ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

尼崎の今

2011-04-28 05:00:00 | 大阪にて
年度末になるとやってもやらんでもええような道路工事があちらこちらで始まります。でも今は未だ年度当初、ここはJR尼崎駅前です。今日までの予定で工事が進んでいました。

                  

そこは道路と違います。単なる広場ですが、タクシー乗り場で客を待つタクシーの順番待ちの車を置いておくパーキングとして供用されています。だから私達は通りません、よって迷惑はかかっていません。

目くじらを立てることでもないけど、何でもエエから看板を置いとけという姿勢は正しくはありませんよね。

             

私としては工事後も以前と何も変ってないように思えるのですが、何処をどうしたと言うのでしょうか?発注元は尼崎市都市整備局になっていますから、市民の税金が使われているのですよ。

             

さて例のサルスベリの並木道、夏になると花が賑わい、暑さにうだる身体の中の、目だけは楽しませてくれるのですが・・・

             

若草色ではないけれど、新芽もしっかり出てきています。

             

雰囲気は似てるけど、駅近くの道路工事の現場ではありません。あの一日300円で停められるパーキングがあったところ、老人介護施設が出来るってことですが、広いと思っていた敷地も、大きな車両が入ると狭く見えるものです。

ようやく明日から現役最後のGWが始まります。来年からはGWと聞いても楽しくはなくなるのかな。でも毎日が楽しいかも知れない。どうなるのでしょう、私の人生は。

古座・串本で遊びますが、今のところ前半3日までは何らかの予定が入っています。以降はヒマしてますから遊びに来てくださいね。

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野球観戦に持って行ったもの

2011-04-27 05:00:00 | 大阪にて
阪神甲子園球場は、ビン・缶類の持ち込みは禁止ですが、ペットボトルは持ち込んでも構いません。京セラドームはビン・缶は勿論のこと、ペットボトルも持ち込み禁止です。

ファンがイライラしたり、怒ったりしてビンや缶を投げると危ないからとか言いますが、水筒は持って入ってもいいのですから、それを投げると危ないのは同じです。投げると危ないと言うより、球場内のものを買えということなんでしょう。

でも甲子園球場では生ビール一杯600円、これでも高いと思うのに、京セラドームでは同じものが700円です。買っている人も沢山いますが、私はアホらしくて買う気になりません。

そういうことなので私はいつも紙パックの焼酎を持って行きます。勿論麦茶を入れた水筒とマイタンブラーも持参です。

『いいとも』は開幕戦の京セラドームのとき、阪神尼崎のアマセン内のスーパーで買いました。『よかいち』は甲子園へ行ったとき、甲子園駅前のダイエーで購入、『いいちこ』は問題のあった第3戦の京セラドーム、外勤帰りにcocoeで買ったもの、どれも一度には飲みきれないので持ち帰っていました。

             

これはワインですが、ビンではありません。これも紙製、JR尼崎駅近くの阪急オアシスで見つけたので買いましたが、開幕戦に同行したH野君が飲んで「不味い!」と言ったので、私は飲まずに持って帰ったのでした。

             

でもこれ1本にはグラス1杯分しか入ってないのに300円もするんですよ。安くて飲み易い700ml入りのものでも300円ぐらいで売ってるところがあったような気がします。

今はもう焼酎はさすがに無くなってしまいましたが、ワインは飲まずにそのまま置いてあります。ひょっとしたらH野君が味の分らん奴で「不味い!」と言ったのかも知れませんから、私も味見で飲んでみるべきですね。

軽いので今度観戦するときに持って行こうと思っています。

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おどろおどろした雲

2011-04-26 05:00:00 | 大阪にて
先週の初め、夕方になると雨が降るという日が続きました。この日は現場から会社へ帰る頃は雨が降っていましたが、会社から帰宅する頃には雨も上がり、どんよりとした雲が空いっぱいに広がっていて、梅雨空を思わせるような空模様。

会社から約1時間ほどで帰宅して、マンション10階の廊下から西の空を仰ぐと、どうやら西の方から雲が切れてきた様子。でも自分の真上は真っ黒な雲が漂っています。思わずカバンからカメラを取り出して撮りました。

             

雨から晴へ変る時の雲の切れ目ってなかなか面白いものですね。こういう風景は都会の平地では家が密集していたり、高いビルが聳えているのでなかなかお目にかかりませんが、遠くまで見渡せる田舎や山の上からなら度々見ることが出来ます。

             

こちらは南西の方角、真っ黒い雲は見えません。おそらく雲は連続している筈なのに、真っ黒に見えるのと白く見えるのは何故なんでしょうか。

             

こちらは真南、道路は国道26号線です。こうやって感心しながら空を眺めることがない自分ですが、きっと毎日空を飽きずに眺めていたら、いろいろと面白いものかも知れません。

          

ほんの僅かな時間ですが、南の空を撮ってから元のところへ戻り、西の空を仰ぐともう景色が変っていて、偶々ですがこう見ると、遠くにある1本の煙突からの煙が黒い雲を吐き出しているように見えて、ホントにそうなら公害を撒き散らすえげつない工場やと思ってしまいます。

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阪急武庫之荘駅前

2011-04-25 05:00:00 | 大阪にて
ゴールデンウィークの始まる週の始まりです。今回のGWは金曜から明くる週の日曜まで10日間の休み、それまでの4日間と言えども、張り切って働こうなどとは思ってもいません。

武庫町でその日の仕事を終えると、乗ってきた阪神バスには乗らないで、武庫之荘の駅まで歩きます。そこから市バスでJR尼崎まで乗るか、電車で梅田まで出て梅田からJRで尼崎に帰ることにしています。

             

市バスでJR尼崎まで帰ると運賃は200円で済むのですが、1時間に1~2本しか運行していません。1本逃すとかなり待たなくてはなりません。1枚目の写真などは停留所で座りながら撮ったものです。

                  

ずっと座って待ってるのも退屈なくらいの時間をどのように過ごすか、と言っても別段何もすることがありません。武庫之荘駅の前のロータリーは、市バスの停留所がいくつか行き先別に分かれていて、JR尼崎行きのバスが発車するところはロータリーを隔てた駅の真向かいにあるのです。

駅の方からのこのこと歩いてその停留所に行こうとすると、放置自転車で行く道が阻まれます。

                  

2枚もの看板で「置いたらアカン」って書いてあるのに、何故ここに自転車を置くのでしょう?ここに置いたら停留所へと行く人が困るとは思わないのか!それともこの道は単なる『思いやり歩道』であって、停留所へ歩いていくべき道ではないのか?

いつ行ってもこういう事態が続いているので、おそらく一部の人なのでしょうが、このことによって武庫之荘周辺の方々、如いては尼崎の人々の人格が疑われてしまうのです。

             

まぁ、そういうようなことを考えながら長時間バスを待っているわけです。

さて、ここは武庫町にあった西武庫小公園、サクラの咲いている時期に撮ったものです。マジシャンのM富君の家はこの公園の近くです。

先の前半の統一地方選で、県議会のとある候補者が街宣車で西武庫公園の存続を訴えていました。この小さな公園が西武庫公園であろう筈がないのですが、県が壊す前に一度その西武庫公園とやらを見ておかなければなりません。たぶんこの近くにあるのだろうと思っています。

             

幸い公園の存続を訴えていた候補者は当選したようです。市民の意思が公園存続にあるということの判断に多少なりとも繋がったとしても、それが直ちに存続に繋がらないのが官僚のやり方なのでしょう。

武庫町のとある筋から西方向を眺めると突き当たりに土手が見えました。その向こうは武庫川なのです。

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養専寺

2011-04-22 05:00:00 | 大阪にて
野球の話ばかり続きましたが、さて毎日の仕事に戻りましょう。今は武庫町という街にやってきています。取り立てて何も無い街ですが、飲み友達でマジック得意のM富君の家がありました。決してこの写真がM富君の家ではありませんので、悪しからず・・・。

尼崎市バスの定期券を買っていれば金楽寺から阪急武庫之荘行きのバスに乗り、武庫之荘の駅前から乗り換えて西武庫で降りればいいのですが、定期券は買っていません。阪神バスで阪急電車の高架を越えたところにある停留所で降りて歩きます。

             

目立つものと言えばこのお寺ぐらい、養専寺と言います。丁度一週間前の写真、サクラが盛を迎えていました。

             

中に入ることが出来ないので木の上部しか見れませんが、満開です。前の日曜日に花見をされた方も沢山おられるでしょうが、今日現在では残る花びらはもう僅か、まるで私の頭髪のようなものです。サクラなら葉が茂りだすので、私のように惨めではありません。

             

お寺が一つだけ、神社も無いという街も珍しいのですが、あまり広そうでも無い敷地に箱庭のように建物や樹木が植えられているのだろうと想像できます。

             

この武庫町2丁目と言う街の西武庫の停留所の北側は、あまり聞いたことが無い高寺という名前の家がいったい何軒あるのかと聞きたくなるほどいっぱいあります。それも大きい家ばかり、この養専寺の住職の名前も同じでした。

             

おそらく昔は一帯が高寺家の家だったか、大きなお寺があったのか、そういうところだったのでしょう。

                  

養専寺の裏塀に沿って歩いているうちに、こんなアンテナの立っている家に遭遇しました。個人の家らしいのですが、こんな高いアンテナを立てている民家は今まで見たことがありません。何の用途でどれ位の費用で立てたのでしょうね。

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京セラドーム

2011-04-21 05:00:00 | スポーツ
高校野球の決勝戦を観戦しに行ったとき、プロ野球の開幕が遅れて中止になったカードのチケットを甲子園球場で払い戻ししてもらえなかったという記事を綴ったことがありました。開幕第2戦のチケットで甲子園に行ったら返金してもらえると思っていたのですが、ネットで調べるとそうではないのでした。そのチケットは京セラドームでの試合なので京セラドームで払い戻しをするというのです。

チケットを受け取ったときに付いていたチラシの内容と全く違うのです。チラシを作った人が軽率だったのか、プロ野球機構が怠慢だったのか、二転三転する態度は球団側に責任があるように思うのです。

             

ということなので、13日の甲子園では払い戻しはないので、14日の試合の入場前に払い戻しを受けようとチケット売り場へ行きました。

勿論入場しようとする3塁側のチケット売り場へです。

                  

すると係員のお姉さんが、「このチケットはここでは払い戻しできません」と言うのです。何ということを言うんだと思うではありませんか!いくら温厚と言われる私でもちょっと怒気を発してしまったのでしょうね。

慌てて違うお姉さんがやって来て、「ここではやってなくて、3番ゲートの階段下にチケットの予約売り場があるので、そちらへ行ってください」と言うではありませんか。「3番ゲートって?」と聞くとどうやらかなり1塁側まで歩いて行かねばならないらしい。

             

どこにあろうと返金をしてもらわねばならないので、その予約チケット売り場へトボトボと歩いて行きました。グランド内で3塁側から1塁側へ歩いてもたいしたことはないけれど、円の外周ですから外側ではかなりの距離になるのです。

             

やっと予約売り場に到着、前に並んでいる人が終わるのを待って、返金してくれるよう頼むと、「こちらはオリックス専用の予約なので、阪神戦は阪神専用のところへ行ってください。一番左の窓口になります。」それも妙な話ですが、それならそれで少し移動すれば良いだけのことです。ところが「今日はもう払い戻しは出来ません。」と言う、「5時までですから」って、そんなアホな、仕事のある人がどうやって5時までに来れるねん。

             

月曜休みで、11時から5時の間でやってますということですから6時間勤務ですか、せめて6時半頃まではやらんとアカンと思う。今回の地震の影響で延期になった試合にどれ位の前売り券が売れていたのかは知る由もありませんが、前売り入場券にもきっと中止になった場合の払い戻し方法が記されていると思います。私が覚えているのは“降雨などで止む無く試合が中止になった場合は翌日から1週間はプレイガイドか阪神甲子園球場、以降は9月末まで阪神甲子園球場のみで払い戻しいたします”だったと思っています。

私以外にもきっと混乱している人がおられると思いますが、チケットの発売元は株式会社阪神タイガースだったのです。払い戻せばそれでいいのだぐらいに考えてもらっては困ります。

             

家からなら乗り換えますが地下鉄1本、ピタパを使えば運賃はかかりませんが、会社からなら阪神電車でドーム前まで320円もかかるのです。ひょっとしたら何度も足を運ばせて、運賃払わそうなんて思ってるんじゃなかろうね。余計に阪神タイガースという球団が嫌いになってきます。

阪神電車のドーム前駅の階段、手摺が変ってますね。ちょっとだけ持って降りてみたけど、慣れてないせいか上手く降りられませんでした。

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プロ野球開幕 Ⅲ

2011-04-20 05:00:00 | スポーツ
明けて14日は開幕3戦目の日、前日は5-0と完封負けを喫してのオリックス戦でしたが、開幕戦に続いて今度は独りで観戦してきました。やはり阪神間はあまりホークスのファンを見かけることは少ないですね。応援に来ている人は何処から来ているのでしょうか。

             

ピンボケですが、オリックス側はちゃんとロゴがBsと入っているのに、ホークス側は角度のせいなのか何も見えません。いくらオリックスのフランチャイズとは言え、ちょっと贔屓しすぎの感が窺えます。

             

この選手の紹介の画像にしても、これは川崎選手なのですが、一昨日の内川選手にしても、怒っているような顔で写っています。

             

でもこちらオリックスのバルディリス選手、ニコッとして写っているでしょ。何も知らない人が見るとホークスの選手は愛想が悪いように思うことでしょう。

ちょっとしたことですが、こんな差をつけるようなやり方はスポーツマン精神に反していると私は思います。

             

この日のピッチャーは山田投手、中盤まで頑張って投げていました。打線も2回に爆発、一挙5点を奪って、その後もヒットは打つのですが、タイムリーが出ません。

             

観客は甲子園とは全く違い、閑散としています。昨日勝ったし、900円で入場できるのにねぇ。

             

ランナーになっているのは川崎選手、来た時から気になっていたのですが、川崎選手のお尻のところに黄色いものが見えています。来た時は練習していたので何かの印かと思っていたのですが、練習が終わっても外しません。おかしいなと思ってよく見ると、前日のジェット風船がネットに掛かっているのです。

これも試合前には片付けておかねばなりません。

             

最後のバッターの森山選手、この人の画像も笑っていますが、1ボール2ストライクと追い込まれています。殆んどの球場でボールカウントを知らせるスコアボードもストライクとボールの位置が入れ替わりました。ソフトボールは以前からずっとこの方式でカウントを数えていました。

この日も勝って、私が応援に行くとそのチームは負け無しやなぁと言われますが、実際には昨日はタイガースを(勝った方が帰りが楽なのですが)応援に行ってたわけではありません。

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プロ野球開幕 Ⅱ

2011-04-19 05:00:00 | スポーツ
2月の時点で申し込んであった阪神タイガースの応援チケット、まさかこのチケットが開幕カードになるとは思ってもいませんでした。開幕カードの京セラドームでのチケットも購入していたのですが、震災の影響で中止になってしまったのでした。

1000円で手に入れたチケットですが、指定席なので入場するゲートも決まっているし、席を探すのに一苦労、結局レフトスタンドのポール際ほぼ上の方の席での観戦となりました。右のパワーヒッターならホームランが飛んでくる可能性があるのですが、この日は誰もホームランを打ちませんでした。

13日の阪神タイガースー広島東洋カープの試合です。

             

レフト側ということでタイガースの応援チケットとは言うものの、周りは結構広島ファンが取り巻いています。

             

私が若かった70年代後半から80年代、一時カープが強かったことがありました。古葉監督の元、山本浩二、衣笠祥雄、高橋慶彦の野手陣、ピッチャーでは外木場義郎、大野豊、北別府学等が活躍しました。今でも語り継がれる江夏が近鉄との試合で魅せた21球もこの頃のことでした。

             

カープは広島東洋とは名前が付いているものの、企業である東洋工業(現マツダ)が経営している球団ではなく、市民球団としての意識が強いのでセリーグでは好きな方の球団です。

             

名古屋に赴任中は会社がナゴヤ球場に近かったせいもあって、ウエスタンリーグの試合をちょくちょく観に行ってました。そんなこともあったので中日という球団も嫌いではないのです。

             

やはり甲子園は満員ですね。空席の目立った昨日の京セラドームとは大違いです。

             

外野席はカップを置くためのホルダーが座席には付いていません。この満員の甲子園でラッキーなことに私達が座っている前列の席には誰も来なかったので、その席に飲物を置いて楽しむことが出来ました。

             

終盤、2-1でタイガースがリードしています。気を付けなければいけないのは、帰りの電車です。タイガースが勝っているときはいいのですが、負けると一斉に観客が帰るので、電車に乗るのに一苦労、甲子園球場には阪神電車を利用するのが一般的です。バスに乗ってJRの甲子園口までという方法もありますが、それはそれで時間もお金もかかってしまいます。

             

別段どっちが勝っても良い私ですが、帰りのことを考えるとタイガースが勝つほうが楽なのです。タイガースが勝つとインタビューもあるし、応援が後を絶たないので、熱心なファンはすぐには帰りません。

             

ということで、この夜の試合はタイガースが逃げ切り、私達は結構楽々と帰途に付けたのでした。

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プロ野球開幕

2011-04-18 05:00:00 | スポーツ
関東東北大震災の影響を受けて、延期されていたプロ野球が4月12日開幕されました。何故4月12日からの開幕なのか、中途半端やと思っていたのですが、丁度1ヶ月の延期だったわけですね。

ホークスの開幕戦を観るという機会など無かった私ですが、この延期によって観ることが叶いました。この日は福岡から単身赴任しているH野君と行って来ました。

先発はホークスが和田、オリックスが木佐貫、ジャイアンツで不要になってトレードされたピッチャーですから、たいしたことはないと思っていました。

             

開幕戦というのに京セラドームは満員にはほど遠い状況、私は900円で内野席のチケットを手に入れました。京セラドームではオリックスのために多大なサービスをしているように思うのですが、それだけでは観客はあまり集まらないものですね。甲子園でも開幕カードがあったからかも知れません。

             

阪神尼崎駅で電車を待っていても、難波のほうから来る電車に甲子園へ行くだろうと思われる人が沢山乗っていました。

             

試合開始前に張り切る小久保選手、この試合でデッドボールを受け、以降試合には出ていません。後1本ホームランを打てば通算400号達成だったのですが・・・

             

試合開始前、ベンチ前に何故かオートバイが置かれていました。何に使うつもりだったのか・・・よく分かりません。

             

3塁側の内野席に座っていたのですが、やはりこちら側のほうが観客は多いと思うのです。でも最近は1塁側やライトスタンドの観客も増えたと思っています。

             

この時点では2-0でリードしていたのですが、この後8回にバルディリス、9回に後藤にソロホームランを打たれて同点にされてしまいました。スコアボードを見ても判るように、ヒットを7本も打っているのです、チャンスはいっぱいあったのにタイムリーが出ていません。

             

同点にされた後、ホークスは全く打てません。12回の攻撃まで見て、もう勝てることはないと帰りかけました。

             

その帰り道、12階の裏先頭バッターに2塁打を打たれたのを知り、こりゃ負けたかと思ったのですが、翌日のニュースで引き分けたことを知り、ホッとしたのでした。

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おじさんはなぜ時代小説が好きか

2011-04-15 05:00:00 | 読書
おじさんはなぜ時代小説が好きか・・・私も時代小説は好きですが、『じ』と『さ』の間に『い』が入ってしまいそうな歳になってしまいました。

確かに何故好きなのか、考えてみたいですよね。

本は、山本周五郎、吉川英治、司馬遼太郎、藤沢周平、山田風太郎、長谷川伸等既に亡くなった作家を中心に解説が進みます。夫々の作家の出自を紹介、主な作品を巡ってこの本の著者の思いが語られます。そして時代小説、或いは歴史小説と書かれた当時とを照合しながら、何故好きなのかを解き明かそうとしているように思えるのですが、私より4歳年上の著者は、その青春時代を過ごしたであろう頃の歴史の風景を自嘲しているように思えて仕方ありません。

読んでいて山本周五郎には結構厳しい、学歴を詐称しているとか、時代の捉え方が間違っているとか、同じような間違いをしていても藤沢周平には甘いように感じます。だからなのか、どうなのか私は今、初めて山本周五郎に挑戦してみようと『ながい坂』を読み始めました。

逆に司馬遼太郎を絶賛に次ぐ絶賛をしているのには空いた口が塞がらん私です。そんなに凄い人なのかと思わずにはおれません。いや凄い人なんだろうとは思うけど、私は好きじゃないのですよね、司馬さんを。とりあげている作品は『燃えよ剣』と『新撰組血風録』と『坂の上の雲』、書かれた時代の流れに逆らって、逆の立場を支持していると言いますが、じゃあ『竜馬がゆく』はどうなんだと聞いてみたいんだな。私も若い頃はこの『燃えよ剣』も『新撰組血風録』も『竜馬がゆく』も心躍らせて読んだけど、今の私とはスタンスが違うんです。

                  

読みたいけど、何から読めばいいか判らないほど出版されている本が多くあって読む気がしない山田風太郎の本、ここでは『八犬伝』を採り上げて解説されています。小学校へ入学する前に貸し本屋で借りたことのある『南総里見八犬伝』は滝沢馬琴の著、その焼き直しらしいのですが、唯一読んだ氏の小説『魔性転生』がとても面白いと思った私は『八犬伝』を読むべく本屋で探したのですが、どうやら売ってないらしい、是が非でも読むなら古本屋で探すしかないのかも知れません。

             

六章まで数人の作家について述べた後、最後の七章でこの本のタイトル『おじさんはなぜ時代小説が好きか』の解明に入るのですが、ここでは森鴎外について述べられます。大正デモクラシーが謳歌される時代に江戸時代の封建社会のモラルを採り上げた鴎外は、当時のいわば反動だったと言えますが、この本の作者はそこから見えてくるものがあると言います。

そこでおそらく高校時分に読んだことがあるであろう『阿部一族』を買って読み直してみました。

                  

革命期にはその前の時代を否定したがる傾向があるが、その前の時代にも賛美されるモラルはあるのだと作者は言います。勿論否定はしませんが、ここで鴎外の『阿部一族』『堺事件』という切腹をテーマにした作品を採り上げるのは何か理由があったのでしょうか。

『阿部一族』は殿様との相性が原因で、殉死することを許されなかったために起こる風聞のために一族総出で立て篭もり、全滅すると言う話。『堺事件』は無許可で上陸したフランス兵を留めさせる際に発砲し、死傷者を出したことを理由にフランス側から死罪を突きつけられ、当の発砲した本人達はお上のためにしたことなのだから、犯した罪は償うとしても切腹をさせろという話。切腹の現場ではフランス人が怖がって逃げたため、その切腹は途中で中止になったので、死なずに済んだ人たちが、これまた困ったという今では考えられないモラルのノンフィクションです。

私などは読んでいて、鴎外はこのような切腹と言う時代錯誤を嘲笑するために書いたのではないかと思ったりもするのですが、作者は切腹自体を賛美するのではないけれど、このような江戸期のモラルに現代には無い何かを求めようとしてるのかなぁ。

野放図な自由はいけないという作者、今政治の場で顕著な新自由主義は、余計な規制は取っ払えと言う金儲け本位の自由を求めているわけだけど、自由について述べるなら、現に今私達が困っているこの新自由主義にまで言及してもらいたかった。
私とは立場も意見も異なるけれど、読んでいてよう勉強してはる人やなぁとは思いました。

でも時代小説を好きなのは、おじさんだけに限ったことではありますまい。

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