山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「魔女ふたたび」の葛藤

2017-07-26 20:46:20 | アート・文化
 雷鳴が聞こえ始め、灼熱の山野に雨が降りだした。
 たまたまきょうから、米林宏昌監督がジブリから離れて作った第1回アニメ作品「メアリと魔女の花」の上映があるというので、これ幸いと街中に出かける。
 2014年にスタジオジブリの制作部門が解体されるなか、2015年にスタジオ「ポノック」(クロアチア語で「午前0時」、つまり「新たな一日の始まり」の意味)が設立され、ジブリの流れを受け継いだ米林監督作品を担う。

                            
 「魔女の宅急便」や「千と千尋の神隠し」を想起する場面を少なくなかったが、原作がイギリスの作家のせいかハリーポッターもどきの流れも感じられた。
 サブタイトルが「魔女ふたたび」とあるように、そこにジブリとは異なる独自性やテーマが薄いように思われた。
 
      
 アメリカはディズニーがいまだに健在だが、ジブリは宮崎駿の個人工房の色彩が強すぎたのだろうが、制作部門の解体は苦渋の決断としても残念至極。
 音楽は徳永英明かと思うほどだったが「SEKAI NO OWARI」の若いハーモニー。
 切なさと希望のハスキーなメロディが心を揺さぶる。
コメント
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