地球人類のアセンションを支援するために、プレアデスから来たという宇宙人HaLu(ハル)との交流記録です。この交流記録はユーチューブ動画から転載したものです。
今回は「プレアデス撤退の噂について」「波動に隠された真実」「未知の素粒子と魂の正体」「光と闇のチャネリング」「エピローグ~夢で逢いましょう」について、お伝えします。
宇宙人HaLu(ハル)さんは日本の都(京都)の貴族に生まれた前世があります。
和歌を詠み、詩をつくり、風流に暮らす生活をしていたとのことです(ハルさんは赤字で記載)。
質問者は日本人男性です(青字で記載)。
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―「プレアデス撤退の噂について」―
・ハルさん、こんばんは。今、少しお時間大丈夫ですか。
・はい、大丈夫ですよ。
・相変わらずの即レスですね。まるでPCの前で待機してたかのような。
・たまたまです。それより今夜はどうされましたか。
・実は少し気になることがありまして、ハルさんに聞いてみようと思ったんです。
・何でも聞いてもらって大丈夫ですよ。
・ありがとうございます。実はチャネリングについてなんですが、世の中にはチャネラーや霊能者といった人が数多く存在していますよね。
・ええ、たくさんいらっしゃいますね。特にここ数年はネットやSNSの普及も手伝って、そういった方々がかなり増えているんじゃないでしょうか。
・ですよね。そこで単刀直入にお聞きしますが、そのチャネラーや霊能者といった方々は本当に高次元の存在とつがっていて、そして私たちに正しいメッセージを伝えてくれているのでしょうか。
・そうですね。私の印象ではありますが、いわゆる霊界や宇宙にいる高次元の存在と実際に繋がっているという人は半分にも満たんじゃないでしょうか。
・なるほど、半分未満ですか。正直もっと少ないと思ってたんですが、でもハルさんにしては珍しく範囲の広い回答ですね。
・あなたは昔から妙に鋭いところがありますね。確かに高次元と繋がっている全ての人が正しくメッセージを受け取っているとは限りません。
・どういうことでしょうか。
・実はどんなに優秀なチャネラーであっても、あるいは熟練の霊能者であっても高次元からのメッセージを100%の精度で受け取ることはできないんです。これは能力の話をしているのではありません。チャネリングの仕組み上、そうなっているということです。
・チャネリングというのはそんなに複雑な仕組みなんですか。
・そうですね、少なくともあなた方が想像しているよりかなり複雑だと思います。そしてその複雑さによる影響に加えて、個人の能力も関係してきますので、実際のチャネリングでは例え高次元の存在とつがっていたとしても、曖昧で具体性にかけていたり、あるいは一貫性がなく矛盾が多かったり、そんなメッセージを受け取ってしまうチャネラーや霊能者も少なくありません。それを考えると本当の意味で信頼できるチャネラーや霊能者はさらに少ないでしょうから気をつけないといけませんね。
・半数に満たない中のさらに一握りといった感じなんですね。でも残りの半分の人たち、つまりそもそも高次元の存在とつがっていない方々は、なぜチャネラーや霊能者としての活動をしているのでしょう。
・あまり言いたくないことですが、その答えも容易に想像できます。つまりビジネス目的か低級霊の影響もしくはその両方という可能性が考えられます。
・ビジネス目的というのはなんとなく分かりますが、低級霊に影響されているというのは怖いですね。
・特に厄介なのは本人が高次元の存在とつがっていると思い込んでいるケースです。この場合はその人に反論しても説得してもなかなか受け入れられことはありません。逆にこちら側が悪霊に取り憑かれていると反論してくる人もいます。なので、そういった場合には霊界側からの対処が必要になることが多いんですよ。
・まるで洗脳されているようですね。
・それに近い状態です。
・なるほどです。
・ところで本来であれば私はあなたにスピリチュアルの真理についてのみお伝えするべきであり、あまり他の方々のことを批評すべきでないことは承知しています。しかし今日このようにネガティブな内容をお話ししているのは、この種の問題が看過できないほど大きくなってきているように感じているからです。もしあなたやあなたの発信を受け取る方々にまで悪影響が及ぶような事態になれば、私としても居たたまれません。それから私は知っていますよ。今日あなたが本当に聞きたかったことを。
・どういうことでしょうか。
・本当はプレアデスの件について、聞きたかったんでしょう。
・毎度のことながら、ハルさんに隠し事はできませんね。実はプレアデスが地球から撤退するというそんな噂を耳にしました。冷静に考えたらありえないことだとすぐに気がつきましたが、少し心に引っかかってはいました。
・こういった噂が出てくることは昔からよくあることですので、気にせず放っておけばそのうち消えてなくなりますよ。取るに足らないことです。
・そうですね。そう言ってもらえると心が軽くなります。でもなぜそのような話が出てきたのか気になるのはその原因の方なんです。
・あなたがチャネリングについて知りたいと言ったのはそれが理由なんですね。
・はいそうです。
・先に1つだけ申し上げておきますが、地上においてあなた方が自由意思で行っていることである限り、私たちはそれに干渉することを避けなければいけません。しかし宇宙や霊界側で起こっていることならば私たちにも責任があり、そして対処する権限も持っています。
・それってもしかして、先ほどの低級霊のことを言ってますか。
・もし必要であれば、後ほどあなたには私が知っていることを共有しましょう。でもその前にあなたはチャネリングについて正しい知識を学んでおく必要がありますね。
・そうなんですか。
・あなたがチャネリングについて興味を抱いたことはある意味で的を得ています。
・つまり私が気にしている件にも関係しているということでしょうか。
・そういうことです。それとあなた方は普段から日常的にチャネリングを使っているはずなのにその自覚はほとんどなく詳しい知識に対しても無関心すぎるんですよ。
・私たちが日常でチャネリングを使っているんですか。
・はい、使っています。ハイヤーセルフや守護霊からのインスピレーションを得る時はもちろん誰かと何気ない会話をする時でさえ、お互いにチャネリングしています。もしチャネリングしてなければコミュニケーションに齟齬(そご)が生じることが増えますし、相手の感情も読み取りにくくなります。感情は表情から視覚的に読み取っているのではなく、実際には魂で波動の状態を見ているんです。
・そうだったんですか。チャネリングってすごく重要なんですね。
・同じ次元にいる人との日常的なチャネリングなら、いつもあなた方がしているように無意識に行うことができますが、しかし高次元とのチャネリングとなるとそういうわけにはいきません。仕組みを理解することも必要になってきます。その証拠に古くから地球人類にはチャネリングに関する詳しい情報が伝えられてきたはずです。
・それだけ重要だということですね。
・何よりその知識を習得することで日常生活における感性が飛躍的に向上しますし、さらにはアセンションに関わる魂の成長を加速させることにも役立ちます。慣れてくればチャネラーや霊能者の言葉の真偽も見極めることができるようになると思いますよ。
・なるほど、さらに興味が湧いてきました。どうでしょう、ハルさん今日はもう遅い時間になってしまったので明日の夜から改めてチャネリングについて教えてもらうことは可能でしょうか。
・はい、もちろんです。
―「波動に隠された真実」―
・チャネリングを理解するためには、まず波動について詳しく知らなければなりません。あなた方もよく意識の波動を高めるとか、低い周波数を手放すみたいな表現を使いますが、そういった言葉の意味を具体的にイメージできている人は実際には少なのではないでしょうか。
・まあ感覚的に受け止めて後は実践で、みたいなところは正直あると思います。私も低い周波数を手放せって言われても具体的にどうすれば良いのかピンときません。
・感覚的に受け止めることも実体験から学ぶことも大切なことなんですが、チャネリングに関してはそのやり方だけだと、かえって危険です。私たちには神から授かった理性と感性という2つの資質があるんですから、両方をバランスよく用いることが大切です。そうすればちゃんと真理にたどり着くようになっています。このことをいつも心に留めておいてくださいね。
・わかりました。忘れないように気をつけます。
・ところで波動とは何かと聞かれた場合、あなたならどのように説明しますか。
・そうですね。波動とは魂の振動やそこから生み出される思念やエネルギーの波のことであり、その波動の周波数の高さがその人の霊性や次元の高さを表している。こんな感じですが、どうでしょうか。結構いい線行っているのではないでしょうか。
・はい、簡潔に説明できていると思いますよ。
・でもやっぱりこの説明では不十分なんですよね。ハルさんの文面からなんとなく伝わってきます。
・そうですね。先ほどあなたもピンとこない、そう言っていたことについてなんですが、例えば心の中の不安から生じている周波数を手放してくださいと言われたら、具体的にどうすればよいと思ますか。
・不安な気持ちはネガティブな感情であり、それによって波動が低くなっているわけですので、なんとかその不安に思う気持ちをなくして波動を高めればいいんだと思います。
・では不安な気持ちはうまく消すことができたとしましょう。でもそれとは別の理由でイライラした気持ちを持っていた場合、あなたの波動はどうなるのでしょうか。
・そのイライラも低い周波数の感情なので、やっぱりその分は波動が低くなるんだと思います。つまり結局のところ1人の人物が持っている波動というものは、その人の魂から発せられている様々な感情の波動が統合されてできているんだと思います。
・多くの方があなたと同じようなイメージで波動について認識していると思います。しかしあなたの説明にはとても重要な要素が2つ抜け落ちているんです。それらの理解を深めることができたなら波動に対する向き合い方が劇的に変わりますよ。
・その2つの重要な要素とは一体どんなことなんでしょうか。
・まず1つ目は波動には重ね合わせの原理が働くということです。例えば、今あなたは心の中に3つの異なる感情を持っているとします。不安な感情、イライラした感情、そして他人を思いやる優しい感情の3種類だとしましょう。先ほどあなたが説明した理屈で考えるとこれら3つの感情はそれぞれ違った周波数の波動を持っていて、それらが統合されることであなた自身の波動になる。そのような解釈ですよね。
・はい、その通りです。
・でもここで言っている統合って一体どうなることなんでしょうか。例えば周波数なら足し合わせれるのでしょうか、それとも掛け合わせれるのでしょうか、あるいは平均化されたりもっと複雑な処理がなされたりするのでしょうか。
・実はその部分が自分でも曖昧だなとは思っていました。
・この統合という言葉は聞こえはいいんですが、実はとても曖昧な表現なんです。こういった便利だけれど曖昧な言葉が原因で真実がぼやけてしまうことが多々あります。この波動についての説明も再たる例です。本当はもっと科学的に扱うべき物理現象なんですよ。
・そこで重ね合わせの原理ということですね。
・はい、そういうことです。視覚的には異なった波動が統合されて新しい1つの波動になったと言ってもいいでしょう。しかし物理学的あるいは数学的にはそれぞれの波動が重なり合っているだけです。つまり元の波動が持っていた性質は全て変化したり消えたりせずに、ちゃんと存在しています。この事実を曖昧にしたり見逃してしまうと本質を見失ってしまうんです。
・なるほど、では元の周波数も残っているわけですね。
・はい、物理量を変えずにそのまま残っています。1人の人間の意識の中にはたくさんの感情が混在しています。性格だって細かく見ていくと色々な側面や特徴を持っているわけですから、そんな様々な感情や性格の1つ1つがそれぞれ固有の波動周波数を持っていて、それら全ての波動が重ね合わさって1人の人間の波動を構成しているんです。このことはある1人の人物の波動からその波動を構成している個々の周波数を逆算することも可能ということを意味しています。
・確かに重ね合わさっているだけならば分離することも容易ということになりますね。
・はい、理論的に可能です。
・しかし昨日、ハルさんは波動を正しく理解することで感性や真偽を見極める力が向上するとおっしゃってましたが、この重ね合わせの原理のイメージで波動を認識することがそういった効果につながるんでしょうか。
・例えば霊視能力を持っている方の中には対象となる人の波動を見ることで、それを構成している個別の波動の特性を感じ取ることができる人がいます。つまり対象者の性格やその時の感情が手に取るように分かるということなんですが、これは重ね合わせの原理を理解した上で波動を受け取っているからこそなせる技なんです。
・なるほどです。
・例えば不安から生まれている周波数を手放したい時、不安な感情を消すことで全体の波動を上げるという漠然としたイメージをした場合と、不安という周波数を持つ波動をピンポイントで消すという具体的なイメージをした場合とではその結果は驚くほど変わります。それくらい波動と意識は密接に関係しているということでもありますが、多くの方が波動を上昇させようとしてもなかなかうまくできない原因はここにあります。
全体の波動を上昇させるイメージに囚われて、その後ろに隠れている個別の原因を見逃しているんですね。結果を急ぐ必要はありません、良いところは伸ばし悪いところは反省して改善する。それを1つ1つ丁寧に行っていくことこそが日々の新たな成長と喜びを生み出すでしょう。そして自分に対してそれができるようになるにつれ他人の波動も同じように感じ取れるようになっていきます。今まで漠然と見ていた家族や友人の表情や仕草から驚くほど具体的な意思や感情が伝わってくるようになりますよ。
・なるほど、重要なのは全体の波動だけではなく、それを構成している個々の波動を認識することなんですね。でもハルさん、認識方法の重要性については分かったんですが、私たちがそれを具体的な行動に落とし込む時に何か意識しておくべきことはありますか。例えば先ほどのお話にもありましたが、良い波動を伸ばし悪い波動を改善する場合に知っておいた方が良い知識やノウハウはありますか。
・先ほどあなたの説明には重要な考え方が2つ抜け落ちていると言いました。
・ええそうでしたね。
・その2つ目こそが具体的な行動に関することであり、そしてチャネリングにも大きく関わってくるお話なんです。
―「未知の素粒子と魂の正体」―
・私たちの本質である魂は「知的生命素」と呼ばれる素粒子でできています。これは現在のあなた方の科学においてはまだ発見できていない根源的な素粒子なんですが、実は魂だけではなく宇宙に存在する全てのものはこの「知的生命素」からできているんです。
・それって私たちが最小単位だと思っている素粒子もその知的生命素でできているということなんですか。
・まさにその通りです。あなた方が知っている十数種類の素粒子は、まだまだ根源からは程遠く副次的なものと言えるでしょう。突き詰めていけば全てはこの知的生命素に行きつき、異なる物質に見えているものも状態の違いや色々な側面が顕現しているだけにすぎません。
知的生命素も素粒子ですので、その本質は波動ということになるのですが、この波動の周波数が著しく低い場合には霊性が不活性かして物質となり、周波数が高い場合には霊性が活性化して非物質となります。その中でも魂はこの知的生命素が究極的に洗練された状態のものだと考えられています。
・洗練された状態というのは、具体的にはどのような状態なんでしょうか。
・宇宙の基本法則に照らし合わせた場合、最も理にかなっていて安定した状態だということです。これは私たちの魂が本質的には純粋な愛であり、また神と同一である根拠でもあります。
・なんか話が深いというか深遠すぎて、ついていくのがやっとです。
・ええわかります。でも今回はそれを承知でお話ししています。ゆっくりでも構いませんので理性と感性の両方を使って受け止めてみてください。
・わかりました。とりあえず続けてもらっても大丈夫です。
・先ほどご説明しました通り、洗練された状態の素粒子で構成されている魂はまさに霊妙不可思議なものですので、それが他の物質や非物質に対して何らかの影響を及ぼしたり、または及ぼされたりすることはありません。
例えて言うならば、あらゆるものをすり抜けてしまうんです。ですので魂は半物質のオーラのようなものをまとい、それを介してのみ他との関係を持つことができるのです。魂と他とを媒介するこの半物質体のものはペリスピリットと呼ばれているんですが、あなた方には霊体やアストラル体といった方がニュアンスとしては分かりやすいかもしれませんね。
・文字通り霊の体というわけですね。
・はい、そうですね。魂は物質と非物質の中間体であるペリスピリットを介して活動をするわけなんですが、私たちが魂の振動や波動と言っているものは厳密にはこのペリスピリットのものなんです。ちなみに魂とペリスピリットがどのようにして影響し合っているのかについては謎に包まれており、いわゆる宇宙の神秘とされています。
魂についてはまだまだ謎が多く、そしてあまりにも掴み所がないため、もはや物質や非物質という枠組を超えて概念に分類する研究者もいるくらいなんです。そんな魂と物理的に作用し合える唯一のものがペリスピリットだということは逆に考えると魂に何らかの影響を与えたければペリスピリットにアプローチする方法しかないということに なります。
・なるほど、魂を成長させる場合においても私たちはペリスピリットに働きかけないといけないということですね。
・まさにその通りです。
・具体的にはどのような方法になるのでしょうか。
・ペリスピリットが魂の指示の下で担っている主な役割が3つあります。それは私たちの「心」と「言葉」と「行動」を司ることです。私たちの体に魂が宿っている状態とは魂の溶け込んだペリスピリットが水蒸気のようになって体全体を包み込んでいる状態のことなんですが、そのような状態で魂からの指示を波動に変換し、私たちに生命活動をさせているんです。
もうお気づきかもしれませんが、これを逆に考えるとあることに気づきます。つまり物質界で肉体を持って生きている私たちが魂を成長させるためにすべきこととは、心と言葉と行動を磨くことによってペリスピリットと共有している波動を向上させ、それによって間接的に魂に干渉し、成長を促すことに他ならないのです。
・それってつまり物質側からの波動を使ってペリスピリットや魂に働きかけるということですよね。実際にそんなことができるんでしょうか。
・例えば言霊や祈りの効果もこの現象で説明できますし、カルマの清算もこの仕組みによるものです。
・カルマの清算もそうなんですか。
・例えば悪いカルマとは魂が抱えているわだかまりのことです。魂はそれを解消するためにカルマに見合った行動を肉体を使って行い、その行動から生まれる波動によって自らの中にあるわだかまりを昇華させているんです。
・なるほどそんな仕組みだったなんて驚きです。
・さて以上があなたの認識に欠けていた波動に関する2つ目の重要な内容です。先にご説明しました重ね合わせの原理と合わせて日々の活動に落とし込んでいただければ、心と言葉と行動とそして何より魂の成長に大きく役立つでしょう。
・今は頭がパンクしそうではありますが、同時にとても重要な真理に手が届きかけている感じがします。教えていただいたことをちゃんと消化するには少し時間はかかりそうですが。
・はい、あなたのペースで構いませんので、何度も試行錯誤を繰り返しながら、あなたなりの方法を探してみてください。いつかきっと実を結ぶ時がきますから。
・わかりました。ところでそもそも今日教えていただいた波動に関する内容はチャネリングを理解するための前提知識でしたよね。
・そうでしたね。特にペリスピリットに関する内容は必須知識と言っても過言ではありません。その理解が深まれば深まるほどチャネリングについての真実も見えてくるでしょう。もちろんあなたが気にしているプレアデスの噂についても。
―「光と闇のチャネリング」―
・魂はペリスピリットを初めから纏(まと)っているわけではありません。その時々の状況に応じてペリスピリットを外部から調達しているんです。
・どこからどうやって調達しているんですか。
・基本的にはその魂がいる天体から調達しています。宇宙に存在する全ての天体にはその天体固有のペリスピリットの素が存在しており、それは重力圏で水蒸気のように漂いながら、その天体全体を包み込んでいます。
魂が纏っているペリスピリットと区別するためにアストラルとかステラーと呼ぶ時もありますが、使い分けの基準は人によっても様々なようですので、あまり呼び方にこだわる必要はないでしょう。ここでは特に区別はせずどちらもペリスピリットと呼ぶことにしましょう。
・了解しました。
・その天体を包んでいるペリスピリットも知的生命素からできているわけですが、地球を包んでいる大気と火星を包んでいる大気の成分が異なるように、同じペリスピリットという半物質であっても、その特性は天体によって微妙に異なっています。
・地球は地球オリジナルのペリスピリットに包まれているということですね。
・はい、そういうことですね。そして物質界にいるあなた方も霊界にいる守護霊やハイヤーセルフも地球圏にいる限りは地球のペリスピリットから自らの魂のペリスピリットを調達しているんですが、実際には魂が自然と吸い寄せているといった方がイメージとは正しいと思います。
・では例えばハルさんのように他の星から地球に来た人のペリスピリットは一体どうなるんですか。
・地球の重力圏に入った段階で直前にいた星のペリスピリットから地球のペリスピリットへと入れ替わるんです。私の場合は地球に着くまではプレアデスを旅立つ時にいた惑星のペリスピリットをまとっていました。これは余談ですが、ペリスピリットが地球のものに入れ替わる瞬間の感覚は二度と味わいたくないと思いましたよ。
・そんなに嫌な感覚がしたんですか。
・心と体がとても重たくなって、同時にあらゆるネガティブな感情が一気に溢れ出してきて、私はその苦しさに耐え切れず、しばらく泣いていたそうです。次元の高い天体から低い天体に移動するとそのような現象が起こることは知っていたのですが、実際に体験してみると想像していた以上に辛いものでした。
・なぜそのような現象が起こるんでしょうか。
・先ほどペリスピリットは天体によって特性が異なると説明しましたが、例えば345次元の次元帯である地球のペリスピリットはそれらの次元に対応する3つの基本波というものを持っていて、その基本波に対応した3つの周波数を増幅させる能力を発現させているんです。
同様に、例えば地球に来る前に私がいたプレアデスの惑星は567次元の次元帯の惑星ですので、その惑星のペリスピリットもその次元に対応した周波数を増幅させる特性を持っているわけです。これはペリスピリットが天体や魂の次元を決定付ける重要な鍵であることを意味しているのですが、私の場合は地球の重力圏に入った時、私を包み込んでいたペリスピリットの基本波動周波数がプレアデスの周波数から地球の周波数に変わったんです。
・それってもしかしてハルさんの次元が下がったという意味ですか。
・はい、いわゆるディセンションの一種です。生身の体のままで行うことはお勧めしませんが、私の場合はそれが必要でしたので。
・では肉体を持たずに霊体として高次元の存在が地球に来た場合はどうなるんでしょうか。同じような苦痛を感じるのでしょうか。
・肉体的な苦痛はありませんが、精神的な苦痛から逃れることはできませんね。ですので、次元帯の高い場所にいる高次元の方が地球に来るときというのは、その代償に見合う余程の動機や理由がある場合に限られるでしょう。
・例えば高貴な霊を高次元の場所から地球にお呼びする時など、つまりそういった類いのチャネリングをする時にも同じことが起こるということですか。
・ええ、同じようなことが起こります。しかし代償が大きい分、チャネリングから得られる恩恵は絶大です。高次元の存在と地球人類が同じペリスピリットを介して、つまり同じ基本波で同期して交流ができるのですから、実現すればそのメッセージは多くの人に語り継がれ、後世に残るような出来事になる場合もあるでしょう。
・これまでに具体的な事例などはありますか。
・そうですね、あなたが知っている範囲であげるとすればシルバーバーチ霊の降臨や日月神示の自動書記などがそれに当たります。
・なるほど確かに歴史的なレベルですね。
・ですので一般的なチャネリングとしては遠隔での思念による交信が主流となります。
・でもハルさん、ふと疑問に思ったんですが、私たちが高次元の存在と遠隔でチャネリングする場合、お互いのペリスピリットの基本波が違いますよね。どうやって波動を同調させるんでしょう。
・あなたが指摘した通り、お互いの波動を同期させるために基本波を使うことができないので、自らが生み出すことのできる波動の周波数を使わなければなりません。これはラジオに例えるとメインの音声ではなく、ノイズの中にメッセージを乗せるようなものですから、様々な工夫を凝らさなければ実現させることは難しい手法なんです。
・では実際にはどんな工夫をしているのでしょうか。
・まずは中継役を立てるという方法があります。繰り返しになりますが、自らの波動周波数を使うわけですからお互いの波動をできるだけ近づける必要があります。つまり地球側は波動を高め、高次元側は下げる必要があるんですが、お互いの波動に乖離が大きすぎるとそれぞれのチューニングにも限界がありますので、その乖離を小さくするため、間の次元帯にいる誰かに中継役をしてもらうんです。
この時、交信する2人がどちらも霊界にいて、かつ次元帯が1つ違うだけならばペリスピリットが持つ3つの基本波のうち必ず1種類は共通していますので、その周波数帯をメインにすれば、ある程度はうまく交信することができます。ですので一般的には各次元帯に最低1人の中継役が入ることになります。
・なるほど、ではその体制さえ構築できれば精度の高いチャネリングができるわけですね。
・残念ながらまだ課題は残っています。地球側のチャネラーは物質界の存在ですので3つの基本波のうち最低次元の基本波、つまり3次元の基本波しか使うことができないんです。なので少なくとも地球のチャネラーとその相手だけは自らの波動を使わなければなりません。
・つまりラジオのノイズの中にメッセージを乗せ、それを聞き取らないといけないということですね。
・その通りです。ですのでチャネリングする相手を選ぶ際には波動レベルでの親和性、つまり霊的な相性が重要視されますし、さらにはチャネリングを開始できるようになるまでに何年もかけてお互いの波動を同調させるための取り組みを行うケースも少なくありません。
・そこまでの準備が必要だとは想像もしていませんでしたが、そうなると日替わりでいろんな人とチャネリングなんてことはできませんね。
・当たり前です。あなた方がチャネリングする相手は守護霊にも引けを取らない生涯の盟友です。ちなみに守護霊がチャネリングの中継役を兼任するケースもかなり多いんですが、それはこういった事情があるからなんですよ。
・確かに守護霊を通じて高次元と繋がっているという人が多いのも納得ですね。
・あと知っておいていただきたいのは、チャネリングを中継する方々は単なる伝言係や翻訳者ではないということです。
・どういう意味でしょうか。
・例えばあなたが霊界の誰かを通して高次元の存在とチャネリングをしていたとしても、あなたと直接チャネリングをしている相手は必ず自分からのメッセージだとしてあなたに伝えます。その先で高次元の誰と繋がっているかについては教えてくれない中継役がほとんどですし、場合によっては高次元と繋がっているかどうかすら語らないことも多々あります。
・それはなぜでしょうか。
・それは今日お教えしたことを参考に、あなたなりの答えを考えてみてください。その考察や経験を通してさらに多くの気づきが得られるでしょう。
・分かりました。ハルさんからの宿題ですね。今日の復習も兼ねて考えてみます。
―「エピローグ~夢で逢いましょう」―
・今日ご説明した波動やチャネリングのお話は、まだ半分も消化できてないかもしれませんが、世の中に溢れ返っている様々な情報の中から、あなたが正しいものを選び取るために少しでも助けになればいいなと思っています。
・はい、ありがとうございます。ところでハルさん、昨日プレアデスの撤退の噂について話している時、低級霊絡みで何か知っているみたいなことをおっしゃっていましたが、その内容を教えていただくことはできますか。
・ええ、それは構いませんが、昨日のプレアデスの件とは別件として聞いていただけますか。
・わかりました。
・チャネリングについては昔から多くの知識やノウハウが高次元から地球人類へと提供されてきました。その中で繰り返し注意喚起されていたことが低級霊からの妨害についてです。その理由はチャネリング中の魂が極めて無防備な状態になるからです。
・つまり低級霊が干渉しやすい状態になるということですね。
・そうなんです。チャネラーはメッセージを受け取るために自我を消し、波動を研ぎ澄まし、魂を解放します。これが低級霊からすれば絶好の機会というわけですね。
・何か対策方法はあるのでしょうか。
・基本的にチャネリングが実施される時には、霊界側で防護体制がつくられるのが一般的であり、そういった体制があるならばほとんどの場合において心配はいりません。しかし近年においてはそのような対策をしないまま行ってしまったチャネリングが低級霊によってハッキングされるケースが問題となっていました。低級霊のことをいたずらをする小悪魔のように考えてはいけません。彼らは非常に狡猾であざとく、戦略的に活動する大規模な集団もいます。
・集団で動くなんて何か目的があるんでしょうか。
・あなたには最近あった事例を1つ共有しておきましょう。10年ほど前から火星を拠点とする低級霊の集団がその活動を段階的に地球に移してきました。彼らの当初の目的は地球人の救済だったそうなんですが、ある時期から地球の闇の勢力に共通の利害を見出し、連携して活動するようになったんです。その活動内容とは主にネットを使ったプロパガンダ的なことでした。
・つまり低級霊側も騙されていたということでしょうか。
・私は誰も騙されていなかった。だからこそ問題が根深いんだと思っています。低級霊も私たちと同様に神が創った魂であり、進化の道を共に歩んでいる存在なんです。本人たちもよかれと思いながら地球人類の扇動に加担していたんです。
・ちなみにその低級霊の集団は具体的にはどんな活動をしていたんですか。
・私たちの機関が対応していた集団はプレアデスの名を語って人々を思想的に洗脳し、結果として時間と労力と金銭を搾取していました。信じられないことですが、それをある種の使命感を持ってやっていたんです。
・なんかやるせないお話ですね。それで機関はうまく対処できているんですか。
・はい、数年間の粘り強い説得の結果、相手の幹部たちと合意に至ったと聞いています。
・排除とかじゃなくて説得なんですね。それでその集団はどうなったんでしょうか。
・先日、トップが地球からの撤退を宣言したので、これからはいわゆる残党処理のフェーズに入るそうです。ただ、ある集団がいなくなればすぐ違う集団が現れ、この種の問題は昔からいたちごっこなんですよ。
・それはなかなか苦労が絶えませんね。ところで集団のトップが地球からの撤退を宣言したと言いましたよね。なるほど理解しましたよ。
・理解したのならそれ以上は何も言わないことです。
・そうですね。ところで今回の話は非公開ですか。
・あなたに任せます。
・了解です。それではハルさん、今日も遅い時間までありがとうございました。今回はこの辺で 一旦終わらせていただこうと思います。
・はい、わかりました。
・それでは失礼します。おやすみなさい。
・はい、おやすみなさい。後ほど夢で逢いましょう。
・やっぱり最後にこれだけは言わせてください。プレアデスと地球は切っても切り離せない関係です。私たちはいつもそばにいます。これまでも、そしてこれからもずっと。
―――――
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
---owari---
久しぶりにコメントさせていただきます。
それにしてもこのシリーズは凄いエンタメ作品ですよね。私、信じそうになります。汗
コメントありがとうございました。
エンタメ作品として読んで頂いていることに感謝いたします。
このシリーズは投稿してから根強くアクセスがあり、私も感心していました。
ネットではアセンションについての動画が数多く配信されているのですが、
プレアデス星人・ハルさんのお話はついつい引き込まれそうになりますね。
近々、第6話を掲載しますのでお読みくださいね。
よろしければ、またコメントをお寄せください。
ありがとうございました。