ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

週刊誌を鵜呑みにするわけじゃないけど2

2009-11-14 23:09:49 | 宝塚コラム

 週刊誌が問題にしていること。

 音楽学校に教員免許を持つ教員が常駐していない。

 事務職員が経営を行っている。

 ゆえに裁判所も学校側の教育的配慮が欠けている

 神戸地裁 → 退学処分を正当化する為に同期生やその父兄、

  講師らの意向を上げることは指導監督責任の転嫁である。

 

 宝塚音楽学校は各種学校に位置づけられ、学歴はその前の中学

  か高校で終わってしまいます。副校長も元ジェンヌ、教師も元ジェンヌさん

  がいますよね。

 2年制で予科と本科に分かれます。よくテレビで流れる清掃風景は

  予科生がやってます。掃除の区域もこまごま決まってるし、一人の予科生に

  一人の本科生が指導に付くシステムじゃなかったかな?

  他にも「何で?」と思うような暗黙の了解の「決まり」が存在します。

  (いわゆる「伝統」って奴です)

  去年から本科生の「指導」は廃止になったとか聞きますけど?

 音楽学校に入学する為の受験スクールも多々存在します。

  宝塚市にある「宝塚子供アテネ」がその代表格でしょうけど、昔、大劇場

  に行った時、丁度アテネの生徒達の登校風景に出くわしましたが

  全員茶色のクラシカルな制服にひっつめ髪、外車の運転はパパ。

  ママは膨大な荷物を持って娘の後ろを歩いていくという姿に絶句した

  記憶があります なんていうか・・・関東じゃ考えられないセレブぶりって

  いうか?世界が違う?いや・・生きている階級が違うって。

 それからOGが経営する受験スクールがあって、そこから推薦を

  受けて受験するという方法もあるそうで・・・・

  何割かは「出来レース」なんでしょうね?

 

 さて、件のA子さんは岩手県盛岡出身。盛岡の進学高から

  受かったらしいです。観劇歴は半年?よっぽど優秀だったんでしょう

  岩手県からは史上2人目で地元マスコミに取り上げられたらしいです。

 つまり・・・・東北の受験スクール出身でない、非常に毛色の変わった

  人であったことは確かでしょう?

  今まで何人か東北出身のトップさん(ほとんどは仙台だけど)を見て

  いますが、みんな最初は関西の空気や言葉や習慣に戸惑うみたいです。

   「歌劇」等の大衆演劇文化が根付いている関西に比べると

  東北は価値観が真逆だったりしますし、一つ一つについて

  「何でそこまでしなくちゃいけないの?」的な発想は出て来るんじゃ

  ないかなあ

 「そういうものなんだ」と悟るまでが大変っていうかね。

 

 さて、事実確認・・・これは本当に裁判が終わって結果が出ないと

  あれこれいう権利はないと思うんですが・・・

  「いじめ」自体は宝塚の伝統として多々あったと聞きます。

  例えば、衣装をズタズタにされた生徒がレオタードで踊ったとかーー

  ファンからのいやがらせも普通にあるらしいし、新調にもその昔

  黒木瞳が大地真央ファンからいじめられた話などがありました。

  でも・・・いわゆる「ファン」だったり「上級生」だったり外側の敵に対して

  同期が力を合わせて向っていくというのが今まで。

  でも、今回は「同期生」が敵になってしまった・・・・・

  (ネット情報によると理事長の親戚がいじめの首謀者?)

 

 OGの法要に参列 → 原爆で亡くなった地元OG園井恵子さんの法要。

                 取材した地元テレビ局には責任なし?

 万引き → 防犯カメラを確認したのかしなかったのか?

 「窃盗」疑惑はどうやって証明を?

 裁判所は「生徒の行為は退学にする程のことではないので復学

  させなさい」と言ってるらしい。でも学校は認めない。なぜ?

 学校側のいう「清く正しく美しく」処分した・・・って意味不明。

  さらに「いじめの問題が原因じゃない」っていうのも意味不明。

 

 これって「本人がやったかやらなかったかは問題ではなく

  そういう目で見られている事自体が校風にそぐわない」と言って

  いるようなもの?

  階級意識の強い集団の論理なのかな?

  「とにかくあなたはうちのグループには合わないのよっ

  言ってる事が正しいとか正しくないとかいうんじゃなくて、住んでる

  世界が違いすぎたの。あなたは宇宙人だったの」って・・・

  これ・・・経験あるんですけど、かなり辛いですよね

 

  ファンクラブなどに関わったりしても時々いやという程感じる

   「排他性」「価値観の差」だなあと。それが音楽学校時代から

   始まっているということですよね。

   まあ、言い方を変えれば「身内意識」とでもいうんでしょうか?それが

   長い間、宝塚ファンを団結させて来た源でもあると思うのですが。

 

 でも・・・東北出身の私としては、これからもどんどん仙台以外の

  東北六県から沢山のジェンヌさんやトップさんが出て欲しいと思うし

  もっともっと地元に凱旋公演をしてくれれば嬉しいと思います

  だけど・・・やたら生真面目で階級差がない土地で育った純朴な

  乙女にとってはどんなに才能があっても、音楽学校の壁は高く

  なるばかりなのかも。今後、関東以北からの受験生が減ったり

  合格率が低くなったりしたら悲しいです

 

 もうちょっと音楽学校が柔和になれないものでしょうか?

  たった40人程の生徒しかいないんだもの。もうちょっときめ細かく

  一人ひとりの生徒を見てあげて欲しいです。

  (小林一三先生が生きていたらどんなに嘆いたことか。子孫の代に

  なってこんなに頑なな劇団になろうとは。

  一三先生は東宝を蹴って松竹へ言った轟夕起子さんにだって

  「帰っておいで」ってメッセージを発したくらいなのに) 

  

 

コメント (4)
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週刊誌を鵜呑みにするわけじゃないけど1

2009-11-14 09:31:40 | 宝塚コラム

 オバマ大統領、あっという間に来日して風のように去って

行きましたーー昨日は電車とか高速とか大変だったとか・・・

ご苦労様でした。

 

 さて・・以前にも書いた「音楽学校提訴」についてですが。

ネット上では毎日「原告側」「学校側」に分かれてどっちが正しいだの

って言い合いしているみたいです。

本当の事は裁判が結審するまではわかりませんけど。

とりあえず入手した週刊新潮に書かれていることをちょっと・・・・

 

 去年の4月に音楽学校に入学したA子さんは、40人の同期生を

   代表する「委員」の一人と寮で同室に。

 予科生は毎晩、委員の部屋で「話し合い」と称する反省会を行って

   おり、同級生が泊りがけで話し合うこともしばしば。

   その為、A子さんは十分な睡眠がとれず、他の部屋に行く事が多くなる。

 去年の6月中旬、A子さんが部屋に戻ると身に覚えのないダンボール

   箱一杯分もの「盗難品」が並べられていた。

   その事をきっかけに一人部屋に移され、

   「見回り」と称する生徒が勝手に部屋に出入りする。

 8月下旬、故郷のOGの法要に出席した際、地元テレビ局の取材を

  受けた。それがネットで流れ、見た同期生が学校に通報。

  反省文を提出するも「実家に帰って出て来るな」

  「むかつく」などの罵詈雑言を浴びせられる。

 同じ頃、些細なミスを理由に洗濯機の使用禁止

 9月13日、予科の部屋でスプレーを使っていたが、それがカバンの

  中に落ちたのを見られて「盗難」と騒がれ、「ナイフやライターを大量に

  持っている」と告発されて所持品検査を受ける。

 9月17日、コンビニで万引きしたと告発され、学校側はこの訴えを

  取り上げた。「防犯カメラを見てください」というA子さんの主張を無視。

  副校長は

  本当にやってないなら(弁明を)いえるんじゃないの」と責める。

 10月12日、大劇場入り口で中身が入ってない財布を拾い、

  持ち帰った。これを学校側は「隣の観客から窃取した」とした。

 メーリングリストからの排除、「死ねばいいのに」などと言われる。

 9月下旬、修学旅行にいけなかった。

 10月20日の放課後、ロッカー前で携帯を拾う。メーリングリスト

  見たさに開いてしまう。それを返す前に部屋に捜索に入られた。

 11月8日、「自宅待機」を通告されて伊丹空港から着の身着のままで

  帰される。

 学校は自主退学を勧めるが、A子さんの親が承知しないと

  「退学処分」に。

 1月6日、神戸地裁は「生徒としての地位確認」を求めるA子さんの

  申し立てを認める仮処分決定を行った。

 学校側は17日付けで再び退学処分決定。

 神戸地裁は授業を受けさせるようにとの処分決定を下す。

 学校側は保全異議申し立てを行うも2度棄却。

 2月7日、A子さんは事前通告の上で母親と登校。しかし、職員と

  弁護士が「登校を拒否する」と大声を上げた。

 

それに対して、音楽学校のコメントは

「先般マスコミで報道されました当校元生徒からの提訴につきましては、

皆さまに大変ご心配をおかけしております。

 
11月11日現在で、まだ裁判所から訴状は届いておりませんが、

相手方弁護士から当校に訴状が直接FAXにて送付されましたので、

以下のとおり当校のコメントを発表いたします。

当校は、事実に基づき、基本理念である「清く正しく美しく」の

校訓に従って処分を実施いたしました。

一部で報道されているような捏造の事実はございません。

当校の正当性は、裁判の場で主張してまいります。


なお、本件は原告が主張されているようないじめの問題ではございません。

また、処分の詳細につきましては、個人のプライバシーに関する

事項でございますので、具体的なコメントは差し控えさせて頂きます」

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