ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

河内祭

2013-07-31 05:00:00 | 田舎

古座川河口から船で河内(こうち)さんへ遡る河内祭を見学したのは4年前、小さい頃から夏休みは古座・岩淵地区で過ごした私ですが、7月24・25日と言えば大阪では天神祭の日、キタの天満宮を中心に大々的に行われる天神祭には行ったことがありませんが、近所の小さな天満宮の祭りにはいつも行っていたので、小さい頃に河内祭を見た記憶はありません。岩淵地区から川まではさほど遠くはありませんが、古座の河口や河内さんまでは子供の足では遠く、私の小さい頃などは田舎では子供用の自転車があるわけでもないので、車で行けるようになるまでは頻繁には行っていませんでした。

             

24日は朝から曇り空、夏に釣りをするなら最適な天候でしたが、釣りをする予定をしていなかったので、チャンスを逸した感がありましたが、丁度河内祭の日だったので、久し振りにブラブラと出かけてきました。2度目ともなると目新しいことも無かったのですが、前に来た時より、観光客が増えたような気がします。

                       

残念ながら曇っているので、色鮮やかに飾られた船を撮ってももうひとつです。丁度3時ごろの干潮時、船と岸壁の落差が大きいので、このような船外機型の小さな船には乗り難そうです。手前の漁船なら楽に乗り降りできますが、逆に満潮になると小さな船には乗り易く、大きな船には乗り難くなります。

             

25日は本宮、良い天気でした。何時からどんな催しをしているのか調べてなかったし、そう祭りばかりを追い回しても仕方がないと思って、昼から古座川に行ってみました。

             

2時過ぎに川に着いたのですが、もう船は川を下り始めていて、こおったま(河内様が訛ったものと誰かが教えてくれた)は片付けられ始めていました。それではとばかり河口で帰ってくる船を待ち続けます。同じ古座漁港からばかりではつまらないので、対岸の西向漁港から撮ってみました。お祭りらしく前日には無かった出店が出ています。この日も干潮時、船と岸壁の落差は人一人分ほどあります。

             

西向漁港の様子、姫を住所にするとこの西向漁協に所属するのか普通なのだと和歌山東漁協の人は言ってたけど、知ってる人が居ないので串本港に留めれるよう頼んでいるのです。

             

古座神社はこの日大掃除をしているようでした。帰りがけにぞろぞろと20人ほどの大人が太鼓をたたきながら出てきていました。獅子舞の奉納でもあるのでしょうか。

             

旧道を海に向かって歩いていると、私が免許を取ったJEISの看板が出ています。下欄には網海事事務所とあり、電話番号も書かれています。よく見ると・・・

                       

和歌山東漁協の傍にあるこの看板と同じ番号です。買った船の登記や申請をしなければならないので、この事務所にずっと電話をかけていたのですが、全く通じず、隣の漁協に尋ねてみると「お祭りなんで1週間休んでる」と言います。なんとも気楽な海事事務所ですね。

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7月21日の釣り

2013-07-30 05:00:00 | 田舎

急にY下君がやって来たお陰で、これで4日間連続の釣りになります。大阪より5℃前後涼しいとは言え、照りつける日差しはきつくて、長時間釣りをしていると体力が失われます。結局今回はこの4日間だけの釣行になりました。独りでは炎天下の釣りに出かけようという気にはなりません。大島漁港に釣り人が少ないのも、私と同じような感覚でいる方が多いからだろうと思います。出かけるなら朝早いうちか、曇った日ぐらいですか・・・水曜日の夜明け前に少量の雨が降り、曇っていたので「こんな日ならなんとかやれそう」と思ったのですが、オキアミを解凍していなかったので釣りには出かけず仕舞い、この期間中に安指の地磯でアタボでも狙おうかと思っていたのですがね。

             

この日は日曜日、小さい子供を連れた家族が釣りをしていました。港に着いたのが7時頃だったのですが、私たちが到着し釣りを始めた頃には帰ってしまいました。夜明けとともに釣りを始めて『あまちゃん』が始まる頃には帰るというパターンが正解なのかも知れません。

               

撒き餌をするとコッパグレの下に比較的大きなグレの姿も見えています。でも大きなグレはエサを啄んでいるようには見えません。8時半ごろに連続してコッパグレが釣れました。

             

Y下君はお土産狙い、サビキでアジを釣る作戦です。最初はなかなか釣れなかったのですが、時間が経つにつれて釣れていました。小さいイサキがよく釣れますが、あくまでアジ狙いなのかイサキは全部逃がしています。

             

Y下君が疲れて日陰で休んでいる時、私に久し振りのグレのアタリ。もう少し大きなグレだと思ったのですが、20cmを少し超えたぐらいのグレでしたが、Y下君は塩焼き用に持ち帰ってくれました。

       

日曜なのに釣り人が来ないなと考えていたら、もう夏休みが始まっていて、海のレジャーと言えば海水浴ですよね。暑いからだけじゃなく、水の中で遊んだら涼しいもん、釣りなんかやってられませんよね。

この日は到着した時点では風が無く、暑くて堪らん状況でしたが、9時ごろから少し風が吹き始めホッとしました。風が有るのと無いのではコンディションが全く違います。風が無かったせいか景色が近くに感じられますが、相変わらずカメラで撮るといつもと同じように写ります。

       

ぶつぶつ川からの帰りに古田の大賀ハスを観に行ってきました。蕾もたくさんあって見ごろでしょうか、例年より遅いのかも知れません。この季節になると祭りの法被を着せられたマネキンが出迎えるのですが、今年は家の中で横たわっていました。

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ぶつぶつ川の由来

2013-07-29 05:00:00 | 田舎

釣りを終えて2時過ぎまで休憩した後、Y下君は新宮方面でエエとこ無いかと言いますが、このくそ暑いのに新宮?という感じです。神倉神社など思い出しても汗がタラタラ流れ出るのが想像できます。そこでふと思いついたのがぶつぶつ川、ここなら下里まで行かなくてもいいし、割と早く着くので「日本一短い川知ってる?」と聞くと知ってるようですが、行ったことはないらしい。

5月にぶつぶつ川を探した時は下里から歩きでしたが、ぶつぶつ川を探し当てた時は42号線から近いことが分かり、進入する道もだいたい見当が付いていました。

玉ノ浦海水浴場が見えてくるとY下君は以前ここへ泳ぎに来たことがあったらしい、その傍にあるぶつぶつ川には気が付いてなかったのでした。

             

前回来た時は閑散としていた玉ノ浦海水浴場もたくさんの人で賑わい、川でも女の子が二人で遊んでいました。ぶつぶつ川の水量も以前よりは多いようです。釣りをしている時は麦わら帽を被ってオッサンだったY下君は、いつの間にかストローハットにハーフパンツ姿に変身、私この写真を見るまで気が付いていませんでした。

                       

二人の女の子は小学1年生、一人は尚ちゃんでもう一人は愛和ちゃんだったか、呼び方は忘れましたが、一所懸命間違った書き順で漢字を書いてくれたので覚えています。奥の方ではスイカを冷やしてあり、夏の風物という感じです。

             

ぶつぶつ川を何故ぶつぶつ川と呼ぶのか、前回書いた項にはぶつぶつと水が湧き出るからだけど、全然水が湧き出してないことを書いています。この日二人の女の子が「なんでぶつぶつ川と言うか知ってる?」と聞くのでY下君が「知らない」と言うと教えてくれたのでした。おもむろに川の中の石の上でジャンプ、着地すると石の下から沸々と水泡が浮いてくるのです。

                  


これがその動画、この時女の子二人では軽過ぎたのか水泡は立ちませんでしたが、代わってY下君が着地すると泡がモコモコと浮いてきます。でもぶつぶつと浮いてくるのではありませんね。どちらかと言うと沸々(フツフツ)です。なのでぶつぶつ川なんて文句ばっかり言ってるようなので、ふつふつ川にしてはどうでしょう。

             

暫くすると男の子二人もやって来ましたが、やはり男子は愛想が良くありません。Y下君が何と声をかけようが返事もしないのです。知らない人に声をかけられても迂闊に返事をするなと教えられているのかも知れませんが、良く喋る女の子たちとは大違いです。

左端に杭が写っていますが、ここには“ぶつぶつ川起点”と書かれています。起点はスイカを冷やしている方であって、こちら側は終点だろうと思うのですが・・・

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7月20日の釣り

2013-07-26 05:00:00 | 田舎

Y下君がやってきて二日目は土曜日、いくら大阪より気温が5℃は低いと言っても、日中長い時間釣りをしていては疲れてしまいます。そこでこの日は早目に家を出て、昼までに切り上げようと考えたのでした。お陰で『あまちゃん』を見ることが出来ませんでしたが、土曜日と言うこともあって、釣り人がたくさんやって来るかも知れないので、早目に釣り場に到着した方が無難です。

どうやらY下君は須江の地磯に行きたかったようでしたが、日差しから逃げ場のない磯の上は熱中症の絶好の的、近くには全く自動販売機など無いので水分補給も儘なりません。

             

なので魚がたくさんいることが確認できる大島漁港へ、ここなら自動販売機もあるし、午前中なら影もあり、何と言っても駐車場のすぐ傍です。土曜日なので釣り人がわんさかやって来るだろうと思っていたのですが、先端で2~3人釣っていただけ、いつもならこんなことは無い筈なのですが、空いていることに文句を言うこともありますまい。

前日苦戦したY下君なので、この日はオキアミで釣るよう勧めました。すると早速釣ろうと思ってもなかなか釣れないカゴカキダイが釣れました。きれいなので一応写真を撮らせてもらったのですが、どうでしょう、釣りやがってと怒っているようにも見えますし、釣られて恨めしそうに睨んでいるようにも見えます(そんな風に見えたからではありませんが、海に返してあげています)。串本駅の水槽にも泳いでいますが、私たちが入れたのではありません。

             

オキアミで釣っていると、シマアジの子やマアジ、イサギやカマスなど、小さいですがいろんな魚が釣れてきます。私は相変わらずペレットで釣っていたので、この日は何も釣れませんでした。

             

ウキの周囲には小魚がウヨウヨしています。こんな小魚が居なくなると、近くに大物が近寄って来ている証明なのですが、この日はそういう現象は起こりません。

             

11時半になったので今日はこれでお仕舞い、串本で昼食をとって、さてこれからどうしょうかと悩んだのですが、エサの臭いが車を充満させていたので、一応家に帰り、バッカンやクーラーを洗ったのでした。昼食時にビールを頼み「旨い!」と飲みたいのに飲めない私を横に禁句を垂れたY下君は、朝早かったせいか家の中で眠ってしまったのでした。

             

せっかく釣った魚、マアジ、シマアジ、カマスを持ち帰るためにY下君は冷蔵庫へ入れておいたのですが、結局翌日釣った分だけ持ち帰り、この日の魚は冷蔵庫へ入れっ放し、仕方が無いので私が干物にしてあげました。

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7月19日の釣り

2013-07-25 05:00:00 | 田舎

今回の参議院議員選挙は与党側の圧勝に終わりましたが、紙幣を際限無く刷り続け、多大な借金を国民に背負わせてまで、一部の投資家にとっては美味しかった円安、株高は、安倍政権によって仕組まれた罠だろうと言う気がしてなりません。一部富裕層が儲けの絶好のチャンスとばかり、アベノミクスを讃え上げ、それに対して何一つ批判しようとしないマスコミが仕組んだ結果なのでしょう。私には景気が良くなったと言う実感はありませんし、またぞろマスコミの“ねじれ国会が解消になるか”などという、どうでも良い焦点に騙された結果なのかも知れません。それにしても当選した事務所では何故「バンザイ」と叫ぶのでしょうか?そこから始まる筈の国民に対する責務を考えると、しんどくて胸が押し潰されそうな気にならないのかと疑ってしまいますし、喜んでいる姿を見ていると、国民の為に働くと言うよりも、自分が当選したことにより、国会議員と言う名誉や収入に対してのものであるように映るのは私だけのやっかみでしょうか。

18日夕方、釣りから帰って来るとY下君から電話、「明日から行くから」(私にとっては来るから)と言いますが、暑いし、グレは釣れてないと思ったものの、独りでいると怠け癖が出るので「エエよ」と応えました。明くる朝9時には到着、田辺で通勤渋滞に遭ったと言っていましたから、5時頃には家を出たのでしょう。少し休んで、大島漁港へ釣りに出かけました。

丁度干潮時だったので船へと案内、次に来た時は船に乗せられる運命にあるのですから、どんな船なのか見ておく義務、見せて貰う権利はあるでしょう。

             

漁港に着くとうまい具合に大裕丸の兄ちゃんが歩いていたので、エサのペレットを買い、釣りを始めました。ペレットの付け餌はアタリが取り難く、ウキがなかなかスゥーっと沈んでくれません。釣りを始めてから1時間ぐらいしてやっと私に20cm弱のグレ、写真を撮って早々に海へお帰り願いました。大きくなったら私に釣れてくれれば良いのですが、そうは問屋が卸してはくれません。

             

2時前になって左の方へ流していたウキにアタリ、少しウキを押さえた後、もう一度沈んだのですが、そのままモゾモゾしていたので合わせると、重量感がズシリと手に伝わります。今回は2号の竿で釣っていたので、簡単に浮いて来たのが34cmのマダイでした。私は別段要らないし、Y下君が持って帰ってくれるので、スカリに入れておくことにしました。でもY下君が帰るのは日曜日、あと二日間活かしておかなければなりません。考えた挙句、私の船の舳先に繋いでおくことにしました。

             

暑いし、釣れないし、疲れたので、30分ほど車の中で休んでいて戻って来ると、なかなか釣れてなかったY下君が「今まで待ってたのに」と海面を指差します。そこには30cm弱のアイゴが浮かんでいました。私が居ればアイゴ鋏を貸してあげ、きっとスカリに入れて一夜干しを作ったことでしょう。アイゴは鰭に毒があるので、迂闊に手では触れません。でもアイゴの引きも強いので、一度は堪能したのだと思います。

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7月18日の釣り

2013-07-24 05:00:00 | 田舎

前日の釣り振りを見て、少しは釣れるのではないかと思い、18日は10時を回ってから大島漁港で釣ってみることにしました。ペレットの付けエサが無いので大裕丸の兄ちゃんが居らんかと思ったのですが、なかなか姿を見せないので、オキアミで釣ってみるとアジばかりでした。前日の釣り人も釣っていましたが、今日は釣れないと言って11時ごろに撤収してしまい、釣っているのは私一人になってしまいました。

             

11時を過ぎて、カマスが釣れ出しました。

             

この日は前からの風が強く、釣りづらい日でした。普通、前を船が通ると引き波が起きて海面が上下するのですが、風波が強くて引き波さえ起きません。

             

シマアジは小型でしたがウキをスパッと消し込んでくれるし、ぐいぐいと引きますが、カマスはウキは消し込む割には何の抵抗も無くスッと上がって来ます。

             

カマスは小さくても歯が鋭く、ハリスがささくれ立ってしまいます。このまま釣っていると1回だけですが、グレのアタリが有り、重さが竿に乗り糸鳴りがします。竿を立てて耐えているとスパッと魚が抜けてしまい、きっとハリスが切れたと思ったのですがハリは無事、ハリが抜けてしまったのでした。

             

2時前に納竿、この日はアジが釣れたのにネコやサギは現れませんでした。持ち帰っても仕方が無いので波止場に置いておくと、カラスやトンビがかっさらっていきます。

       

帰ってみると前日注文した海図のものだと思える宅急便の不在票が有り、到着が早過ぎると驚いたのですが、早速ドライバーに電話をかけて持って来て貰いました。たいそうな容器に入っていますが、ただの畳半畳ぐらいの地図、串本港近辺だけのものです、これって1枚3360円もするのですよ。

             

串本港、潮岬、大島などが入っています。数字は水深です。

             

小型船舶用のS-GUIDEという港湾案内、これも1冊3990円、海上保安庁も日本水路協会もボッタくりです。大きな地図を船に積んでおくわけにもいかないのでこの本を買ったのですが、串本近辺の情報は海図と変わりません。大王崎から四国南岸、佐田岬までの情報が入っていますし、これならコピーも可能です。

             

大島~潮岬の海図、やはり本物の海図より簡単で小さいですね。

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海図

2013-07-23 05:00:00 | 田舎

船舶を航行させるには海図が不可欠だと教習所で習ったけど、海図など何処で売ってるのか分かりません。国土地理院の日本地図なら大きな書店に行けば置いてありますが、そんなところで海図を見たことがありません。日の出から船まで行って安否を確かめた後、何も持たないで出たので一旦家に戻り、海図のことをネットで調べてみました。

海図を作成しているのは海上保安庁、販売しているのは日本水路協会というのは分かったのですが、どちらも東京にあるのです。

             

何かよく分からないまま日本水路協会のネットショップで申し込み、その後大島漁港へ様子を見に行ってきました。ガソリンが少なかったので橋杭のセルフスタンドで入れたのですが、3000円分入れたのにメーターは半分ぐらいしか指しません。愚車の燃料タンクにはいったい何リットル入るのか、橋杭のスタンドは串本の中では安い方でリッター157円、それでも大阪で入れたら144円だったので1ℓあたり13円も違います。串本の42号線沿いで料金を表示しているスタンドが161円もしますから、料金を表示していないスタンドに他府県ナンバーで入ったら、どれ位ぼったくられるか知れたもんじゃありません。

             

予想に反して大島漁港では一人しか竿を出していません。向かいの波止でも一人、竿を出してない人が居るわけでもありませんが、これは釣れないせいなのか、暑さのせいなのか。暑いといっても温度は大阪よりは5℃も低いし、テレビで報道されている内陸部などから比べたら10℃ぐらい低いんじゃないでしょうか。まぁ気温が低くても暑いものは暑い、これは陽が照りつけているからです。

             

一人だけ釣りをしていますが、袖の無い服を着ています。持ってる竿がちょっと変わっています。スカリは入っていませんから釣れてないのですね。一度だけ大物をかけたようでしたが、糸が切れたのか、ハリが外れたのか、逃してしまっていました。

             

内向きの湾内では色のきれいな小魚が群れをなして泳いでいます。熱帯魚みたいな色をしています。

             

見ているうちにアオリイカがやって来ました。エギングの道具を積んでいませんから、せっかく見えているのに釣ることが出来ません。

             

駐車場も閑散たる状態、この時点では暑いから釣りに来ないのか、釣れてないから来ないのか、よく分かりません。

             

以前、譲りますと書いた船が置いてあったフェリー乗り場の近くには串本海上保安署があったので、ここなら海図を売ってるかもと入って行きました。公安機関なので恐ろしい所かと思ったのですが、案外皆さん気さくでした。でも海図は売ってないとのこと、売ってる所の一覧を印刷してくれ、売ってる所は大阪にも有りましたが、大阪湾際の辺鄙な所ばかりでした。

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船の中

2013-07-22 05:00:00 | 田舎

6月に係留場所を移動した際、積んである物が盗られるかも知れんと言われていたので、無線機や魚探等を取り外しておいたのですが、竿やテレビなどはそのままに残してあり、どうなっているのか気になっていました。先週火曜日に串本にやってきましたが、田辺から江住まで延伸する紀勢道の工事用のダンプの数も多くなり、あちらこちらで道路や橋の補強作業をして片側通行の箇所も多く、思っていたより時間がかかり、疲れていたのでその日は船を見に行くことは出来ませんでした。

翌日の朝の干潮は5時ごろだったので、朝早くから船を見に行ってきました。満潮時に行くと船が高くなり乗り降りするのに大変なのです。干潮時に行くと岸壁と船が同じぐらいの高さなので、乗り降りがスムーズに行えます。

             

船自体が盗まれてないかと心配だったのですが、船は元の所へ係留されたまま、関係者によると船そのものを盗んで行く輩もいるとか、国内ではきっと使えないでしょうから、何処かの国へ売り飛ばすのでしょう。

操縦席の様子、プレジャーボートと違って、ハンドルが中央に付いていますし、ギアが3つもあります。教習所で実技を学びましたが、教習艇はハンドルは右、ギアは1つしかありませんでした、習った事ってあまり役に立ちそうにはありません。

                       

中にある物を幾つか写しました。これはおそらく電圧計なのでしょうが、動くのかどうかも分かりませんし、針だけではないので、どう操作するのかも分かりません。

             

これは炊飯鍋ではありません、ステアリングコンパスという方位を示す磁石です。操縦席の近くに設置するようにと学科の教本には書かれていましたが、おそらく操縦席からは見えないでしょう。でも陸が見える範囲で走れば、このようなものは必要ありません。

             

940から1040(正確には937から1047)までの目盛り、何に使用するものなのかさっぱり分かりません。教習艇では自動車と同じで、燃料計や電圧計、回転計、各種スイッチは操縦席に付いていました。この船の操縦席はハンドルとギアしか有りません。教習所で習ったことからすると、すごく不安になります。

             

船底(プレジャーボートではハッチと習った、みなしごではありません)、釣り用の道具が所狭しと置かれています。

             

船の前部にもギアのようなものが付いています。操縦席を離れてもここで速度を調整するのか、でも方向は調整できません。エンジンルームは分かりましたが、燃料タンクが何処にあるのかさえ分かりせん。

             

去年受けたような漁船検認合格証が運転席に貼られていますが、これは小型船舶検査機構が発行した物ではありません。車検と同じように船も検査機構で定期的に検査を受けなければなりませんが、その際に貼るよう義務付けられている船舶検査済票は10年という表示、表示が平成なのか西暦なのか分かりませんが、平成表示なら検査期日はとっくに過ぎてしまっているようです。常に携行しなければならないと義務付けられている船舶検査証書や船舶検査手帳も探しましたが見つかりません。もちろん、試験は合格したものの未だ免許証は手にしていませんから操縦はしませんが、手許に免許証が届いても、このままで運航させて海上保安庁に見つかると懲役か罰金が言い渡されます。

一度、この船を作った造船所で悪い所は無いか見て貰い、何がどのような物でどう使うのか、教えて貰わなければと思っていますが、今の所、田子にある造船所までこの船を持って行くことさえ出来ません。


恐る恐るスターターと思われるキーを回してみましたが、エンジンはかかりません。船主が急に亡くなったので私に買い手が回って来たのですが、何が何やらさっぱり解らず困っています。

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睡蓮

2013-07-19 05:00:00 | 大阪にて

昨日、二級小型船舶操縦士免許の合格発表がありました。合格発表と言ってもわざわざ教習所へ出向かなくても構わず、電話で問い合わせるだけです。指定された電話番号にかけると出た男の人は、今日が私たちのクラスの合格発表の日であることが分かっている筈なのに「何時の」とか「何級ですか」とか聞きます。暫く何か探している様子、「平成25年7月8日、9日」と独り言、数分してやっと「名前をフルネームで言って下さい」と尋ねられ、「学科、実技とも合格です」「おめでとうございます」「ありがとうございました」との会話、こんなことなら教習所に張り出してくれた方が良かったと思ったのでした。

法起寺に入山した時、私より一足早く入った旅人が居ました。一眼のデジカメを重そうに持ち、拝観料を支払うところで、後ろに私が待っているのにも拘わらず、係りの人と何やら平山郁夫の絵がどうのこうのと自慢気に話をしています。カメラを見た係りの人は(写真撮影は禁止になっているのに)写真を撮っても構わない旨話し、その平山画伯の話を迷惑そうに聞いていました。やっと私の番が回ってきて、私はポケットにカメラを入れていたのに、写真を撮っても構わないと同じように言います。何故わざわざ言うのか不思議でした。

             

偉そうな旅人は写真を撮ろうとさっさと三重塔の方へ歩いていきましたが、私はずっと手前の池に蓮の花がきれいに咲いているのに興味を惹かれ、そこで写真を撮っていました。すると偉そうな旅人は私の撮っている被写体に気付いたのか、こちらへやってきて写真を撮り出します。

旅人は私の行く方、行く方へ付いて来ては、私が撮ろうとする被写体の中へ平気で入って来て、なにくわぬ顔をしています。どんな神経をしてるのか見てみたいものです。

             

お寺なので蓮の花かと思ったけど、これは睡蓮ですね。きれいに咲いていました。

             

私が入ってきた西門、右側に受付があります。左に松の木があるのですが、その根元が面白かったのです。

             

最初は石か、それとも虫かと思ったのですが、敷かれているのは松ぼっくりでした。松ぼっくりは油成分が多そうなので、こんな所に置いても土と同化するようには思えません。

       

蕾、半分開きかけの蕾、そして開花したものと順番に並んでいるのを撮ることが出来ました。あまりにきれいなので飽くことがありません。

             

歩いてでも行ける距離にあった中宮寺跡、今は中宮寺というのは法隆寺に隣接してありました。法起寺も法隆寺もJR大和路線で行くと法隆寺駅で降りるので近いわけですが、この中宮寺跡というのは何なのでしょう。ただ単にだだっ広いだけで、何も有りません。

             

この標識が無ければ、ここが何なのかさっぱり分からなかったでしょう。標識があってもピンと来ないのですから。

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法起寺

2013-07-18 05:00:00 | 大阪にて

話は前後しましたが、矢田寺からの帰りに法起寺に寄りました。行きしなにのどかな田園、住宅街にポツンと建つ三重塔が気になっていたのです。斑鳩町大字岡本にあるので、岡本寺とも呼ばれています。でもそれって疑問、この場所には岡本宮という宮殿があって、622年(推古30年)聖徳太子が死に臨んだ時、長子・山背大兄に宮殿を寺に改めるよう遺命したのです。それで岡本寺となって、その後この地を岡本と呼ぶようになったと考える方が自然な感じです。

             

お寺に入る前に山側に堰のようなものがあったので行ってみました。池があり、単に古池という名前が付いていました。岡本寺=法起寺は池後寺(いけじりでら)とも呼ばれています。岡本寺には12体の観音像が安置されていましたが、聖武天皇の時代に6体が盗まれ、八方探し回りましたが見つからなかったと言います。ある夏の日、子供が池の真ん中に留まっているいるサギを見つけ、石を投げたのに逃げないので水に入って行って捕まえると観音像だったのです。役人が来て調べてみると6体の観音像が見つかり、観音様がサギに見せかけて居場所を知らせたと言うので、一層信仰を厚くしたというお話が残っています。

             

池から見た法起寺の三重塔、塔自体はそんなに高くないのに、周りに高い建物が無いので、ポツンと見える塔が魅力的なのです。周りをいくら探しても駐車場が無いので門の前に車を停めています。

             

奈良時代には『正倉院文書』や『日本霊異記』などに栄えたことが記されているとか、でも平安時代になると法隆寺の傘下に入り次第に衰微しました。鎌倉時代に講堂や三重塔が修復され、室町時代に再び衰えたとか。江戸時代の初めには三重塔が残されているのみという姿であったらしいのです。

             

こちらは聖天堂、江戸時代、1863年(文久3年)に建立されたもの、建てられて200年も経っていません。

                  

三重塔は飛鳥時代のもの、我が国最古の三重塔であり、国宝に指定されています。最初の写真、三重塔の左側に位置するのが講堂で、こちらも江戸時代、1694年(元禄7年)の再建です。元禄7年と言えば高田馬場の決闘があった年であり、松尾芭蕉が亡くなった年でした。高田馬場の決闘で有名になった堀部(当時は中山姓)安兵衛はこの年から8年後に吉良亭を襲撃します。

             

こちらは使われていませんが、中門です。岡本寺建立の当時はこの場所にあった中門が使われていたのでしょう。

             

中門やや左側からの三重塔の眺め、1678年(延宝6年)に修復されています。

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