生物見遊散歩

「生物」を「見」て「遊」ぶ「散歩」を「(生)物見遊散(歩)」と呼んで、「自然観察」を楽しんで行こう。

夢洲の埋立地を視察

2019年05月14日 | 観察会
夢洲は大阪市の埋立地です。

第1区~第4区に区分されていてます。

第1区は廃棄物の処分、第2、3区は建設残土や浚渫土砂の処分が行われています。

第4区は埠頭エリアで、既に活用されています。



今回、この第1、2、3区を視察する機会がありました。

夢洲が、大阪万博やIRで開発される予定がある事から、現状を見ておこうと言うものです。


この写真で、上は道路から西側の第3区を眺めたものです。

IRの予定地です。

下は埋立現場に入ってから、第3区と第2区の境界辺りから南側の第2区を眺めたものです。

大阪万博の予定地です。



次の写真は、上が第3区を南から北側に眺めたもので、下が同じく第3区を西から東側に眺めたものです。

埋立は終わっている様ですが、窪地が出来て雨水が貯まって淡水池が出来ています。

ここは、IRの予定地です。



更に、次の写真は、第3区と第2区の境界辺りから南側の第2区を近づいて眺めたものです。



これは、第1区です。

埋立が終わった場所には、太陽光パネルが設置させており、「大阪ひかりの森」と記されています。

また、丘が設えてあり、「日時計の丘」となっています。




大阪府が作成した「大阪の生物多様性ホットスポット」の中には、夢洲は隣の咲洲にある大阪南港野鳥園と共に生物多様性ホットスポットとして記述があります。

チュウヒやハイイロチュウヒが夢洲と野鳥園を行き来しており、コアジサシやベニアジサシの繁殖も見られるとされています。

第3区の淡水池は、大阪南港野鳥園の様に活用されないのでしょうか。


第3区の淡水池です。

葦が生えているのは、植栽されているのでしょうか。





この日もコアジサシを確認しました。





淡水池に見られた鳥たちです。





埋立地で見かけた虫たちです。





第1区の北側の池です。



この池には、カメが顔を覗かせていました。



ケーブルにとまっていたキジバトです。



これは、第2区の埋立中の海面に見られた鳥たちです。



大阪万博の開催決定(BIE登録)までに、こうした生物多様性への配慮が検討されるべきと考えます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新金岡町辺りの緑道 | トップ | 南港野鳥園 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観察会」カテゴリの最新記事