昨日は寒冷前線の通過に伴い南風が入り、水戸で20.9℃と汗ばむ陽気となりました。寒冷前線通過後は冬型の気圧配置となり上空に寒気が入ってきました。今朝は高気圧が南から張り出してきたため太平洋には筋状の雲が発生せず、気象衛星画像を見ても東海上に雲がほとんどありません。このような気象状況の時はダルマ朝日が見えるチャンスです。唯一の懸念点は、気温がそれほど下がっていないことです。笠間では西風が弱まらず、フェーン現象の影響?も重なって朝の気温は7℃近くあります。AMEDASデータを見ると、この高温は栃木県から茨城県の中部にかけての局所的はもので、水戸では3℃近くまで下がっています。海上には冷たい空気が流れ込んでいるものと予想され、蜃気楼現象が発生すると予想。出勤前に車で大洗海岸へ出かけることにしました。
12月になると日の出が遅くなるため、いつもと同じ時間に朝食を終えて出発しても余裕で日の出に間に合います。しかも日の出を見てから勝田駅近くの駐車場に車を停め(1日200円)、いつもと同じ時間に出社可能です。今日は5時30分に友部のアパートを出発、大洗海岸の駐車場には6時5分に到着しました。笠間で7℃近くあった気温は、大洗で2℃まで下がり、海岸沿いの駐車場は3℃。勝田付近は1℃でした。笠間のほうが暖かい今朝のような現象は大変珍しいことです。今朝の最低気温は笠間で5.3℃、水戸で1.8℃でした。
日の出15分前の朝焼けの空。波はとても静かです。雲はほとんどありません。今日は海岸に出て鳥居の前からカメラを構えている人がたくさんいました。鳥居の中から昇る日の出を狙っているのです。一瞬どうしようか迷いましたが、三脚構えたカメラマンの邪魔をしたくないので予定通り堤防の上から日の出を待ちます。
もうすぐ日の出です。海が赤く焼けてきました。
海鳥がやってきて鳥居の端に停まりました。波も静かでダルマ朝日以外変化のない日の出となりそうなので、ダイヤモンド海鳥でも狙おうかと思ったところ、すぐに飛び去ってしまいました。
6時28分。太陽が姿を現します。静かな日の出です。
扇形の太陽が昇ってきました。
最大限にズームします。ここからひたすら太陽の写真が続きます(笑)。すべてJPEGデータです。
縦長になってきました。期待できそう。
1年ぶりに見るダルマ朝日です
くびれが出きてきました
鳥居を入れて1枚。ダルマ朝日から鳥居に向けて延びる光の筋が綺麗です。
再び太陽をズーム
今日のダルマ朝日は理想的なΩ形状です
二つの太陽がちぎれます
太陽がちぎれた瞬間
下側の太陽は海に沈んでいきます
低い姿勢で鳥居の上に乗った太陽をパチリ
鳥居の中に延びる光の筋が綺麗に見えます
満足したので駐車場へ戻ります
海岸に降りて、日の出直後の静かな海を眺めます
水平線から昇る太陽を見たのはほぼ1年ぶりです。今日は雲が全くなく波も穏やか。海鳥は一瞬だけで、漁船の姿もありません。ダルマ朝日の太陽が主役でした。雲が少しあったほうが、雲が浮き上がる蜃気楼現象もみられたりて変化に富むのですが、贅沢な悩みですかね。
ルンルン気分で出社しました。