ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

「母が重い」娘と母、着物VS洋服

2018-05-28 17:43:06 | ドラマのなかの着物

 

母が重い」とは最近よく聞く言葉です。

母の言動から自由になれず

悩む女性たちが増えているとか。

 

母への過剰な反発も、その別の

表れかただと思いますが、

この現象を洋服と着物で

うまく表しているなあ、と

感服したのが、

何度か触れた「繕い裁つ人」。

漂う死の影そして再生」



作品は、市江の祖母志乃の物語でも

あるのですが、

映画で志乃の娘を演じている

余貴美子さん。

 

目立たず奥に隠れているのですが、

彼女はいつも着物、なんですね。

 

しかし着物だけでは目立つ。

だからその上に割烹着。


監督のこのセンス、すごいと思います。

母親志乃の洋服への想いが強すぎて

ついていけない~~。

どんな洋服を着たらいいのかわからない。

そこで着物。

つまり「母が重い」娘の気持ちを

何気なく着物で表している。


でも着物だけではあまりに目立つ、

そこで割烹着で隠す~~。

映像的にも着物のほうが絵になるしね。

きもの着るようになって

作品の細部まで目が届くように~~。


同じような例はありますね。

わが家~~いえ、白洲家です。


 

正子さんは、自分の母親の

 「振袖を着て華族女学校に通っていた」

お嬢様ぶりに猛烈に反発、

「柔らかもの」は絶対に着ない。

容姿と趣味と思想が一致した幸せー白洲正子」


そして、そんな強烈な母にまたまた反発して

正子の娘は大の「着物嫌い」に。

京都嫌い&着物嫌い

 

この「母の着物が重い」現象、

娘だけではないようで、

「繕い裁つ人」の漫画版ではこんな

シーンが。

着物で授業参観にくる母親、

「授業参観やなんかでお袋が

目立つのはたまらなく嫌でね」

と息子。



「おまえのために着て、なにが悪いっていつも

あの着物を着ていたんですよ」

かくして、母の遺した着物は市江の手で~~。

 

そうか、息子もそう思うのか~~。

わが家の子どもたちの着物嫌い~~、

「母が重い」現象だったのね。

そこで、

 

着物断ち、ブログ断ちの一か月。

はい、その間スイッチオフ。

 

東京に帰ってきたら、

それまであんなに夢中になっていたことが

なぜかしらんと。

「外に向いていた気持ちが内に向いてきたね」

だって~~。

同じようなモノに固執する傾向がある」


というわけで、今では子供たちも

まあ、(母きもの)楽しみだからいいんじゃない、

いうように。

娘も着物好きに~~?


大人になったもんだ、

子どもたちが~~?

いえ、母が~?


この劇的な変化~~。

劇的変化は「重かった母」の方?

というわけで、重く感じてきたら、

なんでも初期化?


 

しばらく距離を置いて

また新たな着物生活~~おい!


着物熱で離婚寸前までいった人もいるからね。

「初心者熱・プチプラの穴にご用心」

 

誰になんと言われようと

わが道を行く方々には

敬意を表するのですが、

その裏では~~。



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