毎日、車通勤していますが、7/20を過ぎて夏休みに入った瞬間、
朝の渋滞に遭うことがめったになくなります。
子どもたちが夏休みだというだけで、
大人は変わらず仕事してる人が多いと思うのですが、
みなさん、夏期休暇を分けてお取りなのでしょうか。
『冬冬の夏休み』(1984)、『夏休みのレモネード』(2001)など、
夏休みが舞台の映画はいろいろ。
そんななかで、私が特に好きな2本を。
1本目は『ヤンヤン 夏の想い出』(2000)。
台湾のエドワード・ヤン監督の作品です。
8歳の小学生ヤンヤンは、祖母と両親、高校生の姉とともに
台北のマンションで暮らしている。
何不自由ない中流家庭のひと夏の騒動。
結婚式を控えた叔父のもとに、
彼の元恋人を名乗る女性が乗り込んできて、三角関係が発覚。
父は初恋の女性と偶然再会してのぼせあがる。
やさしい祖母は脳卒中で倒れて昏睡状態に。
母は祖母の入院で情緒不安定になり、新興宗教にのめり込む。
姉は隣家の娘の恋人とつきあいはじめ、
ヤンヤンはいじめっ子の少女に淡い恋心を抱く。
父からもらったカメラを首からぶら下げ、
人の背中を撮影してまわるヤンヤン。
自分の後ろ姿って、自分では見えないもの。
自分では見ることのできない背中に何が映るのか。
原題である“A One & A Two...”は、
1+2くらい、人生もこの映画も
シンプルなものであることを意図したようです。
物事はいつも単純。
それをむずかしくしてしまうかどうかは自分次第。
2本目はフランス作品の『クリクリのいた夏』(1999)。
第一次大戦後の田舎の沼地にたたずむ小さな村で夏を過ごす5歳の少女クリクリ。
父とその友人はひたすらのんびり。
好きな時間に起きて、眠たくなれば寝る。
お金がなくなるとスズランやエスカルゴを採って町へ売りに。
こういう作品を観ると、豊かさとはなんぞやと思わずにはいられません。
物語に登場する、かつてのカエル捕りの名人で、
資産家の老人は、沼地の生活が忘れられないけど、
いまとなってはその生活には戻れない。
素晴らしい生活だなと思いつつ、便利なものに囲まれた生活を都会で送っていれば、
時計のいらないような暮らしは私にもできないでしょうね。ああ、皮肉。
夏休みはやっぱりこうじゃないと、と思える2作品なのでした。
朝の渋滞に遭うことがめったになくなります。
子どもたちが夏休みだというだけで、
大人は変わらず仕事してる人が多いと思うのですが、
みなさん、夏期休暇を分けてお取りなのでしょうか。
『冬冬の夏休み』(1984)、『夏休みのレモネード』(2001)など、
夏休みが舞台の映画はいろいろ。
そんななかで、私が特に好きな2本を。
1本目は『ヤンヤン 夏の想い出』(2000)。
台湾のエドワード・ヤン監督の作品です。
8歳の小学生ヤンヤンは、祖母と両親、高校生の姉とともに
台北のマンションで暮らしている。
何不自由ない中流家庭のひと夏の騒動。
結婚式を控えた叔父のもとに、
彼の元恋人を名乗る女性が乗り込んできて、三角関係が発覚。
父は初恋の女性と偶然再会してのぼせあがる。
やさしい祖母は脳卒中で倒れて昏睡状態に。
母は祖母の入院で情緒不安定になり、新興宗教にのめり込む。
姉は隣家の娘の恋人とつきあいはじめ、
ヤンヤンはいじめっ子の少女に淡い恋心を抱く。
父からもらったカメラを首からぶら下げ、
人の背中を撮影してまわるヤンヤン。
自分の後ろ姿って、自分では見えないもの。
自分では見ることのできない背中に何が映るのか。
原題である“A One & A Two...”は、
1+2くらい、人生もこの映画も
シンプルなものであることを意図したようです。
物事はいつも単純。
それをむずかしくしてしまうかどうかは自分次第。
2本目はフランス作品の『クリクリのいた夏』(1999)。
第一次大戦後の田舎の沼地にたたずむ小さな村で夏を過ごす5歳の少女クリクリ。
父とその友人はひたすらのんびり。
好きな時間に起きて、眠たくなれば寝る。
お金がなくなるとスズランやエスカルゴを採って町へ売りに。
こういう作品を観ると、豊かさとはなんぞやと思わずにはいられません。
物語に登場する、かつてのカエル捕りの名人で、
資産家の老人は、沼地の生活が忘れられないけど、
いまとなってはその生活には戻れない。
素晴らしい生活だなと思いつつ、便利なものに囲まれた生活を都会で送っていれば、
時計のいらないような暮らしは私にもできないでしょうね。ああ、皮肉。
夏休みはやっぱりこうじゃないと、と思える2作品なのでした。