このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

日本も「核装備」を準備せよ!

2017年03月05日 | 政治・経済

北朝鮮は実に危険な国家である。周知のとおり、金正男と見られる人物がクアラルンプール国際空港でVXガスにより殺害されました。マレーシア警察は北朝鮮の犯行とみて捜査をしています。

 

かつては、韓国の大韓航空の旅客機を飛行中に爆破させました。その前には、ビルマ(現ミャンマー)に訪問中であった韓国の大統領一行の暗殺を狙った爆弾テロ事件を引き起こしています。

 

2010年には北朝鮮の魚雷攻撃により、韓国の哨戒艇が沈没した事件が発生しました。乗組員104名のうち46名が死亡したのです。

 

そして、日本に対しては拉致事件を起こしています。この事件は、「日本国民をさらった」ということを、北朝鮮自身が国家レベルで認めたわけです。北朝鮮は国際的な犯罪者を国のトップにおいていたのです。北朝鮮はテロ国家であり、交渉の相手ではありません。テログループと同じなのです。

 

日本国民をさらったのがUFOなら、これは手が出ないでしょうが、「北朝鮮が日本人をさらった」ということを、はっきりと金正日が述べたにもかかわらず、これに対して、日本は、ほとんど何もできないでいる状態です。北朝鮮の対処方として、“ヤクザ”に対しては毅然とした態度を取るべきです。今の日本はあまりにも軟弱すぎるのです。

 

これで国家と言えるでしょうか。主権は明らかに害されています。自国の国民がさらわれても、何もできない状況なのです。これには問題があります。したがって、もう一度、「国家とは何か」という定義から発想しなければならないかと思うのです。

 

このあたりで、日本も、きちんと態度を明確にし、国家としての主権を明確に主張しなければいけません。それをせずに、このまま十年二十年と、何も決めることなくズルズルと過ごし、「どの党が政権をとるのか」というような争いばかりをしているうちに、北朝鮮のミサイルも、だんだん数が増えてきます。

 

自国民が飢えているのに核兵器開発を目指す北朝鮮、世界の秩序を破壊しようという動きがあるのです。世界を混乱させる勢力がはびこっているのです。

 

その上、核ミサイルの発射実験を停止するように国連の決議案が6回も出ているのに、まったく意に関せず無視している北朝鮮。自制もできない国が周辺国に存在していることを日本人は重大に認識すべきである。

 

そんな所で『核兵器をつくるぞ』と宣言されたら、おちおち夜も眠れません。非核宣言で、『世界を非核化したい』と思っても、現実に、至近距離の所で核ミサイルをつくり、『日本に向けて撃つぞ』と言われたら、こちらも何か対抗手段を考えざるをえなくなるので、すべての選択肢を捨てるわけにはいかないのです。

 

北朝鮮が水爆を完成させているならば、日本の大きな都市に落とされた場合、一千万人以上が死ぬのです。しかも、その時点では統制不能になっている可能性が高いのです。それでも、防備を固めなくてもよいというのか。それはもう日本人ではない!と言いたい。

 

北朝鮮は昨年だけでも17回の弾道ミサイル発射(36発)と4回目の核実験を行っている。そして、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)も3回発射している。

 

昨年の参院選の公示日(6月22日)に北朝鮮は「ムスダン」と見られる中距離弾道ミサイルを発射した。

 

「国防」という面から見たら、あれは大きな問題です。各政党、特に、政権を担う可能性があるところは、政治の選択肢として、大きな考え方を何か提示しなければいけなかったと思います。

 

北朝鮮の技術を“なめて”いたのでしょうが、そのときのミサイルは、少なくとも、一千キロもの上空まで上がり、四百キロ先に落ちています。

 

二、三十キロしか飛ばないPAC-3(地対空誘導ミサイル)がこれを墜とせるわけがないのは、誰が考えても当たり前です。一千キロ上空まで上がったものが落ちてくるのを、墜とせるわけがありません。(PAC-3が配備された)東京・市ヶ谷でも狙って撃ってくれないかぎり、当たるはずがないのです。

 

こんなものでは全然間に合わないのに、これほど重要なことについて、まったく議論されていません。

 

一方の民進党は、野党連合をつくろうとして、「憲法改正阻止」と言っていますし、憲法学者の九割以上も、連合して「憲法改正阻止」と言っています。

 

それを言うのは構いませんが、「では、ムスダンを発射している国、あるいは、南沙諸島や西沙諸島に飛行場をつくり、近隣の国に脅威を与えている国に対して、いったいどうするのですか」と言いたいのです。

 

不安をあおるつもりはありませんが、危機は迫っていると言いたいのです。

 

そして、より緊迫しているのは「北朝鮮と韓国の問題」です。

今月一日から2か月間にわたり米韓の合同軍事訓練が行われ、両国は北朝鮮に圧力をかけているつもりですが、それで黙っているような金正恩氏ではないのです。

 

今までの合同軍事訓練に対しては、短距離ミサイルや中距離ミサイルなどをいろいろな日に発射して、威嚇しているのです。この問題は解決していないのです。「南北朝鮮のところで、冷戦の最後の後始末をしなければいけない」という課題が私たちにはあるのです。

 

北朝鮮よりも今日のブログタイトルのほうが、危険な考え方ではないのかとお叱りを受けるかもしれませんが、日本の安全保障を考えた場合、もうすでに限界が来ていることをお伝えしたいので、ご容赦ください。

 

今、「核兵器を正当防衛の範囲内で準備しないと、もう間に合わないところに来ている」と考えています。

 

核装備をし、正当防衛的に国を護れるような準備をしないと、場合によっては本当に千万人単位で人が殺される可能性がありますし、そういう脅迫に屈し、戦わずして植民地になる危険性もあるのです。

 

核兵器は、他国を侵略したり、人を殺したりするためだけにあるのではありません、日本に二つの原爆が落とされましたが、それ以降の歴史において、核兵器は使われていません。核兵器の最大の効能は、「他の核兵器保有国に核兵器を使わせない」ということです。これが最大の効能なのです。

 

「こちらが核兵器を使った場合には、向こうからも核兵器を使われる可能性がある」ということが最大の抑止力になって、結局、お互いに核兵器を使えず、通常兵器での局地戦以外の戦いはできないわけです。

 

もちろん、日米同盟が強固であれば、ある程度、アメリカが日本を護ってくれる可能性もないわけではありませんが、例えば、島嶼防衛、つまり島の防衛などのために米軍は動くでしょうか。そういう小さなレベルでの攻撃を受けたときに、米軍が動いてくれるかどうか、保証の限りではないのです。

 

北朝鮮や中国は国名上は、「民主主義」とか「人民〇〇国」とかになっていても、実際はそうではありません。北朝鮮や中国は「民主主義」と言っていますが、“いつでも死刑にできる民主主義”なので、怖いところがあります。やはり、名前だけでは駄目でしょう。それから、「基本的人権」が薄い面もあるのです。

 

北朝鮮は金正恩氏が政権を担ってから身内も含めすでに200人以上を粛清しています。粛清と言えば聞こえがよいですが、裁判もなく処刑しているのです。この現代において考えられない恐怖政治を行っているのです。この点だけでも重大な罪を犯していると言わざるを得ないのです。

 

北朝鮮は、あのように自分たちが韓国の哨戒艦を魚雷で沈めていても、それを「北朝鮮がやった」と言われれば、「罠にかけられた」と言い、「国連に提訴する」と言われれば、「ソウルを火の海にする」と言う国であり、要するに、精神的には完全に異常な国家です。こういう異常な国家が繁殖し、平気で放置されている、ということを私たちは知らねばなりません。考えなければならないのです。

 

こうした飢えた国家は、放置しておくと必ず共食いを始めるのです。これが各地で起きる戦乱です。これからは、隣の国を奪うぐらいは平気でするようになってきます。だから、今、中国や北朝鮮の動向に懸念を示しているのです。彼らの言動は正常ではありません。

 

今年の朝鮮半島はキナ臭いにおいが漂ってきました。北朝鮮は韓国を攻撃する体制に入ったかに見えます。韓国が北朝鮮を支配するのではありません、北朝鮮が韓国を支配することを懸念しているのです。また、南シナ海も同様に紛争の危機が迫っているように思います。

 

皆さんに不安をあおるつもりは毛頭ありませんが、紛争有事の時代になったことを憂慮しているのです。何もないことを願うばかりですが、最悪の事態になっても対処できる体制づくりが重要だと思います。

 

核ミサイル保有を急ぐ北朝鮮や、尖閣奪取の意思を鮮明にする中国など、日本を取り巻く安全保障環境が著しく悪化しているのは、もはや誰の目にも明らかです。

 

今、福祉だとか教育手当だとかいうことよりも、国の防衛を固めないと、本当にこの国がなくなるかもしれないところに来ています。「中国による危機」と言っていますが、「日本は中国より北朝鮮に降服する可能性がある」ということを忘れてはなりません。

 

もう数年も時間を与えれば、核ミサイルを何百基も揃えることが可能となってきます。そうしたら、もう、もう、もう手の施しようはありません。10分で核ミサイルを日本の全都市に落とすことができるのです。アメリカが日本を護れない状態が、まもなく来ます。

 

このために、日本も「核装備」をいよいよ準備しなければならないのです。

 

---owari---

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヒラリー・クリントンの罪 | トップ | 中道 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治・経済」カテゴリの最新記事