(目指している希望は正当か)
希望についての話をします。
一般的に、希望の実現は幸福の達成そのものでもあります。希望の実現は、求めている幸福を達成するために、とても大事な考え方であると言ってよいでしょう。
そもそも、「いかなる希望を胸に抱くか」ということは、ある意味で、「その人が、いかなる人物であるか」ということを表しているものなのです。
また、「何を希望するか。どのような事柄の実現を心から願うか」ということは、その人の人生の運命を方向づけるものでもあるとも言えます。すなわち、「その人の希望を見れば、その人の運命が見える」ということです。
しかも、その希望が、表面的な、一時的なものではなく、「自分の人生にとって、どうしても、そうでありたい」という願いとして、繰り返し繰り返し、長期にわたって、深いところから出てくるものであれば、それは、やはり、その人の本質と深く結びついていると言えるでしょう。
したがって、まず点検されねばならないのは、「目指している希望なるものは、正当であるか」ということです。希望の実現は、まずは、この点にかかっています。
正しい希望であるならば、その実現を目指すことは、もちろん、よい方向であり、それによって他の人を害することもありません。また、天上界の諸霊も、その実現を導くことにおいて、ためらうことはないでしょう。
まず、「その思い、願いの正当性は、どうであるか」ということを、常に自己点検する必要があります。
---owari---
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