クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

「水」

2012-02-11 06:20:11 | Weblog
今日であの忌まわしい大震災から11ヶ月がたった。いまだに、3300余の方が行方不明であり、原発事故では多くの方々が住まいを追われ、遠い地で不自由な非難生活をされ続けている。それなのに、当事者の東京電力社長は他人事のように電気料金の値上げをのたまう。その図太い神経は悪名高き官僚以上である。
震災では「水」に襲われ、水に泣かされた。我々地球に暮らす全ての生き物は「水」が無くては1日たりとも生きては行けぬ。原発以前の電力は、水力発電で作られていた事は、小学生でも知っている。原発でも発電機を回すのは、高圧・高温の蒸気。つまり、水の力である。
大地震で電気が止まると、水も送られて来ない。ポンプを回すのが電気だからだ。我が住む団地には、開所当時市の水道は来ておらず、東京都は大型の井戸から110世帯に水を配っていた。その水は付近の田畑が住宅地に変わると共に「飲料水には不適格」と判定され、全てを水道に切り替えた。その跡地は今も放置され、20数万円の固定資産税だけを払い続けている。これを、公園に整備し、端に手押しポンプの井戸を作ろうと言う計画を回覧した。災害用の井戸である。トイレや掃除の水には使える。近々見積を取ろうと思っている。
昨夜も夜食を食べたクーとココは、流しに上がって水を飲んでいた。飲み終わると「お水美味しいね」と口の周りの水滴を舐め、満足そうな表情を見せたのである。