ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

姫川を歩く Ⅲ

2007-11-30 05:00:00 | 田舎
昨年は通り過ぎた展望所へ登ってみました。

          

この標識があるので、展望所への上り口はすぐ判ります。

          


結構坂が急なので、平地の方へ回ってみましたが、どうも進めそうにありませんでした。

     

右上に道が続いているように見えるのですが、道は途中で無くなっていました。

          

急な斜面にはロープを張ってくれている所もありましたが、降りる時はロープの無い処はかなり危ないでしょう。

この写真で見る限りでは、その危なさは判りません。

          

ここはロープが張ってありませんから、降りる時は滑りそうです。

          

さぁ、展望所です。橋杭岩も別の角度からだと違った面持ちでしょう。

     

九龍島や鯛島も雰囲気が違って、一頭のクジラが浮かんでいるようです。

     

帰りは来た道は危ないので、行ける所まで迂回をしてみたら、なんと楽に帰って来れました。4枚目の写真で右上へ行く道は無くなってたけど、平らな道は立ち木があるけど先へ進めたようでした。

最後の写真で左側に行けば険しい上り道です。前に進めば姫川からの道路が見えています。

姫川を歩く Ⅱ

2007-11-29 05:10:00 | 田舎
氏神社を訪れた後、天気も上々なので暫く歩いてみました。

晩秋なのに若葉が青々と茂っているようです。
所々に見える紅葉とアンマッチなのかも知れません。

     

姫の野池ですが、相当水を抜いています。こうして見るとこの池は案外深いことが判ります。

     

追い越す人も行き交う人も無く、ススキが群生している道をのんびり歩きます。

     

この三叉路の右の隅にお地蔵さんがあり、道標になっています。

          

左・姫川道、右・山道と刻んでありますが、三叉路の中央に建てておかないと意味がないように思うのですが、どうでしょう。

因みに私は右の道から歩いて来ていて、振り返って撮っているだけなので迷っていないのです。

          

途中、こんな実を見つけました。

     

なかなか美味しそうなのですが、名前も知らないし、食べたこともないので口にはしませんでした。

     

野の仏・・・暑い日ざしや雨から守る屋根が付いていました。
こういうのを観るとのどかだと思うのは、日本人だからなのでしょうか。

姫川を歩く

2007-11-28 05:20:00 | 田舎
私の田舎の家は串本町(旧古座町)の姫という地区にありますが、その山奥に入っていくと姫川という地区があります。なんと8世帯20人しか住んでいないそうです。

このBlogで知ったのですが、般若心経を唱える氏神社という神社があるのだそうです。

早速、探してみることに・・・案外あっさりと早く見つけることが出来ました。

     

祠だけなら判らなかっただろうけど、遠くからでも鳥居が目立ちます。
ところがどうやって行ったらいいものか、すぐには判りません。

     

最短距離で行くなら、この川をこの板で渡るしかないようですし、現に川を渡るように板を渡してあるのですから、人が乗ると大きくしなる板を通って行ってみました。

     

どうやら正解だったようで、畦道を歩いていくと徐々に鳥居に近づいてきました。
後ろは鬱蒼と木々が茂った山です。

          

おぉ南紀州新聞に載ってあった祠と同じです。氏神社に到着です。
ところが境内などあったもんではありません。非常にこじんまりした小さな神社です。どこで般若心経を挙げるんでしょう。
横にある小屋かも知れません。

     

中に何が祀られてるのか・・・祠のようなものが見えます。

     

目が有って鼻が有る、顔をイメージしたような屋根ですね。

     

階段の下には灯篭や狛犬もありました。
この鳥居の前ならお坊さんが般若心経を唱えることが出来るかも知れません。

帰れるような大きな道も見当たらないので、元来た道を引き返しました。

     

若い頃ならいざ知らず、助走する距離もありませんし、跳んで向こう岸に着地できる川幅ではありません。





カラス

2007-11-27 06:20:00 | 大阪にて
昨日の朝、出勤途上JR尼崎駅から10分ほど歩いた処で「ギャーギャー」と五月蝿いので、「何やろか?」と、ふと見上げるとカラスの大群が我が社の関連会社の塔の上に集まっていました。

          

カラスが「ギャーギャー」と五月蝿いほど鳴く時は、不吉なことが起こるというのをよく耳にします。

7時半過ぎでしたが、何かあったんやろか・・・と思いながら、この鳴き声・このカラスの大群を見ているのは何も私だけではありませんから、私の周囲で異変が起きたとは考えるのは早計なのでしょうネ。

     

まだまだカラスは集まってきます。

この塔のどこかに死体でもあるのでは・・・と思うのはサスペンス好きな私の考え過ぎなのでしょうか?

昆陽の里

2007-11-26 05:40:00 | 大阪にて
昆陽の寺と池を紹介してきたわけですが、今度は街並みを見てみたいと思います。

池尻の近くにあったお地蔵さん、猫が日向ぼっこをしていました。

     

塀の上からチョット見えたのが『天保』の字、後は読めませんが今から170年ぐらい前のお墓ですね。

     

何とか身を預けてもう1枚・・・後方の緑は昆陽池公園の木々です。

     

最初の出だしは解りません。私が判るところは・・・・・経ニ曰ク 独リデ生レ独リデ死シ独リデ来リ独リデ去ッテ独リデ逢ウモノナシト・・・我が祖先千数百年前より此地を墳墓の聖地として今に至る。然りと言えども幾春秋を経て、時移り聖地狭まる。・・・お経との絡みが今一つ理解し難いのですが、まぁだから周囲を整備し縁のある人に分かち『倶会一處』などとあまり訳の解らないことも書いてありますが、浄土に行ったら現世のいろんな悩みから解放され、皆平等に明るい生活が味わえるほどの大願を成就するぞと書いてあると思います。

昆陽霊園と書いてありました。

この辺りは、国道171号線の北側です。

ブラシではありません

2007-11-22 05:00:00 | 大阪にて
花の名前は詳しくないので、お恥ずかしいかぎりです。

水筒やポットの内側を洗うときに使うブラシに似ています。
そう言やぁ、哺乳瓶を洗ってたのは、毛の部分がスポンジやったなぁ。

     

いやいやブラシの方が、この花からヒントを得たのかも知れません。
歯ブラシに似た花があるのかも。

     

昨夜阿倍野に『戦争をしない国・日本』という映画を観に行きました。尊い命が奪われた先の戦争を教訓に「紛争の解決に二度と武力を用いない」と作られた現憲法の下で、あの悲惨だった戦争後、一人として戦争で亡くなっていないし、一人として戦争で人を殺していないと訴えていました。

観ていて思ったのは、ただ憲法があるから「誰も殺していない・殺されていない」のではなくて、憲法を変えたい・戦争を遂行したい支配勢力に対し、多くの労働者や農民や政党が必死になって闘ってた姿があったからなのだとつくづく感じたのです。

目は人間の殺戮に向きますが、無抵抗の木や花も蹴散らされていったに違いありません。

こうやって仕事中でも花を愛でたり、花を見て不思議に思ったりする余裕は、日本国が平和であり、憲法9条があるおかげなのかも知れません。

私はこういう恩恵を賜ってはいるものの、改憲勢力に対する闘いなど何もしていない・・・なので『ぼんくら』なる名前を付けているのですが。

失敗や

2007-11-21 05:40:00 | 大阪にて
徳若という銘柄のお酒を紹介しました。

純米原酒や『純米21』というお酒は美味しかった。

だから熱燗でその1升800円の『徳若』を飲んでみたいと思っていました。

誘惑に負けてわざわざ車で買いに出かけました。

         

わざわざ西宮まで出かけて1本だけ買うのもヘンやし、2本買っておきました。

早速燗にして飲みましょう。左にある赤茶色の徳利と猪口は名古屋赴任当時、気に入ってた常滑のお店で清水の舞台を飛び降りるつもりで「エイ!ヤッ!」と思い切って買ったものです。

後ろのテレビでは大相撲の中継で真ん中にHAWKSの松中選手が出ていますから、何日の何時ごろの写真か判りますね。

ところがひと口飲んで「アリャ!?」と思ったのでした。
甘い、ベタベタした甘さではないんですが、とにかく甘い。

2本も買ったのは失敗でした。
まぁ。こんな味が好きな人もおられることでしょう。

     

これは買ったのではありません。
久々に行った立飲み屋さんがくれたんです。

この頃けえへん(来ない)から、繋ぎ止めの意味だったんでしょうか?

         

『純米吟醸古酒』なんてあまり聞き慣れない組み合わせです。
古酒は元来焼酎に使われている言葉ですね。

お酒は放っておいたら、酢になると言われてますから・・・大丈夫でしょうか?

         

まぁラベルを見ている限り、詩情たっぷりのお酒です(バルタン星人が貼ってあるように見えるけど・・・)。

熊本県上益城郡山都町・・・これは『ヤマトマチ』と読むのでしょうか?
詩情豊かなラベルから、考古の世界へ誘われます。

桔梗 Ⅲ

2007-11-20 05:20:00 | 大阪にて
もう11月半ばを過ぎました。随分寒くなってきました。

9月初めには咲き誇っていた桔梗もそろそろお仕舞いでしょうか。

     

今月初旬でしたが、いくら探してもこの蕾しかありません(隠れてるのもあるけど、この後ろに3つ小さいのがある)。
蕾をつけて咲いては萎れ、枯れては咲いて、いったい通算でいくつぐらいの花をつけたのでしょう?

     

咲いている花も何だか弱々しいように思います。

上2枚は1週間ぐらい前に撮ったもの、下2枚は昨日です。

3枚目と4枚目の写真で下で咲いている桔梗の花の前にある枯れた花は、おそらく2枚目の写真の蕾だったものだろうと思います。
そして2枚目の真ん中下にある1番小さい蕾だったものが、今ようやく咲こうとしている蕾ですね。

夏の初め頃から咲いていたような記憶があったから、調べてみたら7月2日の記事にありました。

     

右下方にある蕾がどうやら最後の花になりそうです。

秋の七草やのに「早くから咲くもんや」と思っていましたが、秋の終盤まで咲き続けましたね。

昆陽池公園

2007-11-19 05:30:00 | 大阪にて
昆陽寺から更に1Kmほど北東の方向に昆陽池があります。その周りは公園として整備されています。

      

最初の写真の対岸の建物はこれです。昆虫館、入館料400円だったので遠慮しときました。

     

入口近くの蝶々のモニュメント、結構精巧です。

     

こうやって道は続いていきますが、水辺が全然見えません。

     

こうやって柵がしてあり、入ってはいけないと注意しています。
この注意と柵の間が少しばかり空いていたので入ってみたけど、水辺までは行けませんでした。

     

昆陽池公園に限らず伊丹市内にはこうやって碑が沢山ありますが、説明がないので何なのか解りません。

        

やっと水辺に辿り着くと水鳥が沢山います。

     

こうやって見ると結構種類も多いようです。




何故円を描いて泳いでるのでしょう?面白いけど不思議です。

     

行基は731年に昆陽の布施屋を作り、741年までに昆陽池の上池と下池を作っていますが、1608年に下池は埋められています。

     

ふと上を見ると、ヘビみたいな奴がウジャウジャ・・・と思ったら動きません。
よく見ると、電気のコードでした。

河内さんが本になった

2007-11-16 05:00:00 | 田舎
絵本『たくさんのふしぎ』です。我が子が小さかった頃『こどものとも』と一緒によく読んでいました。

これは今年の11月号ですが、通巻272号だそうです。
一月に1冊ですから22年余り発行し続けている勘定になります。
不思議な事って沢山あるものなんですネ。

私はこの本で書かれている河内祭りの頃に古座の地にいたことがありません。
ちょうど大阪の天神祭りと重なり、学童保育のバザーが忙しかったからです。
もうその役目も無くなったからには、1度その頃にも訪れてみなければならないと思っています。

何度かこのBlog上でも登場する清暑島=通称『こおったま』ですが、この夏御神体が島神社として詳しく紹介しました。

作者は柔道の人ではありません。あれは吉田秀彦、シドニーオリンピックで金メダルでした。
野球の人でもありません。それは吉田豊彦、南海・ダイエーから阪神、近鉄、楽天と渡り歩いた人でした。

冗談はほどほどに・・・吉田智彦・・・知らん人です。

     

普段の古座川河口の絵から始まっています。
右下の製材所は潰れる・潰れると言われ始めてから大分経ちます。

     

小学校4年の女の子が獅子舞の練習をしているところです。

     

清暑島に船が近づいて、白い服の漁師さんが登って行きます。もちろん飛び込むためではありません。お神酒を運んでいるのです。

     

川原にも沢山の見物人が集まって、獅子舞を囲んで賑やかそうです。

表紙を入れて22枚の絵が描かれていますが、作者のためにも全部を載せるわけにもいかないでしょう。見たい方は是非買ってあげてください。福音館書店発行で700円です。

最後の絵は島の向こう側が広そうに描いてあるけど、カヌーでも通り難いほど狭くて浅いんですよ。