夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ひるね姫 知らないワタシの物語』

2017年03月27日 | 映画(は行)
『ひるね姫 知らないワタシの物語』
監督:神山健治
声の出演:高畑充希,満島真之介,古田新太,釘宮理恵,高木渉,
     前野朋哉,清水理沙,高橋英樹,江口洋介他

TOHOシネマズ伊丹にて、前述の『SING/シング』とハシゴ。

タイムスリップがここ数年の流行なのかと思ったら、
『君の名は。』(2016)みたいな夢と現実がつながっているのも流行なのでしょうか。
「ひるね姫」で検索をかけると、推測変換で「パクリ」と出る。
似た設定ではありますが、観てみれば混同するほど似てはおらず。
クリエイティブな人が考えることは時に似てしまっても仕方ありません。
いずれにしても凡人にはおよそ考えつかない設定です(笑)。

岡山県倉敷市に暮らす女子高生の森川ココネ。
母親の記憶はほとんどなく、父親のモモタローと二人暮らし。
モモタローは無口で無愛想だが、二人はとても仲の良い親子。
ココネの特技は昼寝で、授業中もしょっちゅう居眠り。
そんな彼女は最近ふしぎな夢をくりかえし見ている。

2020年、東京オリンピックを3日後に控えた日。
突然警察がやってきて、何の容疑かモモタローを東京へ連れて行く。
日本でトップシェアを誇る志島自動車会社からモモタローがタブレットを盗んだと、
志島の幹部である渡辺一郎が警察に訴えているらしい。

お父さんは元ヤンだけど、盗みなど働くわけがない。
ココネは真実を知りたいと、幼なじみのモリオに助けを求める。
東京の大学にかようモリオはたまたま夏休みで帰省中。
タブレットを携えたココネは、モモタローが改造したサイドカーに乗り、
モリオの運転で東京へと向かう。

その途中、自分がくりかえし見ているあの夢の中に
事件解決への糸口があることに気づくのだが……。

夢と現実とを行きつ戻りつするロードムービー。
夢の中ならば魔法が使えるココネは、困ると昼寝。
夢の中で上手く立ち回れたなら、現実でもそうなっているとは都合がいい(笑)。

この手の話はやっぱりところどころ難しく、
自分が話にちゃんとついていけているのかどうかすらわかりません。
わからなくてもなんとなく面白いのですけれど。

モモタローがタイプ。それだけで個人的にはOKです(笑)。
江口洋介の声と合っていて、モモタローが出てくるだけでウキウキしました。
それに自動運転で勝手に着いた先が道頓堀。その風景が嬉しい。

東京オリンピックは楽しみだけど、
車の運転が嫌いじゃない者としては、全自動運転の車は嫌だなぁ。

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