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どんな挫折も「人生の実り」に変える“全天候型人生”の基本ルール(前編)

2024年01月11日 | 人生
(「この世に生まれてきた意味」を知ると、挫折の“積極的意味”も見えてくる)
この章では、「挫折に耐える力を」という題で、主として、人生の失敗や苦しみ、非運などに遭遇したときの心構えを説いていきます。

世の中には、こういう教えを求めている人は数多いのではないでしょうか。
何事であれ、人生において成功したり勝利したりすれば、もちろん、うれしいものですが、実際には、一生を通じて、成功し続けること、勝ち続けることは、なかなか、できることではありません。

実は、人生の問題に立ち向かう腕が上がってくると、それ相応に、難しい課題が出てくるものです。成功を続ける人は、より高い目標を持とうとしますし、勝負に勝つ人は、より強い相手を求めていきます。誰しも、進み続けるなかで、壁に当たることがあるのです。

挫折について考えるときに、まず知っておくべきことは、「挫折は単なる悪ではない」ということです。この世的、表面的に見たときには、「成功は善、失敗は悪」と考えられがちですが、深い真理の目から見たならば、必ずしもそうとは言い切れないところがあるのです。

以前、“失敗学”というものが流行ったことがありました。これは、同じ失敗を繰り返さないために、起こってしまった失敗の原因を明らかにするものです。「他の人は、どういうかたちで失敗しているのか」という事例を勉強すると、自分にとって参考になることがあるのです。同じような失敗パターンはいくらでもあるからです。

他の人がやって、うまくいかなかったやり方を研究すると、ある程度、それを避けることができますし、場合によっては、もう少し簡単に乗り越えることができます。あるいは、たとえ失敗したとしても、深刻に悩みすぎることなく、次の日からまた明るくスタートできることもあるのです。

失敗を「智慧」に変えていくという視点を見落としたならば、人生の意義というものは、かなり失われてしまいます。

宗教においては、そもそも、「この世は仮の世界である」と言われています。
「本当の世界は、あの世の世界であり、『この世に生きている』ということは、ふるさとを離れて外国旅行に来ているようなもので、一時期の旅なのだ。旅行の途中で、いろいろ失敗もするが、そこは、やはり本来の世界ではない。

人間の本質は肉体に宿った霊的存在であり、人間は魂の経験を積むために、この世に生まれてくる。失敗や挫折も、その経験のうちに入っているため、智慧として遺(のこ)るのだ」

みなさんは、「より実りの多い人生」を目指すべきです。「人生の実り」という観点から見たときには、成功体験も失敗体験も、そのなかから得るものが、たくさんあるのではないかと思います。

---owari---
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