日本という国は非常に空気に支配されやすい国である。
何か一つ象徴的なことが起こるとそれに関わる人たちが、
すべて同じ方向に動いていく傾向があります。
日本人はまだ本当の意味での個人主義的な考え方ができないのだと思います。
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善悪を分けることは知恵の始まりです。
善悪を分ける力が弱いということは、欧米的にいうと知恵が弱いということに相当します。
物事のけじめをつけず、善悪をはっきりと判定しないでおくことは、
結局、知恵がないことと同じなのです。
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さまざまな学問や職業、経験、社会的事象の変化の中において、
何が真理であるのか、ということを常に自らに問わなければなりません。
そして、それは同時に何が正しいのかということを問いつづける人生でもあるわけです。
世の中にはいろいろな考え方が行動の仕方があります。
しかし、あなた方一人ひとりはその中から、いずれかのものを選び取らなければなりません。
その基準は、真理とは何であるか、何が正しいのか、ということです。
言葉を換えれば、正義とは何であるか、ということでもあります。
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この世のことについては、いろいろな意見があり、各説、各派が分かれて議論をし、民主主義的に多数決で決めていますが、霊的な面から見た場合には、
物事の善悪ははっきりしていて、迷いようがないのです。
本当の意味での正しさというものは、仏心の存在を前提とした正しさである。
その意味において、教科書には書かれていないものです。
---owari---
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