今回のテーマは、
□ スピリチュアルなものに関心のある方へ
□ 気力を倍増させたいあなたへ
□ 本当の自分に出会いたいあなたへ
□ 美しい心に憧れているあなたへ
□ 本気で人生を立て直したいあなたへ
2回に分けてお送りします。
(気力を倍増しよう)
2007年の夏、北海道に旅行しました。旭川から釧路に向ったのですが、旭川の気温は25℃あったのに、釧路の気温は15℃だったのです。「同じ北海道なのに、嘘でしょう」と思いました。旭川のほうが北なのに、なんでこんなに違うのか理解できませんでした。
やはり、同じ北海道でも環境が違うのです。
一般的に、「環境が悪い」という言い訳はしやすいと思うのです。
例えば、北海道では、地元の人にいろいろと訊いてみても、「漁業はもう一つ不振だし、酪農ももう一つよくないし、炭鉱も潰れてしまった。観光業ももう一つ盛り上がらないし、蟹も、昔は北海道まで買いに来てくれたのに、最近はインターネットで直接、注文されるので、買って帰る人も少なくなったし・・・・・」というように、だんだん寂れていくような話も聞こえてきます。
しかも、「冬場は雪道でエンストを起こしたら、それは死を意味する」といいます。なるほど、環境は実に厳しいでしょう。
やはり、人間は、そのまま放っておけば、環境に支配され、環境を言い訳にして、それを現在の自分が不幸である理由に使いやすいものです。流氷のせいにすることも、気温のせいにすることも、炭鉱が潰れたせいにすることもできます。何のせいにもできるし、客観的に見て、そうである場合もあるでしょう。
反対に、政治がよくなったり、産業がよくなったり、景気がよくなったり、外国との関係がよくなったりしたために、自分の生活がよくなることも、現実にはたくさんあると思います。
私たちは、客観的には寒さで震えていても、「心は震えていない。心は奮い立っている」と言えるわけです。要は、ものは考えようなのです。
人間は、「考え方」が変わると人生が変わります。
ただ、これは簡単なことのようで、意外に悟れるものではありません。「考え方を変えれば、人生が変わってくる」というのは、言葉としては聞きやすく、耳触りもとてもよいのですが、そう簡単には悟れないのです。
「考え方」を変えれば、いろいろなものが変わってきますが、やはり、望むべくは、「環境に支配される人間になるな」ということです。これをまず言いたいと思います。
環境に完全に支配されて、「環境のせいで自分はこうなんだ」と言う人は、はっきり言えば弱い人です。正直ではあるかもしれませんが、やはり弱いと思います。
そういうわけで、難しいことだとは思いますが、「環境に支配されるなかれ。むしろ、環境を支配せよ。環境を支配する人間になれ」ということを言っておきたいと思います。
もちろん、環境を客観的に支配するところ、具体的に支配するところまでは、なかなか行かないでしょう。「釧路の15℃の気温を、旭川並みに25℃に上げなさい」と言われたら、かなり温めなくてはいけません。「どのように温めるか」ということを具体的に考えると、かなりのエレルギーが要るので、不可能ではないものの、やはり難しいと思います。
ただ、「考え方」を変えることは可能です。「考え方」を変えることによって、立ち向かっていくことはできると思うのです。
鍛えれば、「気力」は5倍にも10倍にも100倍にもなれます。最後は気力です。これしかありません。「精神力」というか、「気力」というか、「意欲」というか、これがなくなったら、もう、どうにもならないのです。
「気力」を“自家発電”していかないといけません。
もちろん体力も訓練によって強くすることはできますが、オリンピック選手ほどの体力をつくろうとして、そればかりやっていたら、ほかのことはできなくなります。
確かに、現状よりも体力を強くすることはできるでしょうし、倍増するぐらいの可能性はみなさんにもあると思うのです。例えば、60歳になっても、70歳になっても、歩くことや鍛え込むことで、体を強くすることはできるでしょう。ただ、天性のスポーツ選手のような力は持てないと思います。そこまでいくかといえば、限界があるのではないでしょうか。
ただし、“最終兵器”はやはり気力です。
---owari---
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