ウリパパの日記

自由気ままに・・・

裏高尾をサイクリング

2008-09-28 17:43:05 | 自然
9月下旬になりすっかり秋めいてきました。今日の八王子の最低気温は今年最低の13.7℃、最高気温も17.7℃と日中は肌寒い曇り空。午後から時間が空いたので、ママチャリを飛ばして旧甲州街道を小仏までサイクリングしてきました。

小仏集落の一番奥、峠に差しかかる直前に宝珠寺という臨済宗南禅寺派の禅寺があります。境内に入ると本堂へ上る急な崖が迫り、その中腹に都の天然記念物に指定されているカゴノキの古木があります。


東京都教育委員会の説明によると、「宝珠寺本堂左わきの崖上にあり、主幹は枯れてその周囲を枝幹がとりまいて一株をなしている。目通り幹囲は約四メートル、高さは約二三メートル、根もとから一・三メートルのあたりから多くの枝が分岐している。一部の根が約三・一メートル崖下の通路に露出し、樹幹を中心に南北約二二メートル、東西約一七メートルある。カゴノキはコガノキともいい、暖地性常緑樹で雌雄異体。樹勢はきわめて旺盛で、関東地方における大樹である。」

幹が鹿の子模様になることから「鹿子の木」と書いてこの名が付いたそうです。写真では分かりずらいですが、確かに鹿の子模様の木肌が観察できました。



小仏から少し下った民家の庭先に咲く花です。裏高尾でところどころ見かけたのですが、何の花でしょうか?



国際ます釣り場を500mほど下った摺差に、地元では超有名な豆腐屋さん「峰尾豆腐店」があります。最近テレビなどで紹介され、ホームページまで開設されているようです。地元のスーパーでも購入できるのですが、折角通りかかったので、"おからドーナッツ" と "寄せ豆腐" をお土産に買いました。


高尾近辺の甲州街道沿いでは、イチョウ並木が若干黄色に染まり始めています。今年は梅雨明けが早かったせいか、例年よりも色づきが早い印象です。よく見ると銀杏の実が鈴なりに・・・足元にはところどころオレンジの実が落ち始めています。


狭間に戻ると、彼岸花が今が盛りと真っ赤に燃えていました。

夕方には雨も降り出しパッとしない天気でしたが、秋の深まりを感じる一日でした。
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横浜線開業100周年

2008-09-23 15:10:41 | 電車
今日9月23日、横浜線は開業100周年を迎えました。小机駅や相原駅、周辺自治体などで記念イベントが催されていますが、遠出する時間が無いためジョイフルトレイン見学と記念グッズ購入を兼ねて先ほど八王子駅まで出かけてきました。駅構内には懐かしい73系の写真が展示されています。





12時45分過ぎに、485系「やまなみ」が横浜方面から到着しました。横浜線100週年を記念して運転されたジョイフルトレインです。わずか4両編成で全席グリーン指定ですが、お座敷に掘りゴタツと中はゆったりとして、くつろげそうでした。


こちらは同じく今日運転された485系「いろどり」です。はるばる松本からやってきたので、今朝散歩がてら高尾駅近くまで見に行ってきました。


八王子駅の改札近くでは記念グッズが発売され、結構な人だかりでした。


駅構内の売店では明日から横浜線せんべいが販売されるそうです。値段は530円で、えびマヨ味、チーズ味、カレー味、黒胡椒味の4種類。ちょっと期待しています。チャーハンおにぎり、これは便乗かな?


今日のお土産は記念の携帯ストラップ。”限定”という言葉に弱く73系、103系共に衝動買いしちゃいました。下に見えている包装紙は、先週橋本駅のパン屋(サンピエロ橋本店)で衝動買いした「駅弁パン」。これも一日限定20個に釣られてしまいました。中身は下記HPを参照下さい。惣菜パンはまずまずでしたが、パンダパンは私の口には合いませんでした。
  
 参考: http://www.nre.co.jp/news/press/080910nre.pdf

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東京気象観測地点(露場)移転計画

2008-09-21 14:12:16 | 自然
昨日、気象庁のHPを見ていたら、気象庁本庁庁舎の移転に伴う東京の露場の移転先を「北の丸公園」としますという記事が目に留まりました。説明によると、平成25年を目処に現庁舎が大手町から虎ノ門に移転するのに伴い、観測露場の代替地確保が必要となり、検討の結果、皇居周辺北の丸地区への移転が決定したそうです。

 参照 http://www.jma.go.jp/jma/press/0809/18a/rojo080918.html

前身の東京気象台は明治8年に赤坂で観測を開始し、その後皇居内、竹橋へと場所を移し、現在の大手町では1964年から観測を続けているそうです。従って、今回は50年ぶりの移転となり、立地条件の差から統計の連続性が損なわれるという指摘も出ているようです。

現在地から北の丸までの距離は1km程度であり同一地域と考えて問題無さそうですが、地図を見ると新候補地は周囲にビルも無く、都市化の影響がほとんど無い皇居により近くなっています。従ってヒートアイランド現象の影響が変わることが想定されます。例えば最低気温の低下とか。

地球温暖化やヒートアイランドなど気候変動が大きな話題になっています。長期的な気候変化を正しく理解するためにも、観測地点の移転に伴う各種統計データの不連続性を把握することはとても重要と考えます。できれば1~2年間、新旧の露場で観測を平行して進めて欲しいところです。
 
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長福寺の白萩

2008-09-15 16:21:31 | 自然
八王子市川口町に萩で有名なお寺があります。真言宗の「長福寺」は、別名「ハギ寺」とも呼ばれているそうです。来週になると墓参りのお客さんで混み合いそうなので、午前中にふらっと出かけてきました。


境内や、お寺の裏山に広がる萩霊園には白ハギや赤ハギが至るところで植栽され、見事な光景が広がっています。残念ながら赤ハギは終わっていましたが、白ハギが盛りを迎え、観音堂に向う参道に咲き乱れる姿は圧巻でした。


広大な萩霊園では、至るところに白ハギが咲き競っています。


純白の花だけでなく、よく見るとピンクに染まった花も散見されました。種類が違うのでしょうか・・・
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一ヶ月ぶりに平塚新港へ

2008-09-14 22:41:24 | 釣り
3連休の中日。久しぶりに息子と平塚新港まで海釣りに行ってきました。今日は中秋の名月(十四夜)で大潮。夕方に満潮となるため期待したのですが・・・

釣具屋で聞いた通り湾内の魚影は薄く、いつものように東側堤防の先端付近まで行ってしまいました。5時間での釣果はウルメイワシ2匹、小さなキス2匹、コチ、コショウダイ、子鰈各一匹、ヒイラギ多数でした。全て氷詰めにして持ち帰リ、唐揚げとしました。いつもながら酒のつまみに最高ですね。地元の方によると最近さっぱりのようですが、今日は湾内でカワハギが釣れていたそうです。

夕食後はお月見。雲の向こうに見え隠れする名月を眺めながら、団子をほうばりました
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彼岸花開花

2008-09-13 21:33:09 | 自然
今日の八王子の最高気温は31.1℃。残暑厳しい一日でした。そろそろ秋の彼岸をむかえるので、午前中、上川霊園と八王子霊園へ墓の掃除に行ってきました。途中、沿道でチラホラ彼岸花の姿を見かけました。

夕方訪れた南浅川のサイクリングロードでも彼岸花が開花しました。


これは先週9月7日の様子。蕾が赤みを増していました。



そして同じ場所で、今日夕方の様子。真紅の姿が秋の訪れを告げていました。

彼岸花は別名"曼珠沙華"(マンジュシャゲ)とも呼ばれます。「天上の花」という意味で、慶事が起こる前触れには赤い花が天からふってくるという仏教の経典から来ています。暗いイメージの異名も数多く、彼岸の頃に墓地などに群れて咲くことから"死人花"、"墓花"、"幽霊花"などと呼ばれたり、球根に毒が含まれることから"毒花"などとも呼ばれるそうです。

学名は"Lycoris radiata"。リコリスはギリシャ神話の海の女神の名前から採ったもので、花の美しさからきているのでしょう。 韓国では"思想華"(サンチョ)と呼ばれ「葉は花を想い、花は葉を想う」という意味です。これは花と葉を同時に見ることができないことに由来します。彼岸花は花が終わった後から細い葉っぱがたくさん出てきます。来秋再び花を咲かせるために、冬の間に光合成を行って球根に栄養を与えるのでしょう。

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第8回イタリア歌劇団公演「シモン・ボッカネグラ」DVD

2008-09-06 21:21:26 | オペラ
1959年から1976年にわたりNHKが招聘したイタリア歌劇団公演。その最終回(8回)のライブ録画が6月にDVDで発売されました。その中から「シモン・ボッカネグラ」を購入し、夏バテ気味の休日、ゆっくりと楽しみました。

出演者は以下の通りです。

  ■ピエロ・カップッチルリ(バリトン)<シモン・ボッカネグラ>
  ■カーティア・リッチャレルリ(ソプラノ)<マリア/アメリア>
  ■ニコライ・ギャウロフ(バス)<フィエスコ/アンドレア>
  ■ジョルジョ・メリーギ(テノール)<ガブリエレ・アドルノ>
  ■ロレンツォ・サッコマーニ(バリトン)<パオロ・アルビアーニ>

  オリヴィエロ・デ ファブリツィース指揮
  NHK交響楽団/日本プロ合唱団連合
  1976年9月26日 NHKホールでのライブ〔日本初演〕

シモン・ボッカネグラはヴェルディの中では超地味ですが、14世紀の北イタリア、ジェノバを舞台にした貴族と平民の間に繰り広げられる愛と葛藤を描いた人間味溢れるオペラです。タイトルロールのカップッチルリとフィエスコ(後にアンドレア)演じるギャウロフが四つに組んだ迫力ある舞台。歌唱と演技、そして貫禄に圧倒されました。演出はメリハリが無くいま一つですが、男性陣を中心に、溜め息が出るほど素晴らしい声のドラマが、映像を通しても伝わってきます。

貫禄と声量一杯のフィエスコのアリア、そして和解を求めるシモンとの一歩も譲らぬやり取り。ヴェルディのオーケストレーションに支えられた男性陣の声の饗宴にプロローグからノックアウト状態。そして25年後の第1幕。ジェノバの総督シモンが娘のアメーリアと出会い抱きしめる場面では、その歌唱と演技の素晴らしさに涙が溢れ出てきます。第2場の総督宮殿では朗々と響き渡る声量と貫禄が見事。パオロに盛られた毒の影響で次第に衰えていく総督、仇敵フィエスコとの和解、そして最後の死力をふり絞り後継者にアドルノを指名する姿と、すばらしい心理描写と歌唱で英雄の悲劇を見事に演じたタイロルロールに脱帽でした。

そして本オペラの紅一点、アメーリアを歌ったリッチャレルリは当時はまだ30歳。その後の活躍からすると歌唱はいま一つという印象でしたが、シモンとの親子の愛、シモンの政敵アドルノとの愛情を美しい声で歌い上げています・

ところで、主役二人を演じたカップッチルリとギャウロフ共に1929年生まれ、この公演当時は油の乗り切った40歳台後半できっとNHKホールの観客はイタリアオペラの声の饗宴に圧倒されたことでしょう。5年後のミラノスカラ座初来日でも、同じシモン・ボッカネグラを、アッバード指揮、ストレーレル演出で共演しましたが、このときは新聞やテレビでも話題になったのを記憶しています。確かNHKの特殊録画技術で収録された公演がTV放送されたことを覚えていますが(全曲?)、こちらも映像化して欲しいものです。

二人共に50歳代になってからのオペラ公演に私は何度か接したことありますが、貫禄十分、ここぞという時の声量は他の共演者を圧倒していた記憶があります。ギャウロフさんは声が衰えるのは早かったですが晩年まで脇役で歌っていましたね。カップッチルリさんは、藤原歌劇団やヴェローナ野外オペラの来日公演を聴きましたが存在感ありました。決して艶のある声ではありませんが、それを補って余りある卓越した歌唱力、声量、そしてすばらしい演技が私の記憶に残っています。

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