人生というものを、素晴らしい発見の連続と捉えていくときに、
充実感があり、世の中がすべて光って見えるようになったときに、
あなたがたの人生は、
あなたがたの生涯は、
まったく素晴らしい一幅の絵ともなるであろう。
そういう一幅の絵ともなるべき生涯を送っているということが、
すなわち、また愛の生涯を送っているということでもあるのだ。
そう、この時代に、そのような素晴らしい生涯を生きている人が、
どれほど少ないことであるか。
あなたがたの多くは、
ミレーの「晩鐘」という絵を見たことがあるであろう。
あの黄金色の夕日のなかで働く人たちの幸福感を、
感じ取ることができたであろう。
そのように、一幅の絵ともなるべき愛の生涯を、
あなたがたは送らねばならないのだ。
そうした絵が、数多く、
この人類という名の美術館に掛かってゆくことこそが、
素晴らしいことであるのだ。
みずからの人生を美しきものとせよ。
みずからの人生を素晴らしき名画とせよ。
それもまた愛である。
世の中に、「生きていてよかった」と言えるような生涯を、
数多く、つくり出すことだ。
世界に六十億の人が住んでいても、
六十億人が、まったく同じ絵を描くことはない。
彼らの人生の絵柄は一人ひとり違う。
しかし、大事なことは、
数多くの絵が描かれるということではないのだ。
そのなかに、素晴らしい名作が描かれてゆくということなのだ。
あなたがたは、勇気を持って、
絵筆で、キャンパスに、みずからの人生を描き込んでゆきなさい。
「この時代に、こういう人生がありえた」ということを、
描き込んでゆきなさい。
美しいままに生涯を閉じてゆくことを、希望としなさい。
そして、愛の生涯を、人生の理想としなさい。
(仏法真理)
---owari---
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