最後のレッスンでした。
前に、サプライズで用意した恐竜の消ゴム。
見られてしまいました。

「これ何?!」と言うので
仕方なく「3年生で頑張ったから、ご褒美に最後にサプライズで渡そうと思っていたのにばれちゃった。」
と、本当のことを言いました。

それから数週間。

忘れたかな?と思っていたら来るなり
「今日は消ゴムくれる日だね。」
「そうですよ。」
もう、サプライズぐたぐたです。

「今日は頑張ったねって渡したいの。」

「ふーん。」と言いながら、ピッコロを組み立てると、今までやって来た楽譜の第1ページに戻っていきなり吹き始めました。

そこから、一気に10曲ほど。
本当に成長しました。

スラーとタンギングの違いも理解しています。

一回休憩。

「できない~。」と悔しくて泣いちゃった長いスラーの「ロングロングアゴー」も楽に吹けるようになりました。

休憩の後も
一気に12曲!

「はい、すごい!とっても頑張りました。」
と3個セットで渡すと、
「先生、3個もいいの?一個でいいよ。」
…大人です。
3個の中からプテラノドンを選びました。

もちろん、恐竜シールも22枚ゲットして帰りました。

なぜ恐竜?
Aさんが恐竜大好き少女だからです。
4年生になっても元気に通ってくださいね。