フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

雨竜

2008-10-21 20:47:02 | Weblog
雨竜の滝を見た。迫力あるね。


今日は、久しぶりに渓谷に出かけリラックスしてきた。普段は、あまりいかないところだけど出発時間が遅かったのでこちらに回ったが、大正解だった。普通の日だから、ほぼ貸し切り状態きれいに整備されてる公園とキャンプ場でご飯を炊いて、きつねうどんを作った。


鰹だしのスープにマグロの切り身とホタテを入れて葱、牛蒡、人参、大根、マイタケ、シメジと具を揃え、るみバァちゃんの讃岐うどんをいれて煮て出来上がったところに甘いきつねを乗せて完了。素晴らしいロケーションで食べるきつねはまた格別の味がしました。チタンのコッフェルで炊いたご飯は、またもや、若干こがしてしまいました。チタンは熱伝導がいいからむつかしい。食後は蜜柑と珈琲。パコで沸かすと西部劇の雰囲気がして好き。


渓谷の入り口には温泉があってノンビリとしたいいところ。今度は、温泉にこようかな。
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内なる言葉

2008-10-20 01:40:33 | Weblog
言葉には、外に出て行く言葉と内にて自分に語りかける言葉があるらしい。外の言葉は、わりと論理的で相手に分かりやすく出来ていてコミュニケーションに優れている。内なる言葉は、思いつきや抽象的な言葉が多くて混沌としてる場合が多い。なんせ、自分の中で自分に語りかけるのだから言葉としては、高度で複雑なんだろうけど外に向けて出て行かないから分かりにくく難解ですらある。デモね、このうちなる言葉は母国語で語られているから自分の中で日本人を再認識する。不思議と何ヶ国語が話せても考えるときは母国語ということだ。ここで肝心なのは、その混沌とした考えや言葉に論理の回線をつけてやることと言ってた。つまり外に出る言葉で自分に語ると言うことだ。この訓練をすれば思考することが簡単に出来るようになるらしい。これが、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくれば・・・という兼好法師の徒然草のテクニックらしい。
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大盤振る舞い

2008-10-19 10:57:36 | Weblog
昨日は、タンちゃんの誕生日だったけど仕事の都合でパーティには出られなかった。そして、夜遅く帰ってみると、玄関を開けた途端にいい香り。何だろうとダイニングへ行ってみると、パンプがパーティでもしたらしくクッションはテーブルにパンや蜜柑は食いちぎられて、どこからか出してきたカトラリーのセットは、木箱が開きその中にウイスキーがたっぷりと注がれて、芳香を放っていた。さいわいトレーの上だったから下まで垂れてなくてよかったけど何のウイスキーを撒いたかが気になって確認した。匂いからするとスコットランド系だな。アイリッシュでなくてよかったと何故か安心し調べてみるに、むかし「エメラルド」と言ってた緑のビンの「カティーサーク」だった。もう残り少なかったので不幸中の幸いか。このところ、パンプは、脳が飽きてきたのか新しい刺激をもとめて開拓してくれるからこっちの持ち物までに被害が続出しだした。見てたら、クマが餌を探すのによく似ている。何でもかんでも引っ掻き回して後知らん。クマが去った後は、部屋中バラバラというあれだ。脳の血流が増えれば介護レベルは低下する、口で挟む介護訓練用の器具が発明されたと新聞に出てたけど表情筋を鍛えて云々なんだが、パンプの場合、よく笑い、よくしゃべりで表情筋は鍛えられているんだけど脳の血流が別にながれているみたいだ。昨日も片付けていると暗闇から突然出てきた。まだ起きてたのか?と思って引っ張ってパンプの部屋に入れようとすると「あらあらこの人なにするの?」だって。やられるのは、分かるけど、やるのは分からない、こういうの得手勝手ボケというんじゃない?。
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wood box

2008-10-18 02:12:05 | Weblog
木の箱を買ってきた。靴下でも入れようかと思って。そしたらウルーが気に入って上に乗ってる。まいったな。やはり新しいものは気になると見えるね。


この箱は、プリズナーが作った箱なんだよ。だからとっても安く手に入ったんだ。この箱は、ウルーにあげて、明日もう一つ買おうかな。今度は、車に積んで、キャンプ道具を入れたり、椅子やテーブル代わりに使うんだ。あまり重たくないしね。そうしよう。でもウルーは、そのうち飽きるだろうから一つでいいかな。車に積んどくのがいいアイデアかもしれない。何故この箱を買ってきたかというと部屋を少しでも片付けようと思ったからなんだけど、今は、キャンプ道具を入れることに気持が傾いているから面白いね。使い方を考えると楽しいから。この高さ、山でレストランを開くときにテーブルとして丁度の高さだ。この1点が気に入っている。何でも使いようだね。部屋は当分片付かなくてもいいや。人間は努力するものだから、そのうち、片付かない狭い部屋にも慣れてくるだろう。もう心は、山でレストランを開いてこの箱をテーブル代わりにつかってるところを想像してる。山は、もう紅葉が始まっているらしい。そろそろ行かなくては。
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真夜中のマイルスデイビス

2008-10-17 01:50:49 | Weblog
真夜中に聴くマイルスデイビスっていいね。車をどこまでも走らせて行こうって気になる。昔は、JAZZもよく聞いて知ってたんだけど、忘れてしまってたというか聴かなくなっていた。音楽より語学講座を聴くことが多くなって自然と音楽のない暮らしをしていたみたい。それがね、ひょんな事からマイルスのRound Midnightを聴くことになって久しぶりだったからこの巨匠のペットの音。暗い秋の夜にはぴったりだ。鋭い孤独さで切り裂いてくるけどどこか応援歌のように暖かい。冷たいようで寄り添うような気持ちよさを与えてくれる。久しぶりだなこんな気持ち。車から降りて、少し歩いて帰って来た。帰ってみたら、風呂のコックをパンプがひねったままにしてたらしく、ガスが微妙についていた。勿論風呂は沸いていた。火事になるから気をつけなくては。何でもいじりたがるからそれもやめさせなくては。本人は、どこふく風で寝てるけどホントやってくれるからマイルスデイビスだね。
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使われなかった人生?

2008-10-16 10:18:27 | Weblog
沢木耕太郎さんの見た映画によると「使われなかった人生」というものがあるらしい。「あったかもしれない人生」と微妙に違っていて実現可能な範囲の人生らしい。例えば、絵が好きな人が、絵では食えないと会社勤めをするとかした場合、絵のほうが使われなかった人生になるらしい。最近、知っている映画スターの訃報を聞くにつけ彼らの映画って、もしかして、僕らに使われなかった人生を疑似体験させてくれていたんではないだろうかと思った。僕らは、映画の主人公になりきりながら映画を見てしまう最後の世代だからかもしれないが。僕らの使われなかった人生がスクリーンにあると思えばそれだけで豊な気分になれるね。必然、自分の使われなかった人生だから楽しい映画がいいね。なんか、ひとり納得して緒形拳、峰岸徹 なくなった両氏に思いをはせた。これからも、知ってるスターが亡くなっていくのは必然だけど自分も同じように歳をとっていくから寂しいけどわりとそうだろうなと思うところがあって、よく生きてきたねと健闘をたたえあう気持がうまれてきた。こういうのを年っていうのかな?
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オランジュの角

2008-10-15 09:14:22 | Weblog
昨日雨だったので、こなかったオランジュ。今朝は朝早く来て「おなかがすいた」とおねだり。頭をなでてやると痛がる。見てみるとツノが生えたように何かが刺さっている。引っ張ってみたら、ポロリと抜けた。見ると猫の爪だった。「またケンカしたのか?」しょうがない奴だけど縄張りを守るのが必死なんだろう。ウルーは、そんなオランジュを距離をもってみている。


縄バラナイ身は、楽だよとでもいいたげに。
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生キャラメル2

2008-10-14 10:04:56 | Weblog
雨だったから、洗濯しない。朝一番の仕事は省けた。台所に行って昨日冷やしておいたキャラメルを室温に戻すようにして、今日は、ゴミだしの日だからゴミを集めて捨ててきた。そしたらパンプが起きだしてきて、見たらオムツはがしてた。ヤヴェーなと思いつつ布団を見るとおねしょだ!幸い、おねしょパットの上だったからセーフ。でも、乾かさなくては。雨なのに・・・。
パンプを着替えさせてから、椅子にすわらし、テレビをつけてあげてとその間に室温に戻ったキャラメルを一口大に切り分けました。


形が不ぞろいなのはご愛嬌。これが、世界で一つしかない僕のキャラメルです。さっそく、昨日考えたメニューとは違うけど、チーズフォンジュパンにココア、サンチェを敷いた上に唐揚げ1個とソーセージを半分、檸檬酢をかけて出来上がり。栗原さんのパンナコッタと柿、焼き芋そして生キャラメル。これをパンプの朝食に出してあげた。パンプが「おいしい」とキャラメルには言うだろうなと思っていたけどその一言がいくら待っても聞こえません。おかしいなと思って片付けに行ったらサンチェとキャラメルだけが残されていた。食べないのかなと思って、口に持っていったけど口を結んで食べません。どうやら、サンチェとキャラメルは、食べ物と思ってないみたいです。サンチェのように緑の葉っぱは、敷きモノであって食べ物ではないと認識してるみたいだが、キャラメルは、どうなのかなと再度チャレンジしてみたけど同じ反応でした。美味しいのに残念。和菓子風にしてあげないと駄目なのかな?ボケても人は、尊厳を失わない……か・・・と改めて思った。
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生キャラメル

2008-10-13 19:31:59 | Weblog
デパートに北海道物産展がやってきて生キャラメルが人気で入り口から会場まで長蛇の列で売り切れだというのだが並ぶのはしんどいし、誰が作ってもさほど味に差があるシロモノでもないので上等の生クリームを2割引で買って来て自分で作ることにした。以前、ミルクジャムは作ったことはあるけど、キャラメルは、初めてだ。レシピなんかは気にしない性質だから水飴の変わりに麦芽糖を使って作った。写真は、荒熱をとってバットに移したばかりのもの。もったいないと言うか、なかなかきれいに取れないからていねいにとったら、底の方の粘りがある奴まで入れてしまった、ご愛嬌。冷やして、明日の朝になったら、一口大に切って、パンプのモーニングに一品つけてあげよう。明日の朝のメニューは、パンプはココア、トマトとレタス。焼き芋とマメパン。柿と生キャラメル。ひょっとしたら、ソーセージがつくかもしれない。自分は、パンが、プチバケットになって蜂蜜かローズジャム。飲み物が、バナナと豆乳の自家製ジュースなるだけ。明日が、待ちどうしいな。
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空を歩む

2008-10-12 20:16:18 | Weblog
It walks the sky,clouds,clear:the moon alone
空を歩む
朗々と月ひとり
       荻原井泉水

月も一人なら、私もひとり 一人なるがゆえ朗々と自由に歩む。
さすが、種田山頭火などを育てた自由句の先生だ。気概が違うんだね。広々と高らかに自分の気持を歌い上げるって大声ではないんだ。ボソッと吐かれたこの言葉、宇宙の深さを感じさせてくれる。17音、31音の言葉の中に広がる世界が、日常的にすぐ傍にある日本の暮らしは改めて素晴らしいとおもう。
困ったとき、孤独を感じるとき、ふとこの句を口ずさめば生の岸辺に辿り着ける勇気をもらったように感じる。ただでさえ、疲れる時があるからね、この社会は。そこで、もうひとつ、自由律短歌
Too dark,too dark
scream this body
as I haul it into the brightness
of the sun
暗い、暗い
とわめいてゐる体を
明るい日のなかに
持ち出してやる
       前田夕暮
こうやって、昔の人は、自己介護を自然としてたんだなと思う。何時から、僕らは、自己介護を放棄したんだろう。固まり、乾いていく脳に潤いをもたらす言葉を何時から求めなくなったんだろう。

いくたびも
雪の深さを
尋ねけり
    正岡子規
Again and again
I ask how high
the snow is

体が弱かった僕にはこの句の素晴らしさが殊のほかよく分かります。今では、丈夫でそれこそグリズリ-のような体ですけど。空想って平等だから面白い。明日のために心のビタミン補給しました。僕はまだ、自己介護ができる絶滅品種なんだと実感した。」


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