「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県伊平屋島 「 伊平屋島灯台 」

2014-01-02 00:02:41 | 沖縄の灯台











角ばった管理棟と円形の塔のバランスが目を引く








どっしりと重量感がある造りの灯台







高さ15mの円筒のフォルムがシンプルで美しい







左に東シナ海、右に太平洋を照らして来たレンズ







クバ山の中腹の分かれ道に立てられている案内板







クバが群生する山の頂部にある沖縄最北端の灯台





灯台表番号 / 6973
国際番号 / M4765
ふりがな / いへやしまとうだい
標識名称 / 伊平屋島灯台
所在地 / 沖縄県島尻郡伊平屋村(田名埼)
北緯 / 27-05-34
東経 / 128-01-11
塗色 / 白色
灯質 / 単閃白光 毎12秒に1閃光
光度 / 実効光度 170,000カンデラ
光達距離 / 21.0海里
地上~頂部の高さ / 15m
平均水面上~灯火の高さ / 115m 
地上~灯火の高さ / 11.64m
業務開始年月日 / 昭和47年5月15日
光源 / メタルハライド
電源 / 購入電力、蓄電池


伊平屋島は沖縄県の最北端にあり、運天港よりフェリーで1時間20分のところにある。
各離島が観光化されている中で、もっとも自然が残された古き沖縄を見ることが出来る。
伊平屋灯台の手前には 「 クヤマ洞窟 」 があり、灯台のあるクバ山は、沖縄県指定の
天然記念物のクバ(ビロウ)が群生している。
また、沖縄県の最北端にありながら住所が県南部の島尻郡になっていることから、
当時の行政区分前の按司時代からの領地の関わりからのことだと思われる。


伊平屋灯台へのアクセス
伊平屋灯台へは、伊平屋島の前泊港より車で北に約30分の所にある。
駐車は、灯台の前に広場がある。


熊本県山都町 『 笹原の円形分水 』

2014-01-02 00:01:41 | 近代化産業遺産・土木遺産




































通潤橋から約4km離れた通潤用水の取水口付近に円形分水がある。
笹原川にあるこの取水口は、通潤用水単独のものではなく、
野尻・笹原地区へ送る用水の取水口の役割も果たしていた。
このため、両者に送る用水の水量を、水田の面積に応じて公平に分けるために、
昭和31年(1956年)、現代土木工学による円形分水法として設計された。

円形分水は内円筒と外円筒からできており、
内円筒の直径は6.3m、底の中心に1.5mの水のわきだし口がある。
内円筒と外円筒のあいだは水槽になっており、
水田面積に応じた比率(通潤橋方面へ7割、野尻・笹原へ3割り)で仕切られている。
内円筒のわきだし口からわきだした水は、内円筒からあふれ、
内円筒と外円筒の仕切りにより、円の外周の長さに応じて公平に配分され水槽にたまり、
それぞれの水路に流れて行くように設計されている。

水の配分については、日照りが続き、干ばつのときには水をめぐる争いがあったそうだが、
これが出来て全く解決されたそうである。
実際に円形分水を見てみると、見た目にも公平に水が配分されていることが解かる。
工学的にも視覚的にもみんなが納得するこの方法に感心させられる。

現在、円形分水周辺は公園として芝生によって美しく整備されており、
少し離れたところに駐車場やトイレも完備されている。
また、反対側の笹原川には石堰があり、これも文化財となっている貴重な史跡である。



それぞれの海 「 鹿児島市 ・ 錦江湾の夜明け 」

2014-01-02 00:00:41 | 海 ・ 港 ・ 空 ・ 木々








維新の匂いを漂わせる 「 かごんま 」
島津 西郷 大久保
彼らが眺めた
波静かな錦江湾に陽が昇る
その明かりは新時代への夜明けであり
その波音は文明開化の音であったろう