「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県大刀洗町   『 今村天主堂 ( 大天使聖ミカエル ) 』

2013-09-21 06:15:04 | 近代化産業遺産・土木遺産



今村天主堂 ( 大天使聖ミカエル )








双塔が特徴の大天主堂







重厚さを漂わせる正面上部







アーチと円にポイントを置いた側面デザイン







キューポラ付きのドームを被せた塔







上部に鐘楼がある左側の塔







正面には3つのアーチ門がある







天主堂の正面アーチ







ディテールに彫刻が施された柱頭







連続したアーチ窓がある側面







屋根の上まで気配りされたデザイン







フランス製のステンドグラスがはめ込まれた窓








神聖な静寂が広がる堂内

















所在地  /  福岡県三井郡大刀洗町今
竣 工  /  1913年  ( 大正2年 )
設計者  /  鉄川与助  ( 設計施工 )



二つ仲良く並んだ双塔が特徴の大天主堂は、
のどかな筑後平野の集落にそびえ立つロマネスク様式の煉瓦建築である。
九州に数十の天主堂を生み出した鉄川与助の建築の中でも最大級である。
2本の塔屋は8角形で頭部にはキューポラつきのドームが被せられている。
ほとんどが左右対称だが、向かって左側の塔の上部に鐘楼があるため、
この部分だけが違っている。
使われている材料の煉瓦は筑後川下流にある迎島の数件の工場で焼成したものである。
石は浮羽山北から切り出したものを構造材に、
長崎の西見から運んだものを彫刻に使用している。
木材は高良山の杉を使い、屋根瓦は城島町から取り寄せたことが知られている。
また聖堂内のステンドグラスはフランスから取り寄せたものである。

慶応3年に発見された今村のキリシタンは長崎各地と同様に、
長い弾圧に耐えてこの地に潜伏していたが、
明治12年にコール神父が来訪してからは、ますます信仰者が増え、
ついに本天主堂の建築が実現した。


今村天主堂へのアクセス
今村天主堂へは、大分自動車道・筑後小郡ICより、県道53号線を久留米方面に南下し、
下高橋交差点を左折し、県道14号線の右側になる。
駐車は、教会の駐車場があるが、集会などがあるので事前に連絡を取ることをお薦めしたい。


競馬 ・ 点描 「 走る魔法使いサリー 」

2013-09-21 06:07:15 | 競馬・ボート















彼女の名前はマジカルサリー
そう 「 魔法使いサリー 」 だ

マハリク マハリタ
ヤンバラヤンヤンヤン
マハリク マハリタ
ヤンバラヤンヤンヤン

とは唱えながら走ってはいないだろうが
彼女は素晴らしいスピードで駆けて行った



大分県院内の石橋 78 「 仮称 ・ 景平谷水路橋 」

2013-09-21 06:05:45 | 大分の石橋



院内川に流れ込む小さな谷に架かる水路橋









上流側から見た水路橋






輪石の下はコンクリートで補強されている







橋の上には小さな水路が通っている





所在地 /  大分県宇佐市院内町景平 : 景平谷川
架橋  /  不明
石工  /  不明
長さ   /    5.55m   幅   /  1.40m
拱矢  /    1.98 m  径間  /  1.70m
環厚  /    20㎝   
水路橋


仮称・景平谷川水路橋は、景平橋と紀念橋との中間に位置する水路橋で、
院内川に注ぐ小さな谷川に架かっている。
橋は上部に細い水路が通っており、農業用の水路として使用されているようだが、
橋の裏側から覗くとコンクリートで補強されているので、
コンクリートが先に打設された後に石組みがされたのであれば、
石橋とは言えないので、その見解が難しいところである。
だから石橋との判断が困難なため、この橋は名前を仮称として掲載することにした。


仮称・景平谷川水路橋
仮称・景平水路橋は景平橋と紀念橋との中間で、県道27号線の対岸になる。
駐車は橋の下の路上に駐車した。