ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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劇場版 「相棒」Ⅱ

2010-12-24 15:03:01 | ドラマ・ワイドショー

 昨日、我が家のジュニア君と姫ちゃんは星組の「愛と青春の旅立ち」を見て

来ました  ジュニア君は事前に映画を見て予習・・・それなりに面白かった・・らしい。

姫の方は・・・壊れて帰って来ました 

何でもフォーリー軍曹の「マヨネーズ」にひどくウケちゃって、帰って来てからもその

真似ばかり そうそう、ベニーの「僕だって壁を越えられる」ってのもツボに

ハマったようで、延々と繰り返しておりました

ショーは「違和感ばっかりつまんなかった」で終わってしまった

 

 二人で楽しんで来たので夜は私とダディにご褒美

昨日は「相棒Ⅱ」の初日で私が「見たい」と駄々をこねたらジュニアが

「ダディと一緒に行って来れば?」

という事で、何年ぶりかで一緒に映画館へ行ったのでした

少し、ロマンチックを期待してたのに全然

 

 劇場版 「相棒Ⅱ」 

ネタバレありなので・・・

 

 ドラマと直結

前日の水曜日に放送された「相棒」の続きなんですね。これって

神戸君が大河内さんに誘われて行っちゃった。その後

ああいう終わり方をされたらやっぱり続きが見たくなるじゃない?

という事で見に行くなんて、完璧にテレビ局にしてやられているとは思うんですが。

 

事の発端は7年前に警察官が殉死した事件

その時、運よく助かったけど辞職した元刑事が警視庁の幹部会議に篭城して

警視総監以下12人を人質に。

でも何の要求も出さないまま、強行突入されて死んじゃった・・・・

問題はこの犯人を殺したのは誰?そしてそれは正当防衛なの?という所から

入るのですが、話はそんな単純な事件じゃなくて

 警察庁VS警視庁のライバル争い

 公安の立場向上にかける思い

これが絡んで男同士、キャリア同士のドロドロ劇に

女同士のドロドロ事件っていうのもざわーーっとしますが、男同士の・・特に

いい歳したおじさん、おじいさん達の駆け引きだの「お友達ごっこ」は正視に絶えず。

つくづくキャリアにならなくてよかったーーって言うか元々そんな才能はないけど

ご優秀な方は霞ヶ関で毎日こんな心理戦をやっているのかと思うと身が持たないわ。

 

 被害者は真面目な警察官

今回あらわになるのは小野田官房長の「警察庁を警察省に格上げしてより

警察内部に睨みを利かせて不正を暴いてやる」という事。

この「正義」については、ドラマの中で幾度となく小野田VS右京で戦って来ましたね。

最終目的の為には多少道が外れたり大目に見る事があっても仕方ないと考える

小野田官房長。

対して右京さんは「どんな些細な事件でも犯罪は犯罪」と切り捨てる

そのあまりにも融通の利かない厳格さに小野田さんは

いつかお前の身を滅ぼす」と言ってましたが、今回はモロその戦いを見た気が

します

しかも、両者の後ろに警視総監や警察庁長官の権力争いが絡んで来るので

問題は大きくなるばかり。そしてレベルアップしていくばかり

そんな大きな事に特命係の二人が二人だけで挑むというのがかなり無謀

いくら米沢君達のような協力者がいても、太刀打ちできる相手ではない。

結局、被害者は「正義」を信じてまっすぐに頑張った警察官だったという話

 

 小野田官房長ーーーーーー

 

という事で、今回で小野田官房長とはサヨナラ・・・・

私、小野田さんと右京さんの会話って好きだったんですよねーー

二人で日比谷公園で朝食をとりながらとか、回転寿司で食べながら・・とか

そういう中で気があってるんだか反目しているんだかわからないぎりぎりの会話

小野田さんの「・・・じゃない」って言い方が好きで。

なので今後、この二人の絶妙な会話が聞けないと思うと悲しいです

とはいえ、岸辺一徳さん、かなり体調を崩していらっしゃる?

アップになると目がふさがっちゃう程顔がむくんでて、心配です。

年上の宇津井健さんの方が若々しいんだもん

 

 そしてお話は続くのです・・・・

 

今回はお話に結末がない

ええっ?これで終わり?えーーー とはいえ、多分これは今後の相棒の軸に

なっていくというか、小野田官房長がいなくなって右京さんの敵は警視庁や警察庁

そのものになっていくのかなーーっと

エピソードの全てが「何となく実際にありそうな話」なので余計に国民としては

ぞぞっとするというか、官僚って、権力がある人ってここまでやるか  みたいな

絶望感が漂います。

まるで「ヤマト」の白色彗星のように。ここまで来たら強行突破して・・でも、壊れない

組織。それが今の警察組織なんですね

 

公安といえば岡崎トミ子さんですよねーー

確かにテロの危険性が少ないとされる日本において公安の存在って

そんなに大きなものじゃないのかも。

ゆえに自作自演してまで存在意義を高めようというのはあまりにも身勝手で。

でも、今の公安っていうか警察ならそれらを簡単にやりそうじゃない?

 

海上保安庁の流出事件だって、あの一色保安官は特攻したのに、無残に打ち砕かれ

てしまった・・・という感じですし。

その昔、ご自身がとんでもない左翼系の岡崎トミ子さんに公安を任せていいのか?

と、映画が進むにつれて考えるようになりました。

 

 江波杏子さんの存在感

 

今回、主役クラスは別としての俳優さん達を語るなら。

小西真奈美・・・・二人の警察官に真摯に愛された役で。唇のグロスが際立って

           ました。警視庁の「鎮魂の碑」の所でピストルを撃とうとする場面は

           秀逸。

小沢征悦・・・今回はハードなアクションで頑張ってましたし、台詞よりも表情で

        表現する所が多く、非常に端正な顔立ちになっていました。

 

葛山信吾・・・正義感に満ちた警察官であっという間に死んでしまうんですけど

        二枚目ぶりが際立ち、むさ苦しい方が多いこの映画の中では

        清涼感が漂っててよかったわ。

 

江波杏子・・・出番は1場面なのに、何?この存在感。めちゃくっこいい

         脳裏に印象づけられる方でした。

 

全体的に質が高い映画でした。正直、前回の映画はあまりいいとはいえなくて

限界かなと思ったんですが、今シーズンは軒並み20%以上の視聴率を取る

だけあって今までとはレベルが違う上質感

それがそのまま映画になだれ込んだという事でしょうか?

脚本を担当した戸田山&輿水両氏に拍手

あ・・ちなみに「相棒」のパンフレットはまるで「アエラ」のようで面白いです

 

映画を見た後、録画していた「徹子の部屋」見て爆笑

ゲストは杉下右京さん 神戸尊さん」って出てて。最初にお芝居してくれたのが

最高に楽しかったです

ミッチーは最近「神戸君」と呼ばれるようですが、私もついつい「神戸君」と呼んで

しまいます。それから関西のおばさんには「相棒ちゃん」と呼ばれているようです。

また、右京さんと神戸君が道を歩いていると本物の警察官に敬礼されるとか。

その気持ち、わかるーー

 

 

 

 

 

 

コメント
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