光明思想と慎重さ

若い頃、

私もよく失敗しては、くよくよしてばかりいた。

心の傷は、じくじくとして、なかなか治らなかった。

そんな私も、

光明（こうみょう）系の思想に触れて、

自己暗示の力や、イメージングの力を学んだ。

積極的に生きることで、暗さを消せることも悟った。

しかし、問題はそこからだった。

「動機」は即、「結果」ではないのだ。

年商百億円の会社を目指さなければ、百億円の会社はできない。

しかし、目指しただけで、結果が出るわけではないのだ。

日々の努力や計画性、専門知識や責任感、

判断力やイノベーション力が要るのだ。

年商一億円企業には、十億円企業の壁。

十億円企業には、五十億円企業の壁。

そして次には、

百億円企業の壁へと続くのだ。

目標を実現するには、

手段と過程の正しさが必要なのだ。

美女と才女を同時に求めても、両立しないことも多く、

自分が落ちこぼれてしまうこともある。

光明思想には、

慎重さという名の智慧も必要なのだ。

---owari---