計画通りに物事が運べば誰だって気分が明るくなるだろう。だが世の中は、そう甘くは出来ていない。^^ 計画通りに運ばなかったり、最悪の場合には計画倒れとなってしまうことだってある。そうなればテンションは下がり、気分は当然、暗くなるに違いない。では、計画が思い通りに運び、明るい気分になれるか? あるいは運ばなくなり、暗くなるか? の明暗はどの辺にあるのだろう? この年末のクソ忙(いそが)しい最中に考えてみるのも面白い。むろん、なにしてるのっ! 掃除をしなさいっ、掃除をっ!! と、誰かさんに怒られても私は責任を持てないからその積りで…。^^ 今日はそんな危険に満ちたお話である。^^
とある年の歳末である。一人の男がア~でもないコ~でもない…と、暗い気分で思い悩んでいる。
『いやいや、アレはクリスマス・イブまでにしておいた方がいいだろう…。いや、待てよっ! それならナニはいつやるんだっ! やはり先にナニか? いやいやいや! そんなことは、あと回しか…。アレもコレもソチラのあとだな…』
そして数日が経ち、計画が纏(まと)まらないまま深夜となり、静かに除夜の鐘が鳴り始めたのである。明るく描いた計画も、ついに何一つ運ばないまま、年は静かに明けていった。
計画を思い通りに運び、明るい気分になるには、余り深く考えずに実践(じっせん)していく方がいい・・というお話である。^^
完