クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

ふるさと

2012-03-19 06:29:32 | ネコ
息子とクーはここつつじヶ丘で生まれ・育った。逆に家内は長野県の塩尻、ココは神戸で生まれ・育った。両方とも水が美味しい場所。このつつじヶ丘も50年前、引っ越したばかりの頃は、110戸全所帯に地下水の美味しい水が配られていた。世田谷から移り住んだ時には、この美味しい水に感激したものである。その水も今はない。市営水道になり、一昨年からは都営になった。市営の時は夏は冷たく、冬は温かで、その味も軟水のまろやかさがあった。都営に移管されると混合水となり、只飲めるだけの「水」となってしまった。味も無い。
僕達が故郷を懐かしく思い出すのは、「水」の味もある。神戸に父に連れられて帰ると、歩いて5~6分の所に水が沸いていた。この水も美味しかった。綺麗なバケツに汲んでおき、浜から帰るとひしゃくで飲んだものである。神戸の水は六甲山の伏流水。ミネラルも豊富。だから船人に愛されていた。美味しい水を口にすると何故か「ほっと」する。
機械的に処理された水でなく、元々の美味しい水を飲みたいと思うこのごろである。