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新年を迎えて、どのように生きるのか

2016年01月02日 | 人生

新年明けましておめでとうございます。
輝かしい一年となりますように 心よりお祈り申し上げます。

私の若いころ、母から新年には年神様が交代されて、新しい神様がこの一年をご守護されると聞かされました。
日本は大昔から農耕民族であり、季節や天候を大切にしてきた。

新年を迎えるにあたって、これからの一年を大事にしたい、豊作にしていただきたいと願う気持ちがあるわけです。
だからこそ、感謝と祈りの念が込められた正月行事が生まれたと思うのです。

一年の節目として、日本人は正月をとても大切にしてきました。正月に各家庭に降臨するとされる年神様にその年の幸運を授けてもらうため、さまざまな習慣が生まれ定着しました。

どのような習慣が生まれたのでしょうか。
①正月に門松やしめ飾り、鏡餅を飾ったりするのは、すべて年神様を心から歓迎するための準備です。
②年神様は日の出とともにやってくるため、「初日の出」は年神様の降臨を意味しています
③「門松」は年神様が降りてくる際の目標であり、 それぞれの家に入る前にいったんとどまる、 依代(よりしろ)”の意味もあります。

④「しめ飾り」は、家の中が年神様を迎えるために清められた場所であることを示します。
⑤家にお迎えした年神様の依り代(居場所)として「鏡餅」を飾ります。昔から「餅」は神様に捧げる神聖な食べものとして、欠かせないものでした。
⑥年神様に供えた餅のご利益を頂戴するために作った料理が「雑煮」です。

⑦「お年玉」は、年神様に供えた餅を下ろし、子どもや目下の者に分け与えたのが始まりです。年神様に供えた餅には年神様の御魂(みたま)が宿っており、これをいただくことで1年分の力を授かるとされていたのです。
⑧「おせち料理」は年神様へのお供え料理であり、また家族の幸せを願う縁起ものの料理でもあります。
⑨年神様の姿は、見ることもできるんです。有名どころでは”なまはげ”も年神様です。

⑩「どんど焼き」は年神様を送る火祭り
⑪年末最後の「大晦日」は、年神様を寝ないで待つ日とされていた。
※「日本人のしきたり」 飯倉晴武編著 (青春出版社)より参照

年が変わっても毎年同じような行事が行われるように、人間は経験上、新しい年が繰り返しやってくることがわかっています。

特に日本人は元々農耕民族ですから、今年も豊作であってほしいと願う気持ちで新年を迎えます。
新年を迎えることは神事なので、昔の日本人は禊(みそぎ)をして、神仏にお祈りを捧げました。
そういうところから始まったのが正月行事の起源といえるのではないでしょうか。

日本人は年が改まると何もかも改めたくなるもので、身の回りの物を新年になって全部変えるという考え方がありました。

本当は、昨日までと変わらない一日に見えるのですが、新しい年だという考え方で正月を迎えます。
年の始めには、誰にでも「今年はあれをやろう、これをやろう」という予定があります。
正月だからこそ、神仏を意識して、新しい年もいろいろな予定を守ってくださるようにお願いします。

なぜ、昨日までと変わらない一日が新しい一日となるのでしょうか。
地球は自転、公転しながら宇宙空間を進んでいます。その速度は秒速390kmで動いているのです。

だから、一年前のお正月に存在していた宇宙の場所から遠く過ぎ去っているのです。
地球はスパイラル状態で宇宙を進んでいます。だから、毎年来るお正月を新しく迎えることは理に適っているのです。
神仏がこの宇宙を「繁栄と発展」のなかにおかれたことは、この進歩に挑戦する人間でありたいと願っています。

 
日本人が毎年、お正月を迎えて、新しいステージに立ちたいと願うのは、神仏の御心に適っているのではないでしょうか。


---owari---

PS 年末から私のPCがうまく働かなくなりまして、ブログにお越し頂いた皆様にご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫びいたします。
本年もご愛顧いただきますよう、よろしくお願いいたします。




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