ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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岸田今日子さん死去

2006-12-20 17:54:31 | ドラマ・ワイドショー

 また一人、偉大なる女優さんが逝ってしまいました。

  岸田今日子さん死去 

大好きな女優さんでした

といっても、代表作といわれる「砂の女」をみていないので、エセファンと

言われてもしょうがないのかもしれませんが・・・

やっぱり「ムーミン」の声のインパクトは大きかったのではないかと思います。

私はむしろ「大奥」の方なんですよね。

1968年版「大奥」では怨霊の役だったんですけど、その雰囲気の

すごかったこと。最終回の恐ろしさは今でも覚えています。

それから2回目の「大奥」(1983年)では

思えば大奥とは・・」ってナレーションでしたけど

最終回にはご出演されて、これまたインパクトのあるご祐筆でした。 

赤い運命」にもでてらした?

奥様は魔女」では米倉涼子のお母さん魔女でしたよねーー

すっごく好きでした。

それから「動物のお医者さん」のおばあさん・・・これまた面白かったなあ。

あいのうた」ではお医者さんでしたけど、静かな演技の中に光るものが

ありました。

岸田さんといえば「犬神家の一族」のような、ちょっとキワモノの印象が

あったと思います。

 

 脳腫瘍だったんですね。76歳

お若く見えたからそんなお歳とも思っていませんでした。

だって・・・吉行和子さん達と楽しそうにおしゃべりしていたではないですか?

そんな映像を見たのもつい最近のことと思っていましたのに。

ご冥福をお祈りします。

 

コメント (2)
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宝塚コラム・・責められているのは歌劇団です

2006-12-20 16:37:04 | 宝塚コラム

 まさか、週刊新潮に宝塚の記事が載るなんて・・・

いつぞやの宙組組長退団劇以来ではと思うのですが

ショックでした。タイトルが。

 「悲しき宝塚宙組トップ本公演たった1回で肩たたき

宙組新トップスター、貴城けいがお披露目と同時にさよならするという

お話です。

 はたして本当にそうなのか・・・・ その通りだから悔しいっ

最も優しい宝塚ファンの間では「1作退団」とは言わずに「博多座」も含めて

1作半退団」と言っているようです

それでも本公演が1つに違いなく、さらに言うなら柄違いの再演物という事で

貴城ファンは泣くに泣けない、どこに怒りと悲しみをぶつけたらいいのか

全くわからない状態なのです

 

宝塚のスターがトップに上り詰めるには、ファンの奉仕精神があってこそ。

どんな真冬の寒い時でも真夏のうだるような暑さの中でも、チケットをさばき、

お茶会に通い、グッズを買い込み、差し入れをして

入り待ち出待ちをして耐えた日々・・それがトップ就任で「報われる」と

思った瞬間、退団なのだから あまりにひどい状況です。

 

この新潮の記事によると、貴城が退団せざるを得なかった背景として

表向きには

実力があっても人気が今ひとつだったり、次にスター予備軍がいると

活性化を図ることがある。宙組では和央&花總の長期政権のあと、

貴城を挟んで、その次には天海祐希以来の大物を呼ばれる大和悠河

控えているので運がなかったのでしょう」

と書かれています

まあ・・それは当たっている部分もあるというか。

大和が天海以来のスターかどうかは別として(比べられていいスターじゃ

ないと思いますけど)

月組時代から御曹司として大切にされてきたのは事実。でもそれをいうなら

貴城だって雪の御曹司として抜擢され続けて来た筈なんです

ただ、確かに貴城けいの78期は、一期上の77期と、震災直後の81期の

間に挟まれて、かなり損をして来たのは事実です

 

だからって・・・大和が貴城の上を行くという発想が私には出来ないんだけど。

人気は別として、今宝塚に必要なのは人気先行スターよりも、

きちんと脚本を解釈して名作へ持っていける実力派スターなのだと思うので。

 

でも、この退団劇の裏事情として

小林公一VS植田紳爾」の内部抗争に巻き込まれた結果と書いてあるのは

興味深いです

小林公一とは現理事長で、創設者の小林一三のひ孫になるんですかね。

植田前理事長はあの有名な「ベルサイユのばら」を作った演出家です。

現理事長と前理事長が対立していた・・(いる?)なんて話、知らなかったです

 

だって、前理事長だって匠ひびき絵麻緒ゆうを1作退団させ、

悪政「新専科制度」を作った・・宝塚ファンにとっては

ファンに宝塚離れを起こさせた張本人」と見られています。

スターに優しかった歌劇団を「金権主義」に陥らせ、その結果数々の

「退団」という悲劇を生んで、ファンを宝塚から離していった人です。

その余波が今の本拠地の観客動員数の伸び悩みに繋がっているはず。

 

そして小林理事長はどうかというと・・・申し訳ないがこれまた前会長

小林公平氏と親子二代で「劇団を私物化」しているんではないかと

思われる人で・・・・

(公平氏の自画自賛の「花の道より」だのプロでもないのに舞台製作に

原案をいれたりするやり方はよくないと思います)

現理事長になってからは、組育ちのスターを他の組に落下傘トップさせたり

意味のない組替えをしたり、再演ばかりして食い繋ごうとしたり・・・

ファンのニーズを全く無視した上層部主導の悪政が続いています

 

2代の理事長による、この「宝塚ファン無視の人気先行主義」は

そのままスターそのものの財力に頼る結果となり、結局は、後ろ盾のない

スターはあっさり退団していくしかなく・・・

(花總まりの12年という在位の理由は何だったのか聞きたくなるよね)

 

要するにさまざまな要因の犠牲になったのが、今回の貴城けいです。

どうせ1作退団なら育った雪組でさよならさせてあげたかったけど、

絵麻緒ゆうに続いて二人も1作退団させたら外聞が悪いとでも思ったのか

突如としての宙組への落下傘トップ、そして相手役はこれまた

繋がりなしの紫城るい・・という結果になりました。

(雪で1作退団したら間に挟まった朝海が悪者になってしまうから?

また雪は先に高嶺ふぶきの2作退団もやってますので・・・・)

 

要するに雑誌で責められているのは「歌劇団」であって貴城けいじゃ

ありませんよ

貴城は退団記者会見の時に黒い衣装を着ていたそうで、その時に

公一氏に「なんでそんな黒いのを着てるの?」と聞かれて

私のお葬式ですから」と答えたそうです

(どこの世界に1作退団したいトップがいるんですか?この公一氏の台詞が

ほんとなら・・・あまりにも考えなしのおぼっちゃんだよっ

また、大劇場千秋楽のさよならショーでは「蛍の光」を歌ったそうで・・・・

そういう骨のある、立派なスターだったんですよ。

 

前回・・2002年の匠ひびき・絵麻緒ゆうの1作退団は、

連動して組子の大量退団に繋がり、流せない程の涙と

切り刻まれるような痛みを宝塚ファンに与えました

(オーバーじゃないですよ。本当にファン辞めた人が多かったと思うもん)

今また同じような事をやって、一方で「人気者」スターをトップにしても

観客動員が伸びなければ明日はわが身の恐ろしさ

いつになったらスターが動員よりも作品の完成度に拘る事が出来る時代に

戻ることが出来るのかしら?

そして、いつになったら宝塚にはまともな座付作家が登場するのか・・

動員の悪さ、人気の陰りは全て「脚本・演出」を担当する座付き作家の

責任、ひいては企画を立てる歌劇団の責任であることに少しも早く

気づいて欲しいです。

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