(第二章 恋愛をうつす鏡 ⑩)
もし相手が、あなたの何気ない言葉や行動にとてもがっかりし、混乱するのならば、あなたにかなりの期待があったことを示しています。理想や条件を相手に望み、それが整えば自分は満たされると思うことは、多くの人が陥っている錯覚の一つです。
そんなときは、期待通りに演じないことが、恋愛を長続きさせていくコツです。『相手の望みに応えないと嫌われるのでは?』と不安になるかもしれませんが、自分らしさを二の次にし、関係を持続させることに一生懸命になると、恋愛を楽しめなくなるばかりか、人そのものを愛せなくなる恐れがあるのです。
そもそも、相手に期待をするとき、人は自分の中に自由の欠乏を感じていて、その欠乏を相手に埋めてもらおうとしています。それは、接する人にとっては多大なエネルギーを注ぐこととなり、とても疲れるのです。疲れる恋愛は、遅かれ早かれ、別れが待っているものです。
大切なことは、一方ではなく、お互いが喜びに満たされることです。また、理想とは相手ではなく、自分自身の成長や志を通して叶えていくものです。その錯覚を、相手に気づいて貰いましょう。文句や批判を含めないで気持ちを伝えると、相手はあなたに自分勝手な理想を重ねていたことに気づくのです。
(平池来耶(ひらいけらや)著書「『運命の鏡』スピリチュアル・マスターが伝える魔法のメッセージ」から転載)
---owari---
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