これは、ユーチューブにあるアメリカ手話の講座へ今月10日に投稿されたウエインさんの経験談です。
ASLを電車で乗りあう見知らぬ乗客のために習う
毎朝私の乗る電車の中で見かける人がいます。彼はいつも一人で座っていて、だれにも話しかけず、音楽を聴いていませんでした。8日ほど前に、彼がひとりの友人と手話でフェイススタイムをしているのに気が付きました。フェイスタイムを終えた彼は、とても悲しそうに見えたので、私は彼が大丈夫かどうか尋ねようとしました。私は私の手を彼の肩に乗せて微笑みました。私には、彼がどれだけ孤独で孤立しているのだろうと感じたのに、それを助けられないことを情けなく思ったのでした。
私は仕事を終えたあと一晩に2,3時間かけてASL(American Sign Language=アメリカ手話)をコンピューターで習い始めました。今朝初めて私は、彼に手話で「こんにちわ、お元気ですか?」と尋ねたのです。ショックを受けた彼の笑顔は、幾晩も勉強したことへの代償でした。勿論それはつたなかったのですが、彼は携帯電話を取り出し、そこにひとつのメッセージをタイプし、私に見せました。そこには、「ありがとう」とありました。なんだか彼が私を誇りに思っているように思えました。私がより良い人になるのを助けてくれてありがとう。