(スピリチュアルな真実を知ると「魂の力」が強くなる)
前回、「環境に支配されるのではなく、環境を支配しよう」と述べましたが、唯物的な意味での環境の克服そのものは、なかなかできないことだと思います。つまり、気温を変えたり、風を止めたり、あるいは、産業を起こしたりするには、いろいろな人の力が要るでしょう。
あなた自身ができることは、いったい何かというと、やはり「魂の力」を増強していくことであり、これがいちばん大事なことなのです。
では、魂の力はどうすれば増強されるのでしょうか。
そのためには、まず「思いというものが、人間の中心的な力だ」と知ることが大事です。
ただ、「魂」と言ってみなさんが想像するのは、幽霊のような、人体状の透明なものかもしれません。そうした、「この世では目に見えず、あの世へ行くと見えるもの」と思っているのでしょうが、実は、それも本当の姿ではないのです。
魂の本当の姿は「エネルギー体」です。このエネルギー体は、肉体に宿っているために人体の形をしているだけで、本当の姿は「意思」です。つまり、人間の本当の姿は「思い」であり、「意思」なのです。「このようにしたい」と思う心が、人間の本体であって、みなさん自身も、それなのです。
例えば、「人間は死ぬと、人魂になって飛ぶ」などとよく言われますが、人魂は丸くなっています。しかし、魂というのは、本来そのように形が決まっているものではなくて、「思いのかたまり」なのです。これが飛んでいるわけです。
みなさん自身の本体は、皆さんが認識しているような姿ではありません。それは、「思い」であり、「意思」なのです。「自分は、こういう人間だ」と思うその心が、みなさん自身であるということを知らなくてはいけません。
(「本当のあなた」が分かる“天使試験”とは?)
したがって、「みなさん自身がどんな人であるか」を知りたかったら、「あなたが一日のなかで考えていること」を述べてみたらいいのです。それで分かるのです。
「あなたは、今日一日、何を考えましたか?」と一日が終わるときに考えたら、「みなさん自身がどんな人間であるか」ということは、ほとんど外れようがありません。簡単なことです。
“菩薩試験”“天使試験”というのは、実は簡単であるのです。
「あなたは、今日、何を考えましたか?朝から一日、考えたことを思い出してごらんなさい。その内容を見たときに、それは天使の心ですか?」と訊かれたら、自分で判定できるでしょう。
あるいは、反省日誌を書いているとしたら、それを見て、「今日は、天使の心だったかな。どうかな」と振り返ってみてください。「今日一日だけは、もしかしたらいけるかもしれない。今日は一生懸命にやった。今日は菩薩の心で行動できた」ということは、あるかもしれません。ただ、ほかの日はどうかは分かりません。
そういうわけで、人間というのは、「中身」なのです。「外見」だけがすべてではありません。
人間は外見だけでもないし、経歴だけでもありません。「お金を持っているかどうか」とか、学歴とか、体力とか、スタイルとか、この世的なものはいろいろとありますが、それがすべてではないのです。
ちょっとした印象などで、人を一時的に騙すこともできますが、最終的には、そうしたことはできないわけです。
(「霊的な人間になる」とはどういうことか)
どうか、みなさんは、みなさんの住む地域をもっともっと発展させてください。みなさん自身の心のなかに強い熱意が宿れば、不可能なことはないはずです。
「環境に支配されるな」ということは、「あなたがたが“三次元人間”である」ということ、「三次元になじんだ人間で、三次元を超えることのできない人間だ」ということを意味しています。
これを超えてください。そして、霊的な人間になってください。「魂こそ本体である。思いこそ本体である。思いによってできないことはないんだ」ということです。
(ハッピーになるためのポイント)
・環境を言い訳にせず、自分ができるところからやっていく。
・「気力」は五倍にも十倍にも百倍にもなると信じる。
・「思い」が人間の中心的な力だと知る。
・反省日誌を書いて“天使の心”を目指していく。
・正しい信仰を持って生きる。
---owari---
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