夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

東海林のり子さん、70代より元気になった理由は「思い込み力」、76歳の私は、多々教示されて・・。

2021-05-30 15:12:43 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. (アエラドット) 】を見ている中、
『 東海林のり子 70代より元気になった理由は「思い込み力」?
 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。




こうした中、私は70代を過ぎた頃より、体力の衰えを感じたり、
ときには物忘れもあり、独り微苦笑する時もある。

そして日本人の健康寿命は、男性なら約72歳、
女性なら約75歳と学びながら、
平均的には最後の約10年を、
支援や介護を受けて、やがてこの世とお別れになる、

多くの書物から学んだりしてきた・・。

そして出来うれば、最後の10年も人の助けを借りずに
健康に暮らしたいと念願したりしている。


こうした深情秘めてきた私は、
今回の《・・70代より元気になった理由は「思い込み力」?・・》、
真摯に学びたく、記事を精読してしまった。

この記事は、『週刊朝日』の2021年5月28日号より抜粋され、

 関連の【 AERA dot. (アエラドット) 】に於いて、5月24日に連載され、
無断であるが、記事の大半を転載させて頂く。



《・・(略)・・
「現場のショウジです」のフレーズでおなじみ、
リポーターの東海林のり子さんはまもなく87歳になる。

https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2021052000051_1
東海林のり子さん (本人提供)

「良かった。今の私にインタビューしてくれて」
取材を申し込んだ記者に、東海林さんは言った。


70代のほうが、今よりずっと元気がなかったからだという。

分岐点は、ちょうど75歳ごろ。


仕事が生きがいで、頼まれれば全国どこへでも飛んでいくつもりなのに、
年のせいか、次第に声がかからなくなった。

自分はもう求められていないのか。
何とかしなきゃ。はじめは寂しさや焦りばかりが募った。
「そのころはまだ、自分流の生き方というのが、見えてなかったのね」

だが余裕ができた分、大好きなライブに足繁く通ったり、

若い友達と会ったり、充実したひとときを過ごすうちに、
元気を取り戻していった。



かつて取材で出会った作家、宇野千代さんとの思い出が忘れられない。

当時すでに90代。

なのに、赤ん坊のようにきれいな肌をしていた。

「お肌キレイですね」と声をかけると、
宇野さんは「あらありがとう、私ね、死なないような気がするの」と答えたという。

「そのたたずまいが、何とも印象的で。

お年を召されても、可愛くて、生命力にあふれてて。

結局はお亡くなりになったけど、先生の言葉がいつも頭にある。
だから私も、死なない気がするの。
思い込みなんだけど、思い込みって、力あるのよ」



元気とはいえ、年相応に、月に1度は転ぶ。

だが骨折でもしない限り、病院には行かない。

自分は元気だ。治るんだ。
自然の治癒力を信じ、思い込む。
この「思い込み力」こそが東海林さんの活力源だという。

入浴時、タニタの体組成計に乗ると、

体内年齢が「71歳」と表示される。

それを見て、思い込む。
<あ、私若い。元気だ>



呼び出されれば、すぐ現場へ駆けつけた長年の習慣から、
今も毎朝、化粧をする。

年を重ねるにつれ、顔に刻まれた皺は確実に増えている。
こればかりは仕方ない。

化粧をしないと、「こんなしわくちゃばあさん、やだな」と自分でも思う。
でも「化粧するとごまかせるのよね」。


ファンデーションやマニキュアを塗り、赤い紅をひく。
そして<まだいける>と思い込む。



3年前、60年近く連れ添った夫を見送り、今は一人暮らし。


同じく「おひとりさま」で、夫婦問題研究家の岡野あつこさんとネット配信番組で共演し、
本も一緒に出した。

今の仕事は、ラジオ1本。
キャリアをスタートさせたのもラジオ局からで、原点に戻った気がしている。

コロナ禍で自粛生活が長くなり、

空を見上げ、星をながめることが増えた。

何10年も生きてきて、星や月や太陽に興味を持ったことなんて、
それまで一度もなかった。

年を重ねるとは、坂道を転げ落ちるようなものかと思っていたら、

そうでもなかった。
むしろ、ますます元気になっているようにさえ感じる。



人生って、おもしろい。

「年を重ねるごとに人生わかっちゃった、みたいな生き方じゃないの。
わかんないこといっぱいあるから元気なのよ」

 (略)              本誌・大崎百紀・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 



私は今回の東海林のり子さんは、無念ながら未知の御方であるが、
発露された思い、信念に瞬時に魅了され、素敵な女性の御方と感じ深めたりした・・。

特に《・・思い込みなんだけど、思い込みって、力あるのよ・・》、

或いは《・・年を重ねるごとに人生わかっちゃった、みたいな生き方じゃないの。
わかんないこといっぱいあるから元気なのよ・・》




私は年金生活を過ごす中で、もとより健康でなければ、
自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
殆ど毎日のように、自宅の3キロ範囲にある遊歩道、小公園、住宅街の小道を歩いたりしている。

 
こうした中で、私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、
恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。




或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行は私たち夫婦の共通趣味のひとつで、幾たびか遊学を重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、話しかけて談笑したりしている。
                          
こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。



しかしながら、コロナの烈風に伴い不要不出の中、
大幅に変更が余儀なくされて、戸惑いながら過ごしているのが実態であるが、

いつの日にか夜明けとなり、まばゆい朝の陽射しが到来する・・
と念願したりしている。
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