夜な夜なシネマ

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『xXx(トリプルX) 再起動』

2017年03月18日 | 映画(た行)
『xXx(トリプルX) 再起動』(原題:xXx: Return of Xander Cage)
監督:D・J・カルーソー
出演:ヴィン・ディーゼル,ドニー・イェン,ディーピカー・パードゥコーン,クリス・ウー,
   ルビー・ローズ,トニー・ジャー,トニ・コレット,サミュエル・L・ジャクソン他

3月も終わりに近づいてきたので、来年度に繰り越せない有休を消化。
晩9時から北新地で食事する約束をした日、午後数時間の休みを取り、
食事の前にTOHOシネマズ梅田で2本ハシゴ。

“トリプルX”シリーズの第3弾とのことなのですが、
第1弾っていったい何年前のことだっけと思ったら、15年前なんですね。
主演をアイス・キューブとした2005年の第2弾は、日本では未公開。
第1弾以降、姿を隠していたヴィン・ディーゼル演じる主人公が探し出され、
やむを得ず任務に復帰するという設定。
時間的にこれを観るしかなくて選んだ1本でしたが、かなり楽しい。

エクストリームスポーツ界のカリスマ、ザンダー・ケイジは、
NSA(アメリカ国家安全保障局)のギボンズからその腕前を見込まれてエージェントに。
任務が終了したのち、身を隠してのんびりと過ごしてきた。

ところがある日、NSAのマルケがザンダーの前に現れ、
ギボンズがテロリストによる爆破事件に巻き込まれて死亡したという。
世界中の軍事衛星をコントロールできる危険な装置“パンドラの箱”が
謎の集団によって奪われてしまったらしく、
おそらくギボンズの死亡もそれに関係している。
隠遁するつもりだったザンダーも、ギボンズの訃報を聞かされては黙っていられない。

昔のつてを駆使して謎の集団のメンバーを突き止めたザンダーは、
パンドラの箱を奪回すべくフィリピンに乗り込むことに。
共に働く者としてマルケが用意した軍人たちを追い出し、ザンダーは仲間を呼ぶ。
ザンダーのもとに結集したのは、イカレたスタントマンのテニソン、
驚異の女スナイパーのアデル、客を興奮の渦に巻き込むDJのニック。

しかし謎の集団と相対してみれば、向こうもザンダーと同じく元エージェントたち。
いずれもギボンズが見出した凄腕、ジャン、セレーナ、タロン、ホーク。
パンドラの箱を巡って死闘が繰り広げられるが、
やがてテロリストはほかにいることがわかり……。

何が楽しいって、各国各界のアクションスターが集結している点。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のチアルート役も記憶に新しい、
香港のドニー・イェンがジャン役。
『マッハ!!!!!!!!』(2003)がめっちゃ楽しかったタイのトニー・ジャーがタロン役。
このふたりは本作の目玉でしょう。特にドニーのアクションは楽しすぎ。
ホーク役のマイケル・ビスピンもイギリスの格闘家です。

その他、アクションスターではないけれど、国際色豊かで、
セレーナ役のディーピカー・パードゥコーンはボリウッド女優。
ニックス役のクリス・ウーは中国のアイドルグループの旧メンバー。
それぞれに固定のファンがいそうなキャストです。
日本では劇場未公開だった第2弾の主役アイス・キューブも美味しい役回り。
ネイマールまで出演させちゃうんだから凄いです(笑)。

Xスポーツをする人ってアタマおかしいんちゃうかと思うけれど、
観ている分にはやっぱり楽しい。
再起動して続編もありそうな気配です。

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