「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

大分県日田市 「 咸宜園 ・ 遠思楼 」

2013-09-25 04:48:08 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣




































遠思楼は小さな建物だ。
こちらは広瀬淡窓が67歳のときに建てたとされ、
遠思楼 ( えんしろう ) は文化14年 ( 1817年 ) に
元は一般の商家に建てられていたもので、
嘉永2年 ( 1849年 ) に現在の位置に移築したものである。
1階に書庫があり、2階に書斎があった。
一時、明治7年 ( 1874年 ) には中城町へ移されていたが、
昭和28年 ( 1954年 ) に現在の位置に移築復元された。
現在の姿は、平成13年 ( 2001年 ) に解体、修復を受けたものである。

時代が時代なら、丸窓から淡窓が眺めた月が酔って揺れるのを一緒に味わってみたかった。



沖縄県今帰仁村 「 ミームングスク 」

2013-09-25 04:45:31 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



ミームングスクの石積み







こんもりと石を積んだグスク







当時のグスクの構造






グスクの入り口に立つ路標






石が敷き詰められたグスクの頂部







頂部から今帰仁グスクの城壁が見える








今帰仁グスクからミームングスクまでハンタ道が続く












ミームングスクは平面が方形の石積み遺構で、3段に積み上げられている。
下段部分が18m×19mで、周辺に残る石積み遺構では最大規模を誇っている。
遺構の性格など詳しいことは解っていないが、志慶真川沿いの崖上にあって、
眺望の良いことから今帰仁城の出城ではなかったかと思われる。

ミームングスクへのアクセス
ミームングスクへは、今帰仁城の入り口から左に下りて
ハンタ道を200mほど進んだ右側になる。
グスクの入り口に緑の路標が立っている。
駐車は、今帰仁城の無料駐車場が利用出来る。
ちなみに駐車場から歩いて7~8分の距離にある。



大分県院内の石橋 79 「 仮称 ・ 松田橋 」

2013-09-25 04:43:35 | 大分の石橋



橋は7本の桁が並べられた構造になっている








県道27号線から壁石の下にわずかに水路が見える







下流側 ( 県道側 ) の桁と橋台







谷に下りた上流側からの眺望







橋の入り口は縦横とも幅が1mである







桁を支える受け石は大きな自然の栗石が使われている






所在地 /  大分県宇佐市院内町景平
架橋  /  不明
石工  /  不明
長さ   /    ?m   幅   /  3.6m
拱矢  /    1.0 m 径間  /  1.0m
桁厚  /     ㎝   
単径間桁橋


最初に、この橋は石橋とは認定されていないため、
名前は自分で勝手に付けたものなので、そこのところはご了承願いたい。
仮称・松田橋は景平地区の景平橋の左岸上にあり、
県道27号線沿にある松田家のお墓の前を通る旧道に架かる橋である。
以前は杉が立ち込めてその存在が分からなかったが、
杉を伐採したことでその姿があらわになった。
それでも県道沿いの割りに人目に付きにくく、橋があるとは気付き難い。
橋は大きな自然石を利用した7本の桁で構成されていて、
それを受ける橋台も大きな栗石でしっかりと積まれている。


仮称・松田橋へのアクセス
仮称・松田橋へは、県道27号線を耶馬渓方面に進み、
景平集落の景平橋への下り口を過ぎて200mほど行くと右側に松田家のお墓がある。
橋はその前になる。
駐車は、橋付近が広くなっているので十分駐車できる。

79回に亘って掲載した大分県院内の石橋は今回で終了です。
次回から福岡県八女市上陽町の石橋を掲載いたしますのでお楽しみに・・・