クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

安全の遺伝子

2011-05-04 06:23:32 | ネコ
今朝は見事な五月晴れ。厚木の相模川や各地で鯉のぼりが元気良く泳ぎ、沈みがちな心に元気を与えてくれるだろう。
さて、大震災から間もなく2ヵ月。その当日や翌日等に発信されたブログも、公的な記録ではないが、その時の心の内を綴った身近な記録として、大切に保存されなくてはと思い、毎日ニャンブログを拝見しながら、印刷する事を思い立った。勿論、私的に保存し、将来孫達が読み、人々がこの瞬間何を思い、行動したかを知って欲しいからである。
震災発生時の僕は、昼寝の最中で、寝惚け眼のまま立ち上がれず、テーブルに手を付いて、首を前後左右に振り家の中に居る事の是非を考えていた。この時一番確りと身の安全を確保したのが、やんちゃ小僧のココである。台所のテーブルの下に身を潜ませていた。冷蔵庫が倒れ掛かっても、電子レンジが飛んで来ても、体は守れる。その後も写真のように、食卓の下に仕舞われている椅子に寝ている事が多い。
ココは神戸の中でも1番被害が大きかった付近で生まれた。17年前の阪神・淡路震災を経験したねこを先祖に持つ。彼らはその後揺れが来ると、何処が安全かを身に付けたのだろう。それが遺伝子として代々伝わり、直感的に安全な場所を見分け、身を潜めるようになったのだろう。
このような大地震に遭遇すると、動物も心的な傷を追う事が多いと言われている。身近にそんなワン・ニャンを見掛けたら、優しく撫ぜてあげる事が大切だそうである。