(第二章 恋愛をうつす鏡 ⑨)
私たちは、人を助けるときとそうでないときがあります。相手を助け、支えるときとは、相手の成長の役に立つときです。そんなときは、すがすがしい開放感があります。また、相手もあなたの好意をありがたく受け取ってくれていることでしょう。しかし、もしあなたが、相手に否定的な扱いを受けていたり、支配されていたり、一方的な要求を突きつけられていたりするのなら、一歩下がって、二人の関係を見直してみるときです。
あなたが相手のためにと思って我慢していることは、相手の成長を阻(はば)んでいるかもしれません。あなたが相手の要求に応えれば応えるほど、相手の良くない面が強化されてしまうかもしれないのです。
自分の思い通りにしようとする人は、本当は、一人になるのが恐い人です。相手に自分のあり方を振り返る時間を与えてください。それは突き放すことではありません。愛が、自由で楽しいものということはあなたも知っていますよね。そのことを相手に思い出して貰うのです。あなたと同じように相手も、心の中では、いつも不機嫌な自分自身に不愉快さを感じています。
あなたが自分の境界線を大切にすれば、相手もそれに気づき、そして敬意を払ってくれます。あなたが自分を大切にすることで、本当の意味で、相手のことも大切にできるのです。
(平池来耶(ひらいけらや)著書「『運命の鏡』スピリチュアル・マスターが伝える魔法のメッセージ」から転載)
---owari---
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