ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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都知事が連発した「タダ働き」

2006-12-18 16:54:13 | つれづれ日記

 昨日の「スタ☆メン」にご出演の石原都知事は、いつもの強気な

発言は控えめだったような気がします

心に後ろ暗いものがあったのか、単なる歳だったのか・・そこらへんはよく

わかりませんけど

 

 まず「公費の無駄使い」という事についての追及

大阪府知事に比べて倍以上のホテル代なの交通費だの・・・

これについては終始言い訳に徹したような気がします

この方、追及されるとすぐに細かい事を言い出すのよね。

「あの時、あの都市に行ってああしたこうしたのはこういうわけがあったから」と。

一晩中でも、ひとつひとつの外国視察の理由付けを聞かされそう

都知事としてきちんと収支を見る事は出来ないのか」と弁護士さんが

突っ込めば「そんなの無理だよ」と一刀両断

 

 4男をえこひいきする・・公費を使って渡航させた疑惑については

本当に細かいスイスの鼓の公演の絵がどうのこうの・・と・・・

これまた理由付けばかり聞かされてしまいました。

例の「余人をもって代えがたい」の意味。

大急ぎでとんぼ帰りのただ働きをやってくれる人なんて早々いないので

そういう意味の余人をもって代えがたい」だとおっしゃったんですね

そして「ただ働きしてくれる人がいないから」を連発していました。

 でも、そもそも都知事が立ち上げた「東京ワンダーサイト」の

トップは都知事の息がかかった人で、そんな人ならやっぱり「4男」を

推薦するでしょうよ・・・とは都知事自身思わなかったのかしら?

自分をトップにしてくれた人の息子をないがしろにする人はいないって

 

太田光氏はこの点について

都知事にその気はなくても、ムード的にそういう判断を回りがしてしまう

と言いました。

つまり

「都知事をこんな安いホテルに泊まらせることは出来ない」

「都知事にエコノミーなんてとんでもない」

「都知事の息子を持ち上げておけば何かと都合がいい」

と・・・回りが悪いんだと一見言っているようですが、もっと突っ込めば

さすがの都知事も「はだかの王様」になりつつあるんだと言っている様な?

 

びっくりしたのは「バカの壁」の養老氏が都知事を擁護した事ね

彼もまた国家公務員をずっとやってきた経験をふまえて

政界と財界の繋がりなんて(要するにコネクション)沢山ある。都知事の

場合は表に出ただけまし。都知事は都知事をしていなければもっと

稼げた筈なので、これくらいいいじゃないか。都民は石原さんを都知事と

して採用したんだから、それなりの報酬を払うべき」

それなら今すぐ都知事を辞めてくれていいんだよーーてな気持ちに

なってしまいます

 

都知事が息子を優遇するのは、ある程度「ツー」といえば「カー」で

言う事を聞いてくれるからではないかと思います

でもだからって身内を優遇していいとは思わないんですが。

「タダ働き」とはいっても、その後、「都」という後ろ盾が着く事がわかっていたら

いくらでもタダ働きしてくれる芸術家はいるのでは

 

バブル全盛期であればまだしも、庶民が「ワーキングプア」に陥って

どうにも抜け出せずにいるような時代背景の中で、どのような理想や

構想があっても、公費は倹約しなければならないし、身内を優遇する様な

事は避けなければならないはずです。

 

そういう意味では、この石原都知事は、石原真理子と同様に

「バブルな80年代」を引きずっているのかもしれませんね。

 

コメント (4)
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