ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
https://janome-yonezawa.jimdo.com

アオイレバーヲアゲテクダサイ

2024年05月20日 19時26分06秒 | ミシン修理

青いレバーを上げてください

ブラザーの古いコンピューターミシンの修理を承りました。

「アオイレバーヲアゲテクダサイ」と言うだけで動かないと・・・

 

ああ、またか~と思いましたが・・・

ブラザーの古いコンピューターミシンではよくある故障です。

 

青いレバーは自動ボタンホール縫いの切り替えレバーですが、これのセンサー部分が古くなるとプラスチックの経年劣化の所為でしょうか?壊れます。

部品が無いので完璧に直すことは出来ませんが、自動のボタンホール縫いが出来なくなっても良いなら直せます。

今回のお客様も「どうせ直線縫いしかしないから・・・」とボタンホールは出来なくても良いという事でお預かりしてきました。

 

針棒の裏辺りにあるセンサーを接触させると「アオイレバーヲ・・・」と言わなくなるので、ピンセットで挟んで固定してハンダ付けしちゃいます。

 

ピンボケですがうまくくっ付きました。

 

このままでも良いのですが万が一剝れないように熱収縮チューブで固定兼カバーします。

 

ピンボケですが、これでピッタリと固定されました。

 

試し縫いしましたが綺麗に縫えます。

 

ただし、ボタンホールをやろうとすると今度は「アオイレバーヲサゲテクダサイ」と言って動きません(;^_^A



おまけ

熱収縮に使ったドライヤーですが、櫛の所がボロボロになって新しいのを買って不燃ゴミの袋にかみさんが入れていたのですが、ドライヤー部分は問題なく使えます。

熱収縮とかシールを剥がす時に使えますので、ミシン修理場に置いておきます。

 

おまけのおまけ

昨日採ってきてアク抜きしたワラビを昼はお浸しと味噌汁にして食べました。

朝の残りの味噌汁にワラビを入れれば良いだろう?って思っていたのですが、残っていなくて(;^_^A

んでも、ちゃんと最初から作ったワラビの味噌汁は美味かった~♪




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ジャノメ スーパーセシオPC9600

2024年05月17日 19時53分08秒 | ミシン修理

下糸巻き器が回らないって事で昨日伺ったお客様のミシンです。

注油して手で無理くり回せばすぐに回るだろう?と思ったのですが、回りません(;^_^A

暫くして何とか回るようにはなりましたが、まだまだ固くて正常な状態とはならないのでお預かりしてきました。

 

こんなの無くても良いのですが、17年前?当時の最上位機種のスーパーセシオですから、下糸を巻いていっぱいに成ったらモーターを止めるための、モーションセンサーが付いています。

 

基板からコネクタを抜くためにもっとバラさないとダメ?と、思いましたが、糸巻き器からセンサーだけ外せば良い事が解りました。

 

センサー用の輪っか?を取り外して・・・

 

糸巻きゴムが切れた時もこの工程でやれば簡単ですな。

 

輪っかを外して軸を叩いて抜いて、矢印部分をパーツクリーナーで洗浄して紙やすりで軽く磨いて注油して元通り組み立て直しました。



これで問題なく軽く下糸巻き器が回るようになりました。

 

下糸巻き器を外しての修理は何度も有ります。

軸とゴム輪の取り付け部が詰まって回らないってのも何度かありました。

今回のもそれに近かったかな?

 

センサー付きのをバラしたのは初めてでしたのでちょっと緊張しましたな。




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ジャノメ プレール810

2024年04月30日 20時11分53秒 | ミシン修理

今年も今日で3分の1が終わりましたなΣ(・ω・ノ)ノ!

なんと時の流れの早いこと!

 

今日も電話が鳴りませんのでポスティングに歩いて来ました。

そこから修理依頼で良いですから仕事が来れば良いのですが・・・

 

午後からもう一回歩くのも辛いので(;^_^A

3月に下取りしたミシンを整備しておりました。

ジャノメ プレール810

1996年6月発売 当時の現金価格で125000円のミシンです。

返し縫いが出来なくなったという事で訪問して、お客様宅で直ったのですが「もう古いから買い替えたい。」って事で下取りしたミシンです。

 

一応、バラしましたが、バラさなくても良かったかも?

そう思ったのですが、はずみ車に糸が絡んでいて、下糸巻きが出来なくなっていました。

バラシて見て良かった。

 

念のために各可動部に注油して完璧です。

 

28年前のミシンですが昨日の7515と性能的には殆ど変わりません。

年式が古いので高くは売れませんが、お買い得の中古ミシンになります。




おまけ

昨日、ご近所さんから山ウドをいただきました。

茎の太い所は煮物になりましたが、葉先は天ぷらです。

 

ウドの天ぷら、最高です!(^^)!

 

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糸通し器のピン

2024年04月13日 19時08分30秒 | ミシン修理

スタッドレスタイヤの時に19.8kmとかだったエブリイくんの燃費ですが、ノーマルタイヤで仕事していると22km走ります!Σ(・ω・ノ)ノ!

凄いぞエブリイくん!

 

ガソリン代がバカ高い昨今です。

燃費が良いのはすごく助かります。

燃費のメーターを見ているとエアコンを入れるのが怖い(笑)

 

今日も暑かったのでエアコンを入れましたが、ガクンっとパワーが落ちるのを感じます。

エアコンを入れたり切ったりしながら走っていると、そんなに極端に燃費は落ちませんでしたが、これから暑くなってエアコンを入れっぱなしになったらどうなるのかな~?



昨日お預かりしてきたミシンの修理をしておりました。

直線縫いしかしないって事でしたが、返し縫いも出来なくなっていました。

油切れとか固着ですので、それはすぐに直りました。

 

「糸通し器は直りませんよ。」とお伝えしたうえでお預かりしてきましたが、なんとかならないか?とバラしてみました。

(※ぐにゃっと曲がったのを直した後の写真です。)

 

針穴に糸を押し込むピンが曲がっていたのですが、叩いて伸ばしてみます。

 

新しいピンが有れば良いのですが、37年前のミシンですので流石に本社にも有りません。

 

取り敢えず真っ直ぐに成ったのですが、曲がったのを伸ばしただけですので強度が落ちます。

再取り付けしてみましたが、残念ながら折れてしまいました。

 

「糸通し器は直りませんよ。」と伝えておいて良かった。

 

「糸通しが使えないと困る!」っておっしゃっていたのに、「がんばって糸通す!」って、買い替えて貰えません(。´-д-)

 

37年だもの、もう買い替えてくださいよ~

 

おまけ

 

外で夕涼みのキャロ・・・

私もしばらくキャロと黄昏ておりました(笑)



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ジャノメ プレール924

2024年03月17日 18時02分30秒 | ミシン修理

日曜日だし、実家に行ってセローくんを連れて来よう!って思っていたのですが、明日からまた数日雪マークが付いています(´;ω;`)ウゥゥ

風も強いし、今日の所は見送りました。

もうちょっと若かったら寒くても取りに行ったと思うのですがね~(;^_^A

 

 

 

昨日お預かりしてきたミシンの整備の続きをしておりました。

ジャノメ プレール924

1999年1月発売で現金価格125000円の電子ミシンです。

 

最近のジャノメの電子ミシンはジグザグの振り幅が最大5ミリですが、プレール924は当時のジャノメの最上位機種で刺しゅうミシンのセシオEXⅢと同じ七枚送り歯でジグザグの振り幅も7ミリです。

 

コンピューターミシンも良いですが、こういう電子ミシンをまた作ってくれないかな〜?って思います。

 

天蓋を開けるとミシンを使う上で一番大事な糸掛けの説明が書いてあります。

かがり縫いとか三巻とかファスナー付けなど、よく使う押さえ金がここに収納されているのも使いやすくて良い。

上糸を付けたままカバーを掛けなくても、天蓋を閉めれば埃が付かないのも良いと思います。

今も高価格帯のミシンには天蓋収納は有りますが押さえ金収納は無い。

以前は75000円のタイプ500にも天蓋収納が付いていましたから、復活して欲しいですな。

 

修理ですが、古くなってネバネバになったグリスをなるべく落とすためにパーツクリーナーを使いますので、液体が掛かるのをなるべく避けたい基板は取り外します。

 

取り外さないと動きが悪く無くなっている所に手が届かないってのも有ります。

洗浄して潤滑剤をしみ込ませるの繰り返しで何とか縫い目の長さ調節の切り替えが利くようになりました。

針板が傷だらけです。

お客様は布を引っ張りながら縫う癖が有るのかな?

相当数の針を折っておられると思います。

中に折れた針先がたくさん入っていました(;^_^A

 

新品に交換したいところでしたが生憎在庫が無く、丁度先週引き取ったミシンの針板が同じで傷も殆ど無かったのでそれと交換しました。

 

あとは綺麗に全体を磨きましたが、傷が多くてあんまり綺麗になりません。

まぁ、それだけよく使われていたミシンって事だと思います。

 

ミシンのカバーも先週引き取ったミシンのカバーの方が綺麗でしたので、そちらを付けてお届けしようと思います。

 

お客様は喜んでくれるかな〜?

 

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